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 周瑜のマスターとなった蒼星石は、周瑜の行軍に常に付き従った。
 最初は驚いていた群臣も、じきに普通に蒼星石を見るようになっていった。
 
 特に孫策は、周瑜との仲もあり、時に二人で話をする事もあった。
 
 孫策「蒼星石、俺はいずれこの江東だけでなく、中国全土を支配してみせる」
 蒼「しかし、それには多くの人の命が失われてしまいますね・・・」
 孫策「ああ、しかし今、漢の権威は地に堕ち、群雄が各地に散り、賊が暴れ、疫病が流行り、民の苦しみは想像に堪えないだろう」
 蒼「そうですね・・・」
 孫策「だから今必要なのは統一国家だ。俺はそれを作ってみせる」
 蒼「・・・」
 孫策「蒼星石、お前は周瑜を助け、守ってやってくれ」
 蒼「はい!」
 
 蒼星石は、周瑜と共に孫策の覇道を助けた。
 また、周瑜からも音楽や学問を教わったりもし、慌しいながらも幸せな日常を送っていた・・・
 
 しかし、事態は急変した。
 孫策が、かつて滅ぼした太守の食客に襲われ、暗殺されてしまったのだ。
 
 周瑜「孫策が・・・死んだ・・・」
 蒼「あの方が・・・」
 周瑜「だが悲しんではいられない。私は孫策の弟君を補佐し、孫策の遺志を叶えてみせる!」
 蒼「マスター・・・」
 
 周瑜は孫策の弟、孫権を補佐し、よく呉を守った。
 そんな折だった・・・
 
 ある日、孫権の元に一人の若者が仕官した。
 
 陸遜 伯元・・・元々孫策によって盧江を追い出された陸氏の一族だが、その孫策の死後、孫権に仕える事となった。
 周瑜は、この若者の才を見抜き、酒の席へ誘った。
 
 周瑜「よく来てくれた、さぁ飲んでくれ」
 陸遜「ありがとうございます。では遠慮なく・・・」
 
 陸遜が杯を口に寄せた時に、指に指輪があるのが見えた。
 
 周瑜「その指輪は・・・」
 陸遜「ああ、これはですね・・・」
 
 すると、懐から何かが顔を覗かせた。
 それは・・・蒼星石と同じ、人形だった。
 
 陸遜「この子は翠星石。にわかにはこの姿を信じれないかも知れませんが・・・」
 翠「こ・・・こいつは何者ですぅ・・・?」
 陸遜「この子は人見知りが激しいんですよ」
 周瑜「ほほう・・・」
 
 周瑜はニヤリと笑った。
 
 陸遜「意外ですね、普通の人はまず腰を抜かすのですが」
 周瑜「いや、きっと腰を抜かすのは君の方だ」
 陸遜「え?」
 周瑜「おいで、蒼星石」
 翠「!! 今何て言いやがったですぅ!?」
 
 翠星石が茶を持って、その場に来た。
 
 蒼「呼びましたか?マス・・・タ・・・」
 翠「そ・・・蒼星石!!」
 蒼「翠星石・・・!?」
 
 翠「うわあぁぁぁん翠星石ですぅ!!」
 蒼「翠星石!!君もこの時代に!!」
 
 二人は笑顔で抱き合った。
 
 翠「まさか同じ時代に目覚めれるなんて、嬉しいですぅ!」
 蒼「しかも同じ人に仕えてる人同士がマスターだなんて・・・僕達ずっと一緒に居れるんだね!!」
 翠「翠星石と蒼星石は、ずっと一緒ですぅ!」
 
 周瑜「こういう事さ」
 陸遜「驚きました・・・まさか提督殿が翠星石の双子の子のマスターだったなんて」
 周瑜「私もびっくりしたよ」
 陸遜「嬉しそうだね、翠星石」
 
 翠「嬉しいですぅ!」
 蒼「僕もです!」
 
 周瑜「再会を喜ぶのはその辺にして・・・」
 
 
 周瑜「私と陸遜の頭に突き刺さっている湯呑みをまず何とかしような・・・」
 
 周瑜は笑いながらも目が怒っている・・・
 
 蒼「あ!ご・・・ごめんなさい!!」
 陸遜「・・・苦労してるんですね」
 周瑜「・・・私より、小喬の方が苦労してるよ」
 
 これを機に、周瑜と陸遜の交遊が多くなった。
 もちろん、それを一番喜んでいるのは翠星石と蒼星石だが。
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