「蒼星石の時間」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

蒼星石の時間」(2006/08/08 (火) 14:40:18) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

午後三時、この頃には一通りの家事も終わっている、 僕は夕食の支度を始めるまでの間は自由に過ごしている。 まずはおやつを食べる事にし、戸棚から栗羊羹を取り出した。 それから茶筒を取り出して、鼻歌混じりにお茶を淹れ始めた。 このお茶は僕がお小遣いで買ったもので、「僕専用」と書かれている。 お茶を淹れ、羊羹も持ってきて早速居間で食べ始めた。 「いただきまーす。」 まず羊羹を一口食べ、続いてお茶を啜る。 「ふぅ・・・・美味しい・・・・」 至福の一時、この時間はマスターの次に大好きだ。 ジュン君の家で紅茶を飲むのも悪くないけど、僕はこっちの方が好みだし、 なによりマスターが買ってくれたものを食べていることが大事だ。 そんな気持ちを正に噛み締めるように羊羹とお茶を味わった。 食べ終えて片付けもした後、今度はお昼寝をする事にした。 と言っても居間でではなく向かった先は寝室、マスターのベッドだ。 ベッドの上にくんくんのぬいぐるみを置き、そして飛び込む。 ぽふっ、ぬいぐるみが、ベッドが、僕を包み込む。 それに太陽の光とマスターの匂いで、僕は眠気に誘われる。 ここだけはマスターを感じられるから、寂しいときもここにくる。 「ますたぁ・・・・すぅ・・・・・」 そしてゆっくりと、眠りに落ちていく。 「んっ・・・うぅん・・・・・何時ぃ・・・?」 ゆっくりと目を覚ます、まだ陽は落ちてないみたいだ。 時計は5時過ぎを指していた、幸い寝過ごしてはいないみたいだ。 僕はベッドを降りて下に向かった、そろそろ夕飯を準備しなきゃ。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: