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逆転装置」(2006/08/08 (火) 14:28:37) の最新版変更点

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夕暮れ時の午後、 強風で木がざわめく。その拍子に落ち葉がゆらゆらと落ち、辺りは枯れ葉一色だ。 ふと外に目をやると蒼星石が落ち葉の片付けをしている。 普段と変わらない、和やかな日常だ。 と思った矢先にその静寂が破られる事となった。 蒼「マスター!!」 蒼星石の俺を呼ぶ声がまたたく間に辺りに広がった。 呼ばれているのを無視するわけにもいかず、俺は蒼星石の元へと向かう。 マ「どうしたんだ?」蒼星石に詰め寄る。 蒼「変な物を見つけたんだけど…マスターの物?」 それはおもむろに怪しい機械だった。何故庭にあるかが不自然なほど… マ「…俺のじゃないよ」 蒼「ホントに?また怪しい物で僕と…その………したかと…」 良く聞こえなかったが、大体の内容は分かった。 マ「あれは…まぁ…すまなかった。欲望に逆らえなくて」 蒼「もう!マスター!」 そんな会話を交わしていた今日この頃。蒼星石が機械を見ていた 蒼星石「…あれ?ボタンがあるよ?押してみようかな…」 バシュ 俺と蒼星石、同時に驚き、声を挙げた。 蒼星石が押した瞬間、辺り一面妙な黒い霧に包まれた。 けほけほ… 蒼星石の声が聞こえた。が、どことなく体が不自然だ… 段々と霧が晴れ、俺は驚愕した。体が縮んでいる。視界に入る物すべてが大きい。だが、蒼星石は…大きくなっている…さっきの俺と同じくらい。 蒼「わぁ!?大きくなってる!?」 常識人な蒼星石も動揺を隠せないみたいだ。 蒼「マスター!?縮んでる…」 俺の視点から見たら、蒼星石とはかなりの身長差があった。 マ「な、なんでだ…?」 もちろんさっきの怪しい機械のせいだ。多分。 蒼「大変な事になっちゃったねマスター…でも大きいと世界が変わるね」 おいおい、まさかこのままで良いと言うのか。そこで、 マ「元に戻る方法を捜さないとな」 こう言ってみた。 蒼「このままでも…良いよねマスター…」 え。嘘だろ。あの機械の霧は性格をも変える能力があるのか。 蒼「冗談だよ」 ホッとした。心の底から… 蒼「…あれ?この装置のボタン下…小さい文字で何か書いてあるね…」 「逆転」「復元」 ボタンにそれぞれそう書いてあった。これは人形の為に作られたのか?身長だけなんて… マ「そうと分かれば復元のボタンを押してくれ」 そう言ったはずだ。 だが、その言葉は書き消され… 蒼「…もうちょっとこのままでいたいなマスター。」 蒼星石の予想外の言葉が俺に届いた。 そして蒼星石は、俺を軽く持ち上げる。 蒼星石は怪しげな機械を奥に飛ばした…ボタンを押させないようにするためか?まさか… マ「ど、どうしたの?蒼星石…」 蒼「ちょっと…マスターにやられた事…してあげようかな…」 そして勢いよく蒼星石に俺は口を舐められた。逃げる手段も無い。俺は情けない声を発したが、蒼星石は聞いてるのか聞いてないのかわからない。問答無用に舐めは続いた。 段々と全身を舐めはじめているような… …俺が蒼星石にやった事かもしれない… マ「蒼星石!ちょっ…はうっ…」 蒼「マスター…可愛いね…」 抵抗が出来ない。力も落ちてる気がする。 俺は…早く元に戻らないと…蒼星石に好きな様に扱われてしまう…そして俺は力を振り絞って蒼星石を離れ、走った。 ボタンを押すために。だが、蒼星石はいとも簡単にそれを妨げる。あえなく俺は捕まってしまった… 蒼「ダメだよマスター?逃げ出しちゃ…」 捕まるなり舐められた。飴のように。 マ「はう…」 もはや快感でしか無かった…力ももう出ない… 蒼「…マスターのいろんな表情…見てみたかったんだ…」 そういいながらも舐めて来る。 今までの鬱憤が爆発したように俺には見えた… マ「そう…せい…せき…あぅ…」 蒼「…反省した?マスター…あまり僕にそういう事を頼んじゃダメだよ?」 俺はもう「はい…」としか言えなかった… その後俺は元に戻れた。蒼星石の事も考慮するようにした。少し… だがあの機械はどこへいったのだろう? まさか…蒼星石が? いつかまた「そういう事」を頼んだら…霧に包まれそうだ…

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