※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「ふと考える」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ふと考える」の最新版変更点

追加された行は青色になります。

削除された行は赤色になります。

+「マスター、もうすぐ夕飯できるから待っててねー」
+「うん、じゃあ待たせてもらおうかな」
+ 椅子に腰掛け、蒼星石の後姿を見つめる。
 
+
+
+たまーに、ふと考える
+
+蒼星石が居なくなったら、俺どうなるんだろ
+
+
+毎日インスタント食で… 部屋も汚いまんまで… 生き物の気配の無い部屋で一生を過ごして…
+
+
+蒼星石はアリスゲームをしてるんだよな。
+
+もし蒼星石が負けたら、ただの人形になって…
+もし蒼星石が勝ったら、お父様のところに行って…
+
+
+どっちにしても二度と会えなくなる。
+
+
+…もしお父さんの所に行っても、俺の事覚えていてくれるかな?
+
+
+無理か、お父さんは神様的存在みたいだし、俺の事なんてスグに忘れちゃうだろ。
+
+
+
+
+前の蒼星石のマスターも同じ事考えたのかな?
+そいつ等はいいよな、自分が死ぬまで蒼星石がそばにいたんだから。
+
+なんで俺のときにアリスゲームなんか始まったんだろ
+なんで俺が蒼星石のマスターなんだろ
+
+レンピカが選んだんだよな、俺を
+
+俺なら蒼星石に合ってると思ったのか? 蒼星石の事好きでいてくれると思ったか?
+
+蒼星石が居なければ、こんなに悩むことなんかなかったのに…
+
+
+蒼星石は俺の事どう思ってるんだろ。
+
+ただの人間? 力の媒体? それとも友達? 恋人?
+
+どれでもいいや、最後には会えなくなるんだから
+
+
+何年も経ったら さすがにアリスゲームも終わってるだろ
+
+アリスゲームが終われば悩まなくてすむんだ
+
+なんでアリスゲームで悩んでたんだっけ
+
+蒼星石が居るからだよな
+
+蒼星石がいなくなればいいんじゃないか?
+
+それもそうだよな、元々一人だったわけだし
+
+いい考えかもな
+
+追い出してみたりする?
+
+
+
+
+
+違う、悩んでるのは蒼星石が居るからじゃない。
+
+俺が蒼星石の事好きだからなんだよな
+
+でも蒼星石はお父さんのことが好きなんだろ?
+
+じゃあお父さんは俺の事が好きなのか?
+
+やめよう、分けわかんねぇ
+
+
+
+
+
+
+「そういえばマスター、洗濯物取り込んでくれた?」
+「あっ………」
+ 窓の外にはまだ洗濯物がある
+「もうマスター!午後は雨降るからって言ったのに!」
+「ゴメン、今すぐやるよ」
+「…?マスター、どうかしたの? 元気ないみたいだけど」
+ 蒼星石が歩いてきて、小さな手で袖をつかむ
+ 俺はその手を解き、握り返す
+
+「大丈夫だよ、蒼星石が居てくれるんだから」
+
+
+
+とりあえず、今を時間と蒼星石を大切にしよう。
+
+そうすれば蒼星石だって、少しくらい覚えていてくれるかもしれないから。
+
+何処に行っても、誰と一緒でも