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槐「それでは片付けも終わったし我々も失礼するよ。」  マ「手伝っていただきありがとうございました。おかげでかなり助かりました。」  槐「まあ陶器の取り扱いなら専門分野だからな。では楽しい時間をありがとう。受け取りたまえ!!」  マ「これは・・・人形用のアクセサリー!ありがとうございます。」  槐「なーに、ほんの気持ちだ。そこにいる君のドールにつけてやるがいいさ。さあばらしー帰ろうか。」  薔「今日は・・・楽しかったです・・・私も出来れば・・・お礼をしたかったのですが・・・。」  マ「うれしい事を言ってくれるね、ばらしーが楽しかったならそれだけでいいよ。」  薔「あなたは・・・どことなくお父様に似ている・・・。」  蒼「・・・僕のマスターを誉めてくれてるんだよね?」  槐「どういう意味だ!」  薔「無理もありませんが・・・誉めています・・・。    あなたは・・・人間でも・・・薔薇乙女のどちらでもない私に対しても・・・距離を置くことなく接してくれる・・・。    一緒にいると・・・どこか安らぐ。」  マ「ありがとう、ばらしー。」  薔「こちらこそ・・・うまく気持ちを表現できませんが・・・・・・感謝しています・・・。    ごめんなさい・・・こんな時・・・どんな顔をしていいか分かりません・・・。」  マ「じゃあさ、またおいでよ。」  薔「・・・え?」  マ「また今日みたいにみんなと過ごすうちにきっと君なりの答えが見つかるさ。    それに次に何かやる時はお客様じゃ無くってさ、姉妹・・・じゃなくっても親戚みたいな感じを目指そうね。    それこそみんなからもばらしーって呼んでもらえる位に打ち解けちゃってさ。」  薔「・・・はい・・・・・・がんばります。」  マ「うん、その意気。僕も出来る限りお手伝いするからね。」  槐「さてと、そろそろおいとまするよ。本当に感謝している。」  マ「さようなら。」  蒼「これで今生のお別れかもしれませんね。」  薔「さようなら・・・。」  マ「うん、じゃあまたね。次に会うのを楽しみにしてるからね。」  蒼「バイバイ。今日はいろいろとごめん、薔薇水しょ・・・ばらしー。」  薔「いえ・・・こちらこそご厄介になりました・・・蒼星石・・・。」  蒼「えへへ・・・。」  薔「ふふ・・・。」   今度こそ心からの笑顔が交わされる。  槐「微妙に温度差を感じる・・・。」  槐「今日は楽しかったかい、ばらしー?」   帰り道、槐が微笑みながら腕の中の薔薇水晶に話しかけた。  薔「楽しかったです・・・でも・・・さびしくもあるような・・・切ないような・・・不思議な気分です。」  槐「ばらしーは本当に繊細なんだな・・・まあ、またいつかああやって大勢で過ごせるさ。」  薔「はい・・・。」  槐「そうだ、ひらめいたぞ!ばらしーメイデンを作ればばらしーも寂しくないぞ!!」  薔「お父様・・・・・・それ・・・いろいろと違います。」  槐「駄目だー!ばらしー並の存在なんて奇跡が起きても作れっこない!!」  薔「だから・・・要りません。」   一人でわめいている槐に抱かれたままの薔薇水晶が今来た方を振り向いた。  薔「・・・・・・また・・・いつか。」  マ「蒼星石、もらったアクセサリーつけてみてよ。」  蒼「やだよ、恥ずかしいもの。」  マ「何が恥ずかしいのさ?」  蒼「だって・・・そんなのつけたって・・・変だよ。」  マ「そうかな?・・・そうかもね。」  蒼「やっぱり・・・マスターもそう思うよね。」  マ「どう見てもこれ、薔薇水晶につけること前提のデザインだしね。」   マスターが『槐』という漢字を元にデザインされたアクセサリーを再びしまう。  マ「やっぱこういうのは貰い物じゃ駄目だね。」  蒼「それはどうするの?」  マ「今度ばらしーにあげるよ。そのために作られたんだろうし。」  蒼「彼女にあげちゃうんだ。」  マ「まあ一応ね。気に入ってもらえるかは分からないけれど。」  蒼「かなり独創的に過ぎるデザインだもんね。」  マ「蒼星石にはちゃんと自分で選んだ物をプレゼントするから期待しててね。」  蒼「せっかくだけど・・・どうせそれも僕なんかじゃ似合わないよ。」  マ「絶対に似合うさ!世界で誰よりも蒼星石の事を想っている男が選ぶんだもの、似合わないはずがない。」  蒼「お、大げさだなあ!でもちょっとだけ・・・楽しみにしておくからね。」   -ほんの数日後-  マ「蒼ー星ー石ーーー!!」  蒼「そんな魔神英雄伝みたいな呼び方してどうしたの?」   玄関先に蒼星石が駆けつけた。  蒼「それってゴムマリ?」  マ「キャベツ・・・しこたま貰ってきちゃった。」  蒼「そんなに沢山どうするのさ!」   持っていたバッグにこれでもかと言うほどキャベツが詰め込まれていた。  マ「そうだ!皆でお好み焼きを作ろう。」  蒼「みんなでお好み焼き、ねえ・・・。」  マ「そうそう、みんなでまた楽しくやろうよ。今度はちゃんとばらしー達にも声をかけてさ。」  蒼「やれやれ、本当に困ったマスターだ。まあみんなに声をかけるのは任せてよ。」  マ「わーい、ありがとう!楽しみだなー。」   それを聞いたマスターが台所でうれしそうにキャベツを整理する。   蒼星石もにこやかに微笑みながらそれを手伝った。
槐「それでは片付けも終わったし我々も失礼するよ。」  マ「手伝っていただきありがとうございました。おかげでかなり助かりました。」  槐「まあ陶器の取り扱いなら専門分野だからな。では楽しい時間をありがとう。受け取りたまえ!!」  マ「これは・・・人形用のアクセサリー!ありがとうございます。」  槐「なーに、ほんの気持ちだ。そこにいる君のドールにつけてやるがいいさ。さあばらしー帰ろうか。」  薔「今日は・・・楽しかったです・・・私も出来れば・・・お礼をしたかったのですが・・・。」  マ「うれしい事を言ってくれるね、ばらしーが楽しかったならそれだけでいいよ。」  薔「あなたは・・・どことなくお父様に似ている・・・。」  蒼「・・・僕のマスターを誉めてくれてるんだよね?」  槐「どういう意味だ!」  薔「無理もありませんが・・・誉めています・・・。    あなたは・・・人間でも・・・薔薇乙女のどちらでもない私に対しても・・・距離を置くことなく接してくれる・・・。    一緒にいると・・・どこか安らぐ。」  マ「ありがとう、ばらしー。」  薔「こちらこそ・・・うまく気持ちを表現できませんが・・・・・・感謝しています・・・。    ごめんなさい・・・こんな時・・・どんな顔をしていいか分かりません・・・。」  マ「じゃあさ、またおいでよ。」  薔「・・・え?」  マ「また今日みたいにみんなと過ごすうちにきっと君なりの答えが見つかるさ。    それに次に何かやる時はお客様じゃ無くってさ、姉妹・・・じゃなくっても親戚みたいな感じを目指そうね。    それこそみんなからもばらしーって呼んでもらえる位に打ち解けちゃってさ。」  薔「・・・はい・・・・・・がんばります。」  マ「うん、その意気。僕も出来る限りお手伝いするからね。」  槐「さてと、そろそろおいとまするよ。本当に感謝している。」  マ「さようなら。」  蒼「これで今生のお別れかもしれませんね。」  薔「さようなら・・・。」  マ「うん、じゃあまたね。次に会うのを楽しみにしてるからね。」  蒼「バイバイ。今日はいろいろとごめん、薔薇水しょ・・・ばらしー。」  薔「いえ・・・こちらこそご厄介になりました・・・蒼星石・・・。」  蒼「えへへ・・・。」  薔「ふふ・・・。」   今度こそ心からの笑顔が交わされる。  槐「微妙に温度差を感じる・・・。」  槐「今日は楽しかったかい、ばらしー?」   帰り道、槐が微笑みながら腕の中の薔薇水晶に話しかけた。  薔「楽しかったです・・・でも・・・さびしくもあるような・・・切ないような・・・不思議な気分です。」  槐「ばらしーは本当に繊細なんだな・・・まあ、またいつかああやって大勢で過ごせるさ。」  薔「はい・・・。」  槐「そうだ、ひらめいたぞ!ばらしーメイデンを作ればばらしーも寂しくないぞ!!」  薔「お父様・・・・・・それ・・・いろいろと違います。」  槐「駄目だー!ばらしー並の存在なんて奇跡が起きても作れっこない!!」  薔「だから・・・要りません。」   一人でわめいている槐に抱かれたままの薔薇水晶が今来た方を振り向いた。  薔「・・・・・・また・・・いつか。」  マ「蒼星石、もらったアクセサリーつけてみてよ。」  蒼「やだよ、恥ずかしいもの。」  マ「何が恥ずかしいのさ?」  蒼「だって・・・そんなのつけたって・・・変だよ。」  マ「そうかな?・・・そうかもね。」  蒼「やっぱり・・・マスターもそう思うよね。」  マ「どう見てもこれ、薔薇水晶につけること前提のデザインだしね。」   マスターが『槐』という漢字を元にデザインされたアクセサリーを再びしまう。  マ「やっぱこういうのは貰い物じゃ駄目だね。」  蒼「それはどうするの?」  マ「今度ばらしーにあげるよ。そのために作られたんだろうし。」  蒼「彼女にあげちゃうんだ。」  マ「まあ一応ね。気に入ってもらえるかは分からないけれど。」  蒼「かなり独創的に過ぎるデザインだもんね。」  マ「蒼星石にはちゃんと自分で選んだ物をプレゼントするから期待しててね。」  蒼「せっかくだけど・・・どうせそれも僕なんかじゃ似合わないよ。」  マ「絶対に似合うさ!世界で誰よりも蒼星石の事を想っている男が選ぶんだもの、似合わないはずがない。」  蒼「お、大げさだなあ!でもちょっとだけ・・・楽しみにしておくからね。」   -ほんの数日後-  マ「蒼ー星ー石ーーー!!」  蒼「そんな魔神英雄伝みたいな呼び方してどうしたの?」   玄関先に蒼星石が駆けつけた。  蒼「それってゴムマリ?」  マ「キャベツ・・・しこたま貰ってきちゃった。」  蒼「そんなに沢山どうするのさ!」   持っていたバッグにこれでもかと言うほどキャベツが詰め込まれていた。  マ「そうだ!皆でお好み焼きを作ろう。」  蒼「みんなでお好み焼き、ねえ・・・。」  マ「そうそう、みんなでまた楽しくやろうよ。今度はちゃんとばらしー達にも声をかけてさ。」  蒼「やれやれ、本当に困ったマスターだ。まあみんなに声をかけるのは任せてよ。」  マ「わーい、ありがとう!楽しみだなー。」   それを聞いたマスターが台所でうれしそうにキャベツを整理する。   蒼星石もにこやかに微笑みながらそれを手伝った。 [[前へ>鍋大会@薔薇乙女~その13]]

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