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マ「さーてと、ダシもとった、お肉も煮始めた、お次はお米をといで・・・」  蒼「マスター。」  マ「ん。蒼星石どうしたの?」  蒼「あのさ、みんなでご飯を食べるんなら炊かなきゃ足りないよね。」  マ「そうだよね。今から炊こうと思ってたんだ。」  蒼「それさ、僕らがやるよ。」  マ「いいって、いいって。ついでもあるしさ。」  蒼「でもうちはマスター達の倍の人数だし、マスターの負担を少しでも減らしたいんだ。」  マ「えーっと・・・。」  蒼「僕じゃ駄目?頼りなくって任せられない?」  マ「いや、そんな訳ないけど。・・・じゃあお任せしたよ。頼むね。」  蒼「うん!」   蒼星石が嬉しそうに去っていった。  マ「さてと、蒼星石のおかげで仕事が一つ減ったしその分肉団子でも作るかな。」   生地をこねていたところ肩をちょんちょんとつっつかれた。  マ「はい、なんでしょうか?」  槐「僕は何をすればいい?」  マ「じゃあこれでアクを引いてください。」  槐「すくえばいいんだな?よーし、任せろ!」    ぴちゃ・・・  ぴちゃ・・・  ぴちゃ・・・  マ「面倒かもしれませんが一回ごとに弱火にしてお玉や網もすすいでください。」  槐「うむ、心得たぞ!!」    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・  槐「地味だーー!!!」  マ「別にいいでしょう。そういうのが積み重なって味に圧倒的な違いを生むんですよ。」  槐「だがあまりにも退屈すぎるぞ。」  マ「人形職人さんのお仕事も似たようなもんじゃないんですか?」  槐「だからこそこんな時ぐらい見せ場が欲しい!そしてばらしーに誉められたい!!」  薔「お父様・・・」  槐「ん、なんだいばらしー?僕の活躍を見たいならもう少し待っててくれ。」  薔「わがまま・・・ダメ・・・。」  槐「僕に任せろ!このアクを全部取ったらばらしーと結婚するんだ!!」  マ「分かりました。じゃあ引き続きお願いしますね。」  薔「お父様・・・・・・死んでは・・・だめ。」   薔薇水晶の励ましにより槐がアク取りに精を出している。  薔「それで私は・・・何を・・・。」  マ「ばらしーには大根や人参の下ごしらえを頼むね。茹でてくれてもいいけど電子レンジを使えば早いよ。    それが終わったら一緒に肉団子を作ろうか。」  薔「分かりました・・・。」   薔薇水晶が電子レンジの方へと向かう。  翠「やりましたよ。これであいつらレンジの爆発で再起不能・リタイアですよ!」  蒼「それは無いと思うよ。」  金「そんなの卵でもチンするお馬鹿さんだけよ。」  翠「言ったのはこの口ですかぁー!!」  金「い、いひゃいかしら!いひゃいかしら!なんですいへーへきがおこるのかしらー!!」  雛「カナってば思っていたよりも遥かに物知りなのー。」  真「こっちの方はどうなってるの?」  蒼「今昆布と鰹節でだしをとってるところ。あと並行してお野菜の下茹でもしてる。」  銀「そんなにチンタラしてて間に合うの?もう時間が残り少ないわよぉ。さっき使ってただし汁はどうしたの?」  蒼「もう・・・だし汁も化学調味料も無いんだよ!」  銀「な、なんかやさぐれてなぁい?」  蒼「冗談だよ。さっきマスターが言ったのと一緒さ。こういった小さなこだわりから決定的な味の違いが生まれるんだ。」  翠「そこまでこだわらなくても普通に食べられりゃ平気ですよ。」  蒼「駄目だよ。薔薇水晶達のより圧倒的に美味しいのを作って目を覚まさせてやらなきゃね。ふふふ・・・。」  銀「それなのにご飯炊きを引き受ける辺りがあんたっていい子ちゃんよねぇ。」  蒼「ふうん、言ってくれるねえ。」  銀「な、何よ!言い方はあれだったかもしれないけれど誉めてあげたんじゃないのぉ。」  雛「水銀燈おびえすぎなの。」  蒼「ふっ、いい子だなんてとんでもない。これは策だよ。」  金「策?」  蒼「マスターの無駄を嫌う性格、相手の好意を無碍に出来ない性格、そういうところを突かせてもらった。    そして完成までの少ない残り時間・・・これで薔薇水晶の鍋に確実に勝てる!」  翠「な、なんか気合が入りすぎて怖いですよ?」  真「もう私達の出る幕は無いようね。」  銀「確かに足引っ張ったらなんか怖そうよね。」  金「カナがウノ持ってるわよ?」  雛「やるのー!」  真「たまにはいいわね。」  銀「勝つのは私よぉ。」  翠「みんな薄情ですね。翠星石は蒼星石の手伝いに最後まで残るですよ。」  蒼「金糸雀!」  金「は、はいかしら!」  翠「ほれ見ろ怒られたですぅ。ざまー見ろです。」  蒼「翠星石の分もカードを配っておいて。」  翠「そ、蒼星石!?」  蒼「僕一人で十分だよ・・・だから君はみんなと遊んでなよ、ね?」  翠「蒼星石は翠星石のことがお邪魔なのですか!?」  蒼「違う!これは僕一人で勝たなきゃ意味の無い戦いなんだ。」  翠「蒼星石・・・分かりました。離れていても応援してますからね。」  金「五人分配ったわよ。」  翠「翠星石がこれ取ったです!」   翠星石がカードに飛びつく。  銀「ちょっと、それ私が目をつけてたのよ。」  翠「へっへーん、早い者勝ちですぅ。」  真「じゃあルールはアリアリでいいわね。」  雛「どーんといってみよーなのー!」
マ「さーてと、ダシもとった、お肉も煮始めた、お次はお米をといで・・・」  蒼「マスター。」  マ「ん。蒼星石どうしたの?」  蒼「あのさ、みんなでご飯を食べるんなら炊かなきゃ足りないよね。」  マ「そうだよね。今から炊こうと思ってたんだ。」  蒼「それさ、僕らがやるよ。」  マ「いいって、いいって。ついでもあるしさ。」  蒼「でもうちはマスター達の倍の人数だし、マスターの負担を少しでも減らしたいんだ。」  マ「えーっと・・・。」  蒼「僕じゃ駄目?頼りなくって任せられない?」  マ「いや、そんな訳ないけど。・・・じゃあお任せしたよ。頼むね。」  蒼「うん!」   蒼星石が嬉しそうに去っていった。  マ「さてと、蒼星石のおかげで仕事が一つ減ったしその分肉団子でも作るかな。」   生地をこねていたところ肩をちょんちょんとつっつかれた。  マ「はい、なんでしょうか?」  槐「僕は何をすればいい?」  マ「じゃあこれでアクを引いてください。」  槐「すくえばいいんだな?よーし、任せろ!」    ぴちゃ・・・  ぴちゃ・・・  ぴちゃ・・・  マ「面倒かもしれませんが一回ごとに弱火にしてお玉や網もすすいでください。」  槐「うむ、心得たぞ!!」    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・    ぴちゃ・・・   ちゃぷ・・・  槐「地味だーー!!!」  マ「別にいいでしょう。そういうのが積み重なって味に圧倒的な違いを生むんですよ。」  槐「だがあまりにも退屈すぎるぞ。」  マ「人形職人さんのお仕事も似たようなもんじゃないんですか?」  槐「だからこそこんな時ぐらい見せ場が欲しい!そしてばらしーに誉められたい!!」  薔「お父様・・・」  槐「ん、なんだいばらしー?僕の活躍を見たいならもう少し待っててくれ。」  薔「わがまま・・・ダメ・・・。」  槐「僕に任せろ!このアクを全部取ったらばらしーと結婚するんだ!!」  マ「分かりました。じゃあ引き続きお願いしますね。」  薔「お父様・・・・・・死んでは・・・だめ。」   薔薇水晶の励ましにより槐がアク取りに精を出している。  薔「それで私は・・・何を・・・。」  マ「ばらしーには大根や人参の下ごしらえを頼むね。茹でてくれてもいいけど電子レンジを使えば早いよ。    それが終わったら一緒に肉団子を作ろうか。」  薔「分かりました・・・。」   薔薇水晶が電子レンジの方へと向かう。  翠「やりましたよ。これであいつらレンジの爆発で再起不能・リタイアですよ!」  蒼「それは無いと思うよ。」  金「そんなの卵でもチンするお馬鹿さんだけよ。」  翠「言ったのはこの口ですかぁー!!」  金「い、いひゃいかしら!いひゃいかしら!なんですいへーへきがおこるのかしらー!!」  雛「カナってば思っていたよりも遥かに物知りなのー。」  真「こっちの方はどうなってるの?」  蒼「今昆布と鰹節でだしをとってるところ。あと並行してお野菜の下茹でもしてる。」  銀「そんなにチンタラしてて間に合うの?もう時間が残り少ないわよぉ。さっき使ってただし汁はどうしたの?」  蒼「もう・・・だし汁も化学調味料も無いんだよ!」  銀「な、なんかやさぐれてなぁい?」  蒼「冗談だよ。さっきマスターが言ったのと一緒さ。こういった小さなこだわりから決定的な味の違いが生まれるんだ。」  翠「そこまでこだわらなくても普通に食べられりゃ平気ですよ。」  蒼「駄目だよ。薔薇水晶達のより圧倒的に美味しいのを作って目を覚まさせてやらなきゃね。ふふふ・・・。」  銀「それなのにご飯炊きを引き受ける辺りがあんたっていい子ちゃんよねぇ。」  蒼「ふうん、言ってくれるねえ。」  銀「な、何よ!言い方はあれだったかもしれないけれど誉めてあげたんじゃないのぉ。」  雛「水銀燈おびえすぎなの。」  蒼「ふっ、いい子だなんてとんでもない。これは策だよ。」  金「策?」  蒼「マスターの無駄を嫌う性格、相手の好意を無碍に出来ない性格、そういうところを突かせてもらった。    そして完成までの少ない残り時間・・・これで薔薇水晶の鍋に確実に勝てる!」  翠「な、なんか気合が入りすぎて怖いですよ?」  真「もう私達の出る幕は無いようね。」  銀「確かに足引っ張ったらなんか怖そうよね。」  金「カナがウノ持ってるわよ?」  雛「やるのー!」  真「たまにはいいわね。」  銀「勝つのは私よぉ。」  翠「みんな薄情ですね。翠星石は蒼星石の手伝いに最後まで残るですよ。」  蒼「金糸雀!」  金「は、はいかしら!」  翠「ほれ見ろ怒られたですぅ。ざまー見ろです。」  蒼「翠星石の分もカードを配っておいて。」  翠「そ、蒼星石!?」  蒼「僕一人で十分だよ・・・だから君はみんなと遊んでなよ、ね?」  翠「蒼星石は翠星石のことがお邪魔なのですか!?」  蒼「違う!これは僕一人で勝たなきゃ意味の無い戦いなんだ。」  翠「蒼星石・・・分かりました。離れていても応援してますからね。」  金「五人分配ったわよ。」  翠「翠星石がこれ取ったです!」   翠星石がカードに飛びつく。  銀「ちょっと、それ私が目をつけてたのよ。」  翠「へっへーん、早い者勝ちですぅ。」  真「じゃあルールはアリアリでいいわね。」  雛「どーんといってみよーなのー!」 [[次へ>鍋大会@薔薇乙女~その8]] [[前へ>鍋大会@薔薇乙女~その6]]

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