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「蒼星石のどこでもドア」(2007/06/16 (土) 22:25:37) の最新版変更点
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蒼「ねぇ、マスター。」
蒼星石が俺に話しかけてきた。
その表情はニコニコしている。
俺「どうした?蒼。」
蒼「僕はね、実はここにポケットがあるんだ。」
蒼星石は下腹部を触りながら言う。
うーむ。どういう意味だ?
俺「ポケットねぇ・・・それがどうしたんだ?」
蒼「このポケットからはね、色々なものが出せるんだよ。」
色々なもの・・・?・・・何だ?
蒼「何を出せるかっていうとね。」
俺「な・・・何?」
蒼「どこでもドアー!・・・僕バージョンだけどね。」
蒼星石が丁度半円の形をしているポケットから取り出したのは、あの伝説のネコ型ロボットの四次元道具ではないか。ただし、蒼色のだが。
俺「ちょっと開けてみてもいいか?」
蒼「うん、いいよ。」
俺は行きたい場所を思い浮かべながら、ゆっくりとドアを開けた。
俺「!!!!!うはwwwww」
俺の行きたかったドイツの風景が広がった。これはまさしく四次元道具・・・
入ってみようと足を踏み入れた。
―その瞬間、俺は落下した。
俺「う・・・うーん・・・ハッ」
目を覚ますと、そこはnのフィールドだった。ドイツの風景が広がっている。
蒼「どう?驚いた?」
俺「驚いたも何も・・・」
言い終わらないうちに蒼星石が言った。
蒼「僕、マスターのパソコンを見たんだ。」
ま・・・まさか2chのアレを・・・?マ・・・マズイ!
だが、違った。
蒼「なんかね、丸い頭で猫みたいなロボットのページが表示されて、その下に『四次元道具:どこでもドア』って書いてあったんだ。それの説明を見て、この仕組みを思いついたんだよ。」
俺「どんな仕組みなんだ・・・?」
蒼「あれ、わからなかった?あのどこでもドアはね、枠だけ作ったんだ。ドアの部分は鏡なんだよ。nのフィールドに繋がってる鏡。」
そうなのか・・・と納得した俺。
俺「それにしても手間かかったろ?」
蒼「それはね。だけど、マスターをビックリさせたくて、一所懸命作ったんだ。」
俺「そうか(*´∇`*)とっても嬉しいぞ、俺は。ありがとう、蒼星石。だけど、幾つか不可解な点がある。その話は今度聞かせてもらうからな。」
蒼「うん、わかった。今度、説明するね。」
俺「ああ。」
『蒼星石のどこでもドア』END
幾つか不可解な点がありますが、それはご想像にお任せします。
気がむいたら、別の道具でお話を書くつもりです。