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SM対決編」(2006/08/08 (火) 13:59:58) の最新版変更点

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「それじゃあ始めるよ・・・少しは粘ってね・・・」 鞭を手に、蒼星石が妖しく微笑む。 しかし今日は一方的にではなく勝負がかかっている。 交互に攻めと受けを入れ替えどちらかが降参するまで続ける。 という簡単なルールで、蒼星石が先攻になった。 鞭を持つと、というよりこういう時は覚醒するから困ったものだ。 「ビシッ!!」 「うあぁっ!」 振るった鞭が俺の背中を捉え、思わず声を上げるしまった。 「ふふっ・・・いい声だよマスター・・・ほら、もっともっと・・・・・」 一回、二回、三回と、鞭は確実に俺を捉えていく。 「鞭には強いみたいだね・・・じゃあ今度は・・・」 鞭での攻撃が終わったあと、蒼星石は電気を消した。 そして同時にろうそくが蒼星石の顔をぼんやりと照らした。 「うつ伏せで・・・じっとしててね・・・」 指示にしたがいうつ伏せになっていると、じゅっ、という音がした。 どうやらろうが俺の頬をかすめたらしい。 「わざと外したんだよ・・・今度は気を付けてね・・・」 その言葉通り、今度は俺の背中にろうが滴り落ちた。 「うぉぁっ!!・・・・熱っっっつっ!!!」 「ふふ・・・気付いたかな?いつもより熱いのなんだ・・・・」 確かにろうそく自体もいつにも増して熱いが、 さっきの鞭の痛みがろうそくの威力を強める一因になっていた。 その後も蒼星石は容赦なく俺をいたぶったが、どうにか耐え切った。 「結構頑張るね・・・楽しみは取っておくよ・・・・」 蒼星石が交代を申し出て、俺は鞭を手に取った。 マスターは僕の攻撃を耐えしのいで攻撃に移った。 僕の攻めを耐えるくらい頑丈になったのは教育のお陰だろう。 「よし、じゃあ行くぞ・・・覚悟!!」 しかし、ぺしん、という気の抜けた一発に終わった。 「どうしたの?さっきのダメージが残ってるかな?」 「かもな、よし、もう大丈夫だ。」 そう言いながら力強く素振りする姿に一瞬ぞくっとしたけど、すぐ耐える事に集中した。 (全く・・・僕はどっちが好きなんだか・・・・) そして二度目の鞭が入る、しかしまたも力のない一撃に終わった。 (えっ・・・・またぁ・・・・・?) そんな言葉が出かけたところで辛うじて飲み込んだ。 「ダメだな、今日調子悪い、ろうそくにするか。」 ろうそくだったら、相手の調子は関係無いから受け甲斐がありそうだ。 「えっと・・・ライターは・・・・・・うわヤッベ!」 「えっ?どうしたの?」 「水がこぼれた、あー・・・ろうそく芯濡れて使えないな。」 「そっ・・・そんなの、火で乾かせば大丈夫だよ!」 「随分必死になるな・・・もしかしてして欲しい?」 「あの・・・別に・・・そうじゃなくて・・・・その・・・」 まずい、慌ててボロが出ちゃった・・・でも・・・・・ 「して欲しいなら降参しろよ、どうする?」 「うぅ・・・・・参りました・・・だから・・・・お願いします。」 「よぉし、よく言えました、それじゃあご褒美だっ!」 「んっ・・・うぅっ!・・・あぁっ!!・・・はっ、はぁっ・・・・・・ もしかして・・・マスター、さっきのはお芝居だったの?」 「ん、まーな、こっちの方が効果あると思ったから。」 「もぉ・・・意地悪マスター・・・・あの・・・もう一回お願い・・・・・・」

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