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夏のある日の夕暮れ・・・マスターと僕達は、近くの清流のある所に来ていた。 翠「こんな所で、何をするつもりなのですぅ?」 蒼「日も暮れて来ましたよ・・・?」 マ「お前等に、いいものを見せてやろうと思ってな―」 蒼「いいもの?」 マ「その内分かる・・・お、来たようだな」 マスターの目線の先には、ジュン君と真紅・雛苺が映っていた。 真「こんな所に呼び出して、何のつもり?」 雛「おなかすいたのー」 ジ「お待たせしました」 マ「お疲れ。今日は絶好の日和だな」 ジ「ですね」 蒼「真紅、ジュン君から何か聞いてるかい?」 真「いえ、私達は何も聞いてないわ」 蒼「マスター達は何をしようとしてるんだろう・・・」 み「やっほー」 金「かしらー」 そこに、みっちゃんと金糸雀がやって来た。 マ「お疲れ様です」 み「絶好の天気ね―」 翠「一体何をしようとしてるですぅ」 マ「まぁ、日が完全に落ちるのを待てや」 雛「おなかすいたのー」 ジ「もう少し待ってろ雛苺」 そして、日も暮れて回りはごく近くの視界しか見えない状態になった・・・ マ「よし・・・もうすぐだぜ・・・」 蒼「もうすぐ?」 金「何が起こるのかし・・・ら・・・」 蒼・翠・真・雛・金「!!!」 川のほとりから、小さな光が上がった・・・ そして、それに呼応するかのように、あちこちで光が上がり、それはその一帯に光の帯を作り出した。 その光は、今まで殆ど見えなかった、そこに居る人やドール達の姿をはっきり映し出す程の光だった・・・ 蒼「綺麗・・・」 翠「す・・・すごいですぅ!」 真「美しいわ・・・」 雛「うわーきれいなのー」 金「すごいわ・・・神秘的なのかしら」 ドール達はその光に見入っていた・・・ マ「上手く行ったな」 ジ「ですね」 み「こんなホタルの大群、ここでしか見れないわよね」 蒼「マスター!この神秘的な光は・・・?」 蒼星石の目もらんらんと輝いていた・・・余程衝撃的だったらしい。 マ「ホタルの大群さ。これをみんなに見て欲しくてここに呼んだんだ」 蒼「こんな神秘的な光景が・・・」 マ「やっぱドールと言っても女の子だ。目の輝きが違うな」 蒼「えっ・・・」 蒼星石は驚き、顔を赤らめた。 み「ふふ、あなた中々のプレイボーイね」 マ「は!?」 み「女の子の口説き方、よく分かってるじゃない」 マ「いやいや、オレは相手が蒼星石だからこそ・・・!」 ジ「本音モロに出てますよ・・・」 マ「うぐ・・・」 み「やっぱりあなたは、蒼星石ちゃんにぞっこんね」 まばゆくばかりの光の中、ドール達はただその光に見入っていた・・・

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