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お酒注意報」の最新版変更点

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   うーーん、頭が痛い・・・。
   意識は目覚めたがこのまま目を閉じていたい。
   今日は休みだしもっと寝ちゃおうかな。
   でも蒼星石にだらしないと思われたくないしな。
   ・・・・・・よし、とりあえず今何時かだけでも見てから決めよう。
   そう決めて目を開ける。
   まさに目の前に蒼星石の寝顔があった。
  マ「うおっ!?」
   思わず軽く叫んでしまった。
   あまりの衝撃に眠気も吹っ飛んでしまった。
   なぜ蒼星石が隣で寝てるんだ!?
   そんな事をした記憶は・・・そこでふと気づく。
   昨夜の記憶がすっぽりと抜け落ちている。
   ・・・あれ?
   昨日は・・・そうだ、部活にOBとして顔を出して飲みに誘われたんだっけ。
   久しぶりに体を動かしたり、懐かしい面々と再会したこともあって羽目を外し過ぎたか。
   ・・・それで今に至る、と。
   どうしよう。まさか変なことはしていないと思うけど、確信も持てない。
   蒼星石が起きる前に鞄に・・・って、何の解決にもならなそうだな。
  蒼「う、うーん・・・。」
   どうしようか迷っていると蒼星石が目を開ける。
  マ「あ・・・おはよう、ございます。」
  蒼「おはよう・・・。」
  マ「あ、あの・・・昨夜さ、僕は何をした?」
  蒼「・・・マスターったら昨晩の事を覚えていないの?」
   思わず正座になって緊張しながら次の言葉を待つ。
  蒼「むりやり僕の事を抱いて、そのまま寝ちゃったんだよ。」
   ムンクの『叫び』のようなポーズで無言で絶叫する。
  マ「な、な、なんて大それたことを・・・。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」
   布団に頭をこすり付けてひたすら謝る。
  蒼「やれやれ、本当に何も覚えてないんだ・・・」
 
 
   マ『ただいま帰ったじょーー♪』
   蒼『お帰り・・・って大分酔ってるみたいだね。』
   マ『懐かしい顔ぶれと再会したからついー。』
   蒼『もう、ついじゃないよ。無茶な飲み方は体に毒だよ。』
   マ『あーもう、蒼星石はいつもいつも可愛いんだから!』
    マスターが蒼星石を抱きしめた。
   蒼『ひゃっ!マスターったらいきなり何を。』
   マ『もう今日はこのままベッドインだー!!』
    蒼星石を抱いたまま布団へと移動するとそのまま倒れこむ。
   蒼『ね、ねえマスター放して。そんないきなり・・・。』
   マ『おやすみ~。むにゃむにゃ・・・。』
   蒼『マ、マスター・・・あれ?なんだ、寝ちゃったのか・・・。』
 
 
  蒼「・・・って事があったんだよ。」
  マ「まことに申し訳ありませんでした!」
   蒼星石から話を聞き、再び平身低頭して必死で謝る。
  蒼「まあ僕が相手だったし、あれぐらいならまだいいけどさ。
    ・・・だけど、大問題になる前に対策を講じる必要があるのもまた事実だね。」
  マ「対策?」
  蒼「そう、マスターがお酒で失敗しないようにするための対策。」
 
 
 
   その晩のこと。
  マ「ねえ、本当にやるの?」
  蒼「もちろん!マスターは自分の限度が分かってないみたいだからね。」
   夕食の片付けが済んだテーブルにはビールとおつまみが用意されている。
   僕が何杯までなら飲んでも平気かを見極めるのだという。
  マ「今日は肝臓さんも休みたいって言ってるよ。」
  蒼「・・・確かにそうだけどさ。」
   普段なら過剰ではないかというまでに健康に配慮してくれる蒼星石にしては珍しい。
   もちろん普段あまりしない飲酒がたまに二日連続してもそこまで悪影響は無いと自分でも思うが。
  マ「また今度でいいじゃない。」
  蒼「だけど次の日が休みの時にしか出来ないし。」
  マ「来週でもいでしょ?飲み会の予定も無いしさ。」
  蒼「また急に誘われたりしてもちゃんと断れる?」
  マ「それは・・・行っちゃうかもしれないけれど、もうあんな失態は演じないよ。」
  蒼「でも・・・もしもあんな過ちを他の女の人とされたら・・・。」
   それを聞いて頬をぽりぽりと掻く。
   確かにとんでもない事になるな、そりゃあ。
  蒼「今朝みたいな事態になったら覚えの無いことでつけ込まれちゃったり・・・。」
  マ「分かりました。きちんと自分の限界を把握しておきます。」
   そんなわけで限界への挑戦スタート。
  蒼「はい、まずは一杯目ね。」
   蒼星石がグラスにビールを注ぐ。
  マ「ありがとう。蒼星石が注いでくれただけでとっても美味しそうだ。」
   程よく泡が立ったビールをぐびぐびと飲んでいく。
  蒼「じゃあ二杯目。別に急いで飲む必要は無いからね。」
  マ「了解。」
   用意してくれた酒の肴と共にちびちびと飲む。
  マ「これ美味しいね。お酒が進むよ。」
  蒼「えへへ、そう?お夕飯の材料の余り物で作ったんだけど。」
  マ「へえ、そいつはすごいなあ。どうやって作ったのか教えてよ。」
  蒼「あのね・・・」
 
 
 
  マ「よ~し、もう一杯くだちゃいなー。」
  蒼「はいどうぞ。」
   蒼星石がビールを注ぐとそばのメモ用紙に線を引く。
   既に正の字がいくつか完成しているようだがなんか数えるのも億劫だ。
   なんか・・・だるいような体がふわふわするような不思議な気分・・・。
  蒼「なんか目がとろんとしてきたね。そろそろ限界かな?」
  マ「なんの!確かに酔っ払ってきたけどまら行ける!」
  蒼「でも大分陽気になってきたし、呂律もちょっと・・・。」
  マ「やっぱり蒼星石はかわいいなー♪」
  蒼「・・・もはや会話になっていないよ、マスター。」
  マ「そんなに心配してくれひゃって、かわいー、かわいー。」
   蒼星石の頭を乱暴に撫で回す。
  蒼「ちょ、ちょっとマスター・・・。」
  マ「ああー、しあわせらよー!!」
  蒼「もう・・・やっぱりこの辺りでストップだね。」
  マ「えーまだまだ・・・。」
  蒼「それが危険なんだよ。今の自分の状態が分かってる?」
  マ「今の自分の状態・・・。」
   次第に飲んだ酒が回ってきてるな。
   なにやら・・・もう少しで理性が消えそうな気がする。
   なんとなくだけどこのままだとヤバいことになりそうな・・・。
  マ「蒼星石、逃げろ!」
  蒼「え、逃げろって?」
  マ「オラの理性が残ってるうちにさっさと離れるんだ!!」
  蒼「もう・・・こんなぐでんぐでんのマスターを置いてどこかに行けるわけないじゃない。」
   まずい、意識が消える・・・。
 
 
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