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いきなり蒼星石が僕を……!」(2006/07/14 (金) 14:06:46) の最新版変更点

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 いきなり蒼星石がむくりと起き上がって僕の体に覆いかぶさってくる。 マ「な、何?急にどうしたの?何か忘れてたことがあったとか?ついていけばいいの?」  内心の動揺を隠し、極力平静を装って聞いた。  まるで蒼星石に迫られているみたいだ。  女性にこのような体勢になられるのは初めてなのでどきどきしてしまう。 蒼「マスターったらそんなに慌てちゃって……、どうしたの?」 マ「え、そんな事ないよ。」 蒼「隠しても無駄だよ。マスターの事ならなーんでもお見通しなんだからね。ちょっと見れば分かっちゃうよ。」 マ「そ、そうかもね。」  どぎまぎしてしまい返答が要領を得ない。 マ「で、どうしたんだい?」  改めて質問をする。 蒼「……マスター、ボクが欲しい?」 マ「はぁ?」  予想だにせぬ蒼星石の言葉に一瞬思考が停止する。聞き間違いとしか思えなかった。 マ「そ、そりゃあずっと一緒にいたいと思ってるよ。」  しどろもどろになりながら何とか答える。 蒼「とぼけないでよ。それともボクには女を感じられないから誤魔化そうとしてくれてるのかな?」 マ「そ、それは…違う。正直、女性としての魅力も何度も感じてる。」  確かに今までに蒼星石に女性として意識した事はいくらでもある。  もしもこちらが求めれば蒼星石は応えてくれたのかもしれない。  だがそれはしたくはなかった。蒼星石を自分の一時の欲望で穢すような事は嫌だった。 マ「どうしたのさ、藪から棒に。」 蒼「さっき約束したよね。お互い素直になって、幸せになろうって。ボクはマスターに幸せになってもらいたいんだ。」 マ「今だって十分に幸せだよ。それに、君を穢してしまうような行為はしたくないんだ。」 蒼「ふうん、本当にそうなのかな?」  蒼星石が上に乗ったままの体勢で股間のほうに手を伸ばすと、ズボンの上からさすってくる。  そこは、この異常な状況に反応して猛ってしまっていた。 蒼「ふふ、もうここは準備ができてるじゃないか。さっきからずっとこうだったの?」 マ「さっきから?」 蒼「さっきもさ、ボクを膝に乗せながら股間を無様に膨らませてたよね?」 マ「え、あ…あれは!」  あれは、性欲めいたものが全くないと言えば嘘になるが、でも生理的な反応と言うか…。 蒼「あんなものを人のお尻に当てるなんて、なんて恥知らずなんだろう。全く…おかげでゲームにも集中できなかったよ。」 マ「違う。違う…!」  あの時の蒼星石の視線の意味を知って顔から火が出そうになる。 蒼「どうせ生理現象だとか言い張るんでしょ?…もっと正直になろうよ、マスター。」  蒼星石がこちらの心を見透かしたように言う。 蒼「だからさ、さっきの約束通りにマスターが素直になって、もっと幸せになれるようにボクが教育してあげるよ。」  言うが早いか下着ごとパジャマのズボンを脱がせてくる。 マ「駄目だよ!僕は君にそんなものを求めてるんじゃあない!!」 蒼「本当に嫌だったら、腕ずくでボクをどかせばいいじゃあないか。それをしないって事は本当はマスターも期待してるんでしょ?」  それを聞いて思い出したように抵抗を試みる。 マ「うっ、くっ!」  だが、見えない何かで縛りつけられてしまったように体に力が入らない。  こんな事を…望んでいるはずが……ない! 蒼「うふふ、やっぱりマスターも気持ち良くなりたいんだろう?しようがない人だ…。」  その言葉とともに蒼星石の表情が変わる。  笑ってはいるが、目が笑っていない……いや違う、瞳に妖しい光が宿ってまるで小悪魔めいた笑みになっている。  蒼星石はそのままこちらの股間にやった手を動かすが、適当にたどたどしく動かしているという感じだ。  そのぎこちなさに少しほっとする。 マ「ほらほら、無理しなくっていいからさ、もう寝よう?」  幾分余裕を取り戻して対応する。 蒼「ふふふ、見くびってもらっちゃ困るな。」  その言葉とともに蒼星石の手の動きの質が変わる。  こちらの弱いところ、鋭敏なところを的確な動きで、時には緩急をつけて刺激する。 マ「くうぅっ!?」 蒼「マスターの事ならお見通しだって言ったでしょ?いくら隠そうとしたってボクには分かっちゃうんだよ。」  さっきまでの動きだけで調べたというのか!?蒼星石は口を動かしながらも手は休めない。 マ「もう止めるんだ、蒼星石!」  だんだんと切羽詰ってくる。 蒼「本当にマスターは素直じゃないんだから…。こっちのお口はもうよだれを垂らしておねだりしているのに説得力がないよ?」 マ「でも、でも、君を穢すような真似は絶対にできない!!したくない!!」 蒼「マスターも強情だねえ。素直になれば、それこそ手でも口でも何でも使ってもっと気持ちよくしてあげるのに…。」 マ「やめるんだ!そんな事を言わないでくれ!!聞きたくない…。」 蒼「いつまで強がっていられるかな?」  そう言うと、片手で刺激を与えたまま、空いたほうの手でシャツのボタンを器用に外し、胸に顔を近づけてくる。 マ「な、なにを…。」 蒼「知ってるかな?乳首って男性にとっても急所なんだよね。」  言うやいなや、蒼星石が舌を這わせてきた。    ちゅぱ… ちゅぱ…   という淫靡な音が聞こえる。 マ「もうやめてくれ!」  ありったけの気力を振り絞り、あまりの快感にこみ上げてくるものをこらえつつ叫ぶ。 蒼「素直にしないのなら、もうして上げないよ。」  そう言って蒼星石の手と顔が離れる。  何とか事なきを得たとほっと胸をなでおろす。  が、それもつかの間、股間からの衝撃が全身を貫く。 マ「ぅぐうっ!?」  なんとか顔だけ持ち上げて様子を伺うと、立ち上がった蒼星石の足がそこにあった。  どうやら踏みつけられているらしい。 蒼「ほらほら。気持ち良くしてもらった方がいいでしょ?いい加減に素直におなりよ、マスター。」  ところがそん暴力にも体が反応してしまう。 蒼「あははは、ボクの足の大きさとちょうどあってていじりやすいや。マスターって、こんな風にされちゃうのも気持ちいいんだ!」  嘲るかのように蒼星石が言ってくる。もはや反論する気力もない。 蒼「ほら、マスターお返事は!?」  蒼星石が弄っている足に全体重をかけてきた。 マ「ぐぉっ!」  凄まじい激痛とともに屈服の証を放たされる。 蒼「あーあ、結局こんな惨め極まりない果て方をしちゃって…。   マスターったら本当に素直じゃないね。…まあその方がこれからも教育し甲斐があっていいけどね。」 蒼「あ、マスターおはよう!」  朝食の支度をしていた蒼星石がいつもと変わらぬ様子で朝の挨拶をしてくる。  見慣れた微笑みが今朝はやけにまぶしい。 マ「あ、ああ、おはよう…。」  昨夜のあれはなんだったんだろうか。  先ほど目を覚ましたら、着衣の乱れもないし、まるで夢だったのではないかとさえ思える。  今にして思えば現実味がない気もするが、やけにリアルな感覚だった…。  夢だとしたら自分にはあんな願望があるというのだろうか? 蒼「どうしたの?いつもより起きるのが遅いし、なんかくたびれている感じだけど。」 マ「いや、ちょっと夢見が悪くてね…。」 蒼「そうなんだ。ボクが何とかして上げられればいいんだけど…。   あ、今朝のメニューは軽めにトーストとベーコンエッグにサラダ、ミルクだけなんだけどいいかな?」  話しかけてくる蒼星石の天使のような笑顔を見ていると、やはり昨日の事は悪夢だったのだろうと思えてくる。  …そうだよな、蒼星石があんな事をするはずはない。  そう思うとあんな夢を見てしまった自分が恥ずかしくなってしまう。 マ「うん、ありがとう。なんかたくさんは食べられなさそうだし、それがいいや。」  妙にぐったりとしてしまって食欲があまり湧かない。  テーブルに料理を並べた蒼星石が屈託のない笑顔のままこちらに寄ってくる。 蒼「どうせなら搾りたてのほうがいいよね、…じゃあ、ミルクを搾るからマスター早くズボンを脱いで?」 マ「………、え!?」  一瞬我が耳を疑う。 蒼「ほらぁ、早くしてよマスター!昨夜の事をもう忘れる程おばかさんだったの?朝は軽めのメニューにしてあげてるんだよ。」  そう言うと、蒼星石はくすくすと笑う。その笑顔は昨夜の、まるで小悪魔のようなものに変わっていた。  妖しく輝くオッドアイが自分の心を射すくめる。  自分はもうその言葉に従うほかないと分かっていた。  他の選択肢など、残されてはいないのだ。         悪夢は…まだ終わってはいなかった……。             <終>
  いきなり蒼星石がむくりと起き上がって僕の体に覆いかぶさってくる。 マ「な、何?急にどうしたの?何か忘れてたことがあったとか?ついていけばいいの?」   内心の動揺を隠し、極力平静を装って聞いた。   まるで蒼星石に迫られているみたいだ。   女性にこのような体勢になられるのは初めてなのでどきどきしてしまう。 蒼「マスターったらそんなに慌てちゃって……、どうしたの?」 マ「え、そんな事ないよ。」 蒼「隠しても無駄だよ。マスターの事ならなーんでもお見通しなんだからね。ちょっと見れば分かっちゃうよ。」 マ「そ、そうかもね。」   どぎまぎしてしまい返答が要領を得ない。 マ「で、どうしたんだい?」   改めて質問をする。 蒼「……マスター、ボクが欲しい?」 マ「はぁ?」   予想だにせぬ蒼星石の言葉に一瞬思考が停止する。聞き間違いとしか思えなかった。 マ「そ、そりゃあずっと一緒にいたいと思ってるよ。」   しどろもどろになりながら何とか答える。 蒼「とぼけないでよ。それともボクには女を感じられないから誤魔化そうとしてくれてるのかな?」 マ「そ、それは…違う。正直、女性としての魅力も何度も感じてる。」   確かに今までに蒼星石に女性として意識した事はいくらでもある。   もしもこちらが求めれば蒼星石は応えてくれたのかもしれない。   だがそれはしたくはなかった。蒼星石を自分の一時の欲望で穢すような事は嫌だった。 マ「どうしたのさ、藪から棒に。」 蒼「さっき約束したよね。お互い素直になって、幸せになろうって。ボクはマスターに幸せになってもらいたいんだ。」 マ「今だって十分に幸せだよ。それに、君を穢してしまうような行為はしたくないんだ。」 蒼「ふうん、本当にそうなのかな?」   蒼星石が上に乗ったままの体勢で股間のほうに手を伸ばすと、ズボンの上からさすってくる。   そこは、この異常な状況に反応して猛ってしまっていた。 蒼「ふふ、もうここは準備ができてるじゃないか。さっきからずっとこうだったの?」 マ「さっきから?」 蒼「さっきもさ、ボクを膝に乗せながら股間を無様に膨らませてたよね?」 マ「え、あ…あれは!」   あれは、性欲めいたものが全くないと言えば嘘になるが、でも生理的な反応と言うか…。 蒼「あんなものを人のお尻に当てるなんて、なんて恥知らずなんだろう。    全く…おかげでゲームにも集中できなかったよ。」 マ「違う。違う…!」   あの時の蒼星石の視線の意味を知って顔から火が出そうになる。 蒼「どうせ生理現象だとか言い張るんでしょ?…もっと正直になろうよ、マスター。」   蒼星石がこちらの心を見透かしたように言う。 蒼「だからさ、さっきの約束通りにマスターが素直になって、もっと幸せになれるようにボクが教育してあげるよ。」   言うが早いか下着ごとパジャマのズボンを脱がせてくる。 マ「駄目だよ!僕は君にそんなものを求めてるんじゃあない!!」 蒼「本当に嫌だったら、腕ずくでボクをどかせばいいじゃあないか。    それをしないって事は本当はマスターも期待してるんでしょ?」   それを聞いて思い出したように抵抗を試みる。 マ「うっ、くっ!」   だが、見えない何かで縛りつけられてしまったように体に力が入らない。   こんな事を…望んでいるはずが……ない! 蒼「うふふ、やっぱりマスターも気持ち良くなりたいんだろう?しようがない人だ…。」   その言葉とともに蒼星石の表情が変わる。   笑ってはいるが、目が笑っていない……いや違う、瞳に妖しい光が宿ってまるで小悪魔めいた笑みになっている。   蒼星石はそのままこちらの股間にやった手を動かすが、適当にたどたどしく動かしているという感じだ。   そのぎこちなさに少しほっとする。 マ「ほらほら、無理しなくっていいからさ、もう寝よう?」   幾分余裕を取り戻して対応する。 蒼「ふふふ、見くびってもらっちゃ困るな。」   その言葉とともに蒼星石の手の動きの質が変わる。   こちらの弱いところ、鋭敏なところを的確な動きで、時には緩急をつけて刺激する。 マ「くうぅっ!?」 蒼「マスターの事ならお見通しだって言ったでしょ?いくら隠そうとしたってボクには分かっちゃうんだよ。」   さっきまでの動きだけで調べたというのか!?蒼星石は口を動かしながらも手は休めない。 マ「もう止めるんだ、蒼星石!」   だんだんと切羽詰ってくる。 蒼「本当にマスターは素直じゃないんだから…。    こっちのお口はもうよだれを垂らしておねだりしているのに説得力がないよ?」 マ「でも、でも、君を穢すような真似は絶対にできない!!したくない!!」 蒼「マスターも強情だねえ。素直になれば、それこそ手でも口でも何でも使ってもっと気持ちよくしてあげるのに…。」 マ「やめるんだ!そんな事を言わないでくれ!!聞きたくない…。」 蒼「いつまで強がっていられるかな?」   そう言うと、片手で刺激を与えたまま、空いたほうの手でシャツのボタンを器用に外し、胸に顔を近づけてくる。 マ「な、なにを…。」 蒼「知ってるかな?乳首って男性にとっても急所なんだよね。」   言うやいなや、蒼星石が舌を這わせてきた。     ちゅぱ… ちゅぱ…   という淫靡な音が聞こえる。 マ「もうやめてくれ!」   ありったけの気力を振り絞り、あまりの快感にこみ上げてくるものをこらえつつ叫ぶ。 蒼「素直にしないのなら、もうして上げないよ。」   そう言って蒼星石の手と顔が離れる。   何とか事なきを得たとほっと胸をなでおろす。   が、それもつかの間、股間からの衝撃が全身を貫く。 マ「ぅぐうっ!?」   なんとか顔だけ持ち上げて様子を伺うと、立ち上がった蒼星石の足がそこにあった。   どうやら踏みつけられているらしい。 蒼「ほらほら。気持ち良くしてもらった方がいいでしょ?いい加減に素直におなりよ、マスター。」   ところがそん暴力にも体が反応してしまう。 蒼「あははは、ボクの足の大きさとちょうどあってていじりやすいや。    マスターって、こんな風にされちゃうのも気持ちいいんだ!」   嘲るかのように蒼星石が言ってくる。もはや反論する気力もない。 蒼「ほら、マスターお返事は!?」   蒼星石が弄っている足に全体重をかけてきた。 マ「ぐぉっ!」   凄まじい激痛とともに屈服の証を放たされる。 蒼「あーあ、結局こんな惨め極まりない果て方をしちゃって…。    マスターったら本当に素直じゃないね。…まあその方がこれからも教育し甲斐があっていいけどね。」 蒼「あ、マスターおはよう!」   朝食の支度をしていた蒼星石がいつもと変わらぬ様子で朝の挨拶をしてくる。   見慣れた微笑みが今朝はやけにまぶしい。 マ「あ、ああ、おはよう…。」   昨夜のあれはなんだったんだろうか。   先ほど目を覚ましたら、着衣の乱れもないし、まるで夢だったのではないかとさえ思える。   今にして思えば現実味がない気もするが、やけにリアルな感覚だった…。   夢だとしたら自分にはあんな願望があるというのだろうか? 蒼「どうしたの?いつもより起きるのが遅いし、なんかくたびれている感じだけど。」 マ「いや、ちょっと夢見が悪くてね…。」 蒼「そうなんだ。ボクが何とかして上げられればいいんだけど…。    あ、今朝のメニューは軽めにトーストとベーコンエッグにサラダ、ミルクだけなんだけどいいかな?」   話しかけてくる蒼星石の天使のような笑顔を見ていると、やはり昨日の事は悪夢だったのだろうと思えてくる。   …そうだよな、蒼星石があんな事をするはずはない。   そう思うとあんな夢を見てしまった自分が恥ずかしくなってしまう。 マ「うん、ありがとう。なんかたくさんは食べられなさそうだし、それがいいや。」   妙にぐったりとしてしまって食欲があまり湧かない。   テーブルに料理を並べた蒼星石が屈託のない笑顔のままこちらに寄ってくる。 蒼「どうせなら搾りたてのほうがいいよね、…じゃあ、ミルクを搾るからマスター早くズボンを脱いで?」 マ「………、え!?」   一瞬我が耳を疑う。 蒼「ほらぁ、早くしてよマスター!昨夜の事をもう忘れる程おばかさんだったの?    朝は軽めのメニューにしてあげてるんだよ。」   そう言うと、蒼星石はくすくすと笑う。その笑顔は昨夜の、まるで小悪魔のようなものに変わっていた。   妖しく輝くオッドアイが自分の心を射すくめる。   自分はもうその言葉に従うほかないと分かっていた。   他の選択肢など、残されてはいないのだ。          悪夢は…まだ終わってはいなかった……。             <終>

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