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おれはぱらでぃん」(2007/07/21 (土) 00:54:34) の最新版変更点

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まずドラクエ6を知らない方のための補足 アモス→モンストルという町のイベントで仲間になるナイスガイ 人によっては仲間にしない、わざとイベントで存在を消す、装備品だけパクってルイーダ行き(仲間から外す)となかなかのいじられキャラ キラーマジンガ→強い、かっこいい デーモンキング→スライム格闘城の鬼 パラディン→職業の一種 、仲間の補助系呪文やとくぎを取得できる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「アモスさん、真空波だ!!」 「はい!」 私が手の平を相手に差し向けると、先から真空の渦が巻き起こる。それは対峙していた敵達を包み込み瞬時に引き裂いた。この技が使えるのは私だけ、そう、私の職業は「パラディン」 「ひゅー、いつ見てもすげえや!」 戦闘後のチヤホヤは、とても気持ちのいい物だった。 「これからも期待してるぞ、アモス」 仲間からの期待の声は私を奮い立たせた。私もそれに応えようと仲間の為命を賭けて戦って来た。 パラディン。武道家と僧侶を極めた者のみがなれる職業。別名戦う聖職者。己の身を犠牲にしても仲間を護る 私はこの職業にある種の使命を受けたような気がした。ある時は敵を打ち、ある時は味方を癒す。そんな聖母マリアのような役割を今まで果たして来た。 そしてこれからも、私はマリアでいられるハズだった。なのに 主人公「アモス、すまないがルイーダに行ってくれないか」 彼の後ろに見える大きなドラゴン。ソイツは本来敵であるバトルレックスだった。私の変りにパーティに加わるらしい。 私はルーラでダーマ神殿に送られた後、飛び去る彼らをただ見送った。世話になった装備と共に。二人になった 今日も私は炎の剣を壁に立て掛けると、ひたすら酒を呷った。燃え盛る炎は悲しく揺らめき、精霊の鎧は寂しい光沢を放った。 敵の攻撃を防ぎたいと喚くプラチナシールドは、空しく床に突っ伏している。今の私に、かつての闘志はない。あるのは過去の栄光にすがる無様な私の影だけだ。 そんな戦士崩れにかかる優しい声。空のグラスを差し出すと、それを酒で満たしてくれる青い奴。 「マスター、もう今日はこの辺に・・・」 「・・・」 酒は飲まなかった、否、飲めなかった。その私が酒を飲んでいる。モンストルからの付き合いの蒼星石は今、何を考えながら酌をしているのだろうか。知る由はない。私を除き込む心配そうな顔に、私は語りかけた。 「お前は、今の私をどう思う」 「・・・マスターはマスターです。ボクには何とも言えないよ」 「あの日・・・」 今でもありありと浮かんで来る。紫の体躯をした巨大な怪物。私はそいつに立ち向かい、そして倒した。一夜にして「英雄アモス」の誕生だ。 英雄と奉られる気分は少しこそばゆかった。だが悪い気はしなかった。 今思えば、私はあのまま小さな町の英雄でいれば良かったのかもしれない。そうすれば。 「なぁ、この英雄崩れはこれからどうしたらいい?」 「・・・ボクには分からないです」 そう言うと、蒼星石は私から離れていった。走って酒場を出て行く蒼星石が見えなくなると、私と意識はまどろみの中に落ちていった。 私は、ついに見捨てられたのか。それも構わないか。もういっその事、このまま肉体を捨てて夢の世界の住人になろうか? どれだけ時間が経っただろうか。誰かが私を起こそうと私の体を揺らす。体を起こすと、蒼星石がいた。私を見捨てたのではなかったのか。何か様子がおかしい。慌てている。 「マスター!大変だよ。敵がダーマ神殿を遅いに来たんだ!!」 「敵・・・?」 酒場を出る。私の目に移った光景は、転がる死体と、今まさに命を奪われている最中の神父だった。アイツは、戦った覚えがある。・・・キラーマジンガだ。 冷酷な殺人マシーンは、既に私と蒼星石以外を血の海に溺れさせていた。そしてもう一つ、何者かの気配を感じた。鋭い牙に紫の体躯、デーモンキングだ。 「ピ・・・」 「残るは貴様らだけだ。お前らを殺せば任務も終わりだ」 キラーマジンガは以前かなり苦戦した覚えがある。さらにコイツの力は未知数だ。 「ピ!」 突如腕を上げ襲いかかってきたキラーマジンガの攻撃をプラチナシールドで防ぐ。なんて力だ。こんなのを一人で相手にする?無理だ。今の私には・・・ 「マスター!」 「大丈夫だ・・・」 横で見ていたデーモンキングが突如笑い出した。 「なかなかいい装備だと思いきや、とんだハッタリだな。後は私がやるからお前は帰っていいぞ」 ナメられている。だがこれで一対一になった。これならば。 「来い、戦士風情。私が仕留めてやる」 炎の剣がメラメラと燃え盛る。まるで戦いたがっているかのように。鋭い輝きを放つ精霊の鎧は、まるであの時の私のようだ。 私は、私を取り戻した。私はパラディンのアモス。今一度戦おう。 「行くぞ!」 久しく振られなかった剣は、噛み付くように不気味な構えのデーモンキングに斬りかかる。鋭利な刃は奴を二つに切り裂くハズだった。 バキン 炎の猛獣は無様に宙を舞い、地に刺さった。私の手には折れた炎の剣が握られていた。 「なっ・・・」 「所詮人間などその程度よ。」 丸太のような腕が振り下ろされる。それを防いだプラチナシールドは私の手から吹っ飛んだ。私は丸腰になった。 「うっ・・・」 駄目だ。感覚が鈍っている。それに今の破壊力、尋常では無い。恐らくキラーマジンガと同等、あるいはそれ以上だ。蒼星石は何処だ・・・ 「はっ!!」 武器は失った。だが私には武術の心得がある。ハッサン直伝の正拳突きを放つ。以下に堅い相手でもこれにかかればタダでは済まない。これならどうだ・・・ パシッ! 「おっと!」 受け止められた。いとも簡単に。そのままギリギリと万力の如く力で拳を締められる。たまらず声が出てしまう。 「~~~~~っ!!」 「たかだかレベル25程度で私に挑んだ度胸は認めよう。だがここまでだ」 私は死ぬのか・・・私は・・・ 奴の頭上に巨大な火の玉が渦巻く。そして今まさに振り下ろされようとし時 「むッ!さみだれ剣!!」 「蒼星石!!」 「マスター!!ボクが注意を引きつけるからその隙にグランドクロスを!!」 ハサミを持ち奴に対峙する蒼星石。しかしグランドクロス。一体どれ程の技なのだろう。使った事が無いので分からないが、今はそれに賭けるしかない! 「てやぁっ!」 「おのれ!魔神斬りとは小癪な!!」 そうせいせいは流し目をおくった!! デーモンキングはもえている!! デーモンキングは我に帰った! そうせいせきのまわしげり! デーモンキングはヒラリとかわした そうせいせきの甘い息! デーモンキングは必死に吸い込んでいる! デーモンキングはいい夢を見ているようだ・・・ 「マスター!今だ」 「ああ!」 アモスはしんくうでじゅうじをきった! しんくうのやいばが敵を襲う! 「アッー!!」 デーモンキングを倒した!! 蒼「やった!マスター・・・倒したよ!」 ア「ありがとう蒼星石。お前のお陰だよ」 蒼「そんな事ない・・・そうだ、さっきのマスターの質問だけど・・・」 ア「どうしたらいいかの奴か」 蒼「その、マスターはパラディンだったよね?だったら・・・」 ア「だったら?」 蒼「ボ、ボクだけを守ってくれるパラディンになってくれないかな・・・?」 そうせいせきはアモスに流し目を送った! アモスはイッた!! そして私は新たなパラディンの道を進む事にした。 fin おまけ アモス 武道家、僧侶熟練度8 パラディン8 蒼星石 戦士、武道家、魔物使い、遊び人、魔法使い熟練度8 バトルマスター、魔法戦士8 編集者 変態勇者

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