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クーラーの番人」(2006/08/06 (日) 21:53:07) の最新版変更点

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「あ~つ~い~!!」 汗でべとついたパジャマに扇風機を当てがいながら蒼星石を見る 「クーラ「ダメです!」 キツク言い放つ蒼星石。普段は無表情のくせに、こういう時ばかりは眉をつり上げる 「今月の電気代いくらか知ってます?」 蒼星石は数字を並べた。結構な金額だった 「でも暑いぃぃい~!!クーラァア!!フリーザ様ァァアア!!」 だだをこねる俺。だが蒼星石は依然として眉をつり上げたままそっぽを向いている 「頼みます!蒼星石さん!」 少しピクッとしたがまだダメなようだ だが反応があった以上、そこにつけ込まないワケにはいかない 「お願いします!蒼星石様!ご主人さま!蒼ちゃん!」 両手を合わせながら土下座をする とにかく頭を下げまくり土下座土下座 しまいには三点倒立まで決めこむと、つり上がっていた眉毛はハの字になり 「わかったよ。でも一時間だけだよ?」 とため息混じりに許可をくれた 「ヒィヤッホゥ!蒼、大好きっ!」 抱き上げてぐるぐる回りながら歓喜の声をあげる 「わっ!わっ!ちょ…マスター!あっ、あぶな…」 「あ、ごめんごめん」 恥じらいと困惑の表情を浮かべた蒼星石を降ろし、クーラーのスイッチを入れる 設定温度は28℃。蒼星石に決められてんだいバーロー 「ありがとう。明日も仕事頑張るからね」 「う…うん。こちらこそ…」 頭を撫でながら言うと、蒼は顔を真っ赤にしながらお礼を言った 「大好きだよ、マスター。ありがとう」 俺が寝息をたてた頃(残念、それは私の演技のようだ)耳元でそう囁いてた だからこっちも寝言で返してやった 「これからもずっと一緒だからな…」 目を瞑ってるからわからないかったが… 蒼星石はすっとんきょうな声を発した後、俺の頬に柔らかい何かを微かに接触させると、鞄に戻っていった

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