「雪華綺晶の泣く頃に」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

雪華綺晶の泣く頃に」(2007/11/26 (月) 01:07:03) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

蒼「ご飯の用意が出来たよー」 マ「今日は…おっ、鍋か」 翠「特製キムチ鍋ですよぅ」 マ「これは美味そうだ…」 蒼「ご飯よそってくるね」 マ「いや、炊飯器を持ってこよう」 翠「早くしねーと、煮たぎっちまうですよ?」 マ「はーいはい」 ?「こん…ばんは」 マ「ん?」 蒼「薔薇水晶? どうしたの?」 翠「珍しい奴が来やがったですねぇ…」 薔「この前の…お礼です。これを…」 マ「これはまた…立派な白菜だ」 蒼「どうして白菜なんだい?」 薔「最近……お父様が『僕は農作業に目覚めたよ、薔薇水晶。アッハッハッハッハ』って」 翠「あー……自炊生活に目覚めたってやつですかねぇ」 蒼「…かなぁ?」 マ「まあ、ちょうど鍋作ってたし……ありがたいな。そうだ…薔薇水晶、君も食べてくかい?」 薔「えっ……そんな…」 蒼「おいでよ薔薇水晶。遠慮することなんかないよ?」 翠「そうですぅ。それに、お鍋は人数が多い方が楽しいのですぅ!」 薔「じゃ…じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます…」 マ「よしきた! じゃあ、この白菜刻んでこよう」 翠「翠星石は食器を持ってくるですぅ」 蒼「僕はマスターの手伝いをするよ」 薔「あの…私は何か…」 マ「薔薇水晶はお客様だから、ゆっくりしてていいよ」 蒼「そうそう。コタツにでも入って待ってて」 薔「は…はい」 全員「いただきまーす」 マ「おお…美味そう」 翠「お肉は早い者勝ちですぅ♪」 蒼「こら! ちゃんと野菜もとりなよ!」 翠「うぅ…手厳しい妹ですぅ…」 薔「はふ…はふ……おいしい」 マ「白菜がよく煮えて美味いぞ」 蒼「豆腐も…あつっ! …てへへ」 マ「大丈夫か?」 翠「蒼星石は猫舌なのですぅ」 薔「ふーっ…ふーっ……はい、お姉様」 蒼「へ!? あ…い、いいよ。大丈夫だから」 薔「……あーん」 蒼「…あーん」 マ「いつからあんなに仲良くなったんだ? あの2人」 翠「す、翠星石もあーんしてやるですぅ!! はい、あーん」 蒼「ちょっ…翠星石まで! もう……あーん」 マ「やれやれ、蒼星石はモテモテだなぁ」 蒼「もう! マスターったらぁ!!」 マ「ハハハ…おっと、もうそろそろ具を追加しなきゃな」 翠「結構早かったですねぇ…」 薔「本当…あんなにあったのに…」 マ「よし、しばらく蓋を閉じて…っと」 ?「お取り込み中、お邪魔するわよぉ」 マ「今度は水銀燈か」 翠「相変わらず暇な奴ですぅ」 水「『今度は』って何よぉ? そして、翠星石。私は暇じゃあないのよぉ?」 蒼「まあまあ、とりあえず水銀燈もこっちへきなよ」 マ「水銀燈も鍋食うか?」 水「い…いらなぁい。私は別にお腹すいてないしぃ…」 翠「乳酸菌たっぷり、キムチ鍋ですよ?」 水「うっ………ふん! 馬鹿らし…」グゥー 薔「……クス」 マ「はい、水銀燈の分のご飯」 蒼「それに、お箸とお椀ね」 水「……今のは、真紅には内緒にしてね?」 マ「大丈夫だから。ってか、メイメイか? あれ」 翠「何か鏡の前でダンボールみたいなの担いでますねぇ…」 マ「取ってくるわ」 薔「…素直が一番ですよ?」 水「……あなたに言われるとは思わなかったわぁ」 マ「開けていいのか?」 水「別にいいわぁ。途中で捕まえたから連れて来たのよぉ」 マ「さぁて、中身は何だろな……うおっ!?」 蒼「どうしたのマスター?」 翠「まさかヤクルトですか!」 薔「ケフィアかも…」 ?「んー! んー!」 マ「水銀燈…お前これ……誘拐だぞ?」 翠「何が入ってたんですかぁ…って!」 薔「白い…わ、私?」 蒼「雪華綺晶!?」 水「珍しいでしょう? ちょうどあなたの家の前にいたから捕まえちゃったぁ♪」 蒼「…お父様。長女は姉妹を誘拐する癖がついてしまいましたが、今日も僕は元気です」 翠「隙を見せられたら、翠星石達もお持ち帰りされてしまいそうですぅ…」 マ「まさか…水銀燈はアッチか?」 水「なっ……あなた達は揃いも揃って、何を…」 薔「そうですよ…皆さん」 水「薔薇水晶!? あなたは分かってくれるのねぇ?」 薔「ええ…私もチャンスさえあれば…」 蒼「…ふぇ?」 翠「だああああっ!! この翠星石、妹へ降りかかる災厄は全て払いのけてやるですぅ!」 水「普通に危ない奴がいたのねぇ…」 マ「大丈夫か?」 雪「は…はい…」 マ「そうか…こら、水銀燈! こんなに雪華綺晶が震えてるじゃないか!」 水「ちょっ…別に私のせいじゃないんじゃなぁい?」 蒼「……きっと寒いんだよ? ねぇ…雪華綺晶?」 雪「ひっ…ひいいっ!?」 薔「(何だろう…お姉様から凄まじい殺気が……)」 翠「おっ…な、鍋が煮えたみたいですよ!」 マ「(ナイス、翠星石!)」 水「も…もらってもいいのよねぇ? い、いっただきまぁす…あむ」 蒼「……どうしようかなぁ。ねぇ…雪華綺晶? どうされたい?」 雪「い、命だけは…命だけはぁ…」 翠「かなり頭に血が登ってるですぅ…」 水「相当に苛立ってるわねぇ……あら、この白菜おいしい」 薔「うちの…畑で採れたやつですよ」 マ「…あっちはそっとしておこうか」 薔「はい…」 翠「ですぅ…」 水「異議なしよぉ…」 蒼「身ぐるみ剥がして公衆便所にでも…」 雪「(た…助けてください! お願いします!)」 蒼「魔界村でもさせて、1日でクリア出来なかったら処刑とか…」 雪「(誰かぁ! お姉様助けてぇっ!)」 蒼「外の電灯に蜂蜜を塗りたくったままくくりつけるもいいね…フフフ」 雪「あぅ……あうう…」 マ「うわぁ…」 水「考えただけでぞぉっとするわぁ…」 翠「ひぃぃ…目がチャック・ウィルソンみたいになってるですぅ。あれは本気の時の目ですぅ」 薔「でも…あんな顔したお姉様も素敵……ハアハア」 翠「ダメですぅ…こいつ早く何とかしないと……」 おしまい。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: