春の陽気が窓から部屋に差し込んでくる午前7時。目覚めた俺は傍らの鞄を見て帽子が置いてあるのをチェックした。(よーし今日は蒼星石より早く起きてびっくりさせてやるか)そう企んだ俺は物音を立てないように、そっと蒼星石の鞄を開けてみる。中には幸せそうな顔で横になって寝ている俺のお人形。「ん・・」寝言かな?「マスター・・・ご飯できたから起きてよぉ・・・・ほら・・」俺は思わず吹き出しそうになった。夢の中で寝起きの悪い俺を起こそうとしているらしい。寝ながら微笑んでいるようなその寝顔が愛しくて、俺は恐る恐る顔を近づけて、その柔らかい頬にちゅっとキスをした。
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