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体温」(2006/06/02 (金) 13:37:57) の最新版変更点

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「マスター、朝だよ」蒼星石がいつものように俺を起こしにやってくる。 「うーん…。」 「マスター? どうかしたの?」 「…大丈夫、少しだるいだけだから…。」 それを聞き、蒼星石が俺の顔を覗き込む。 「大変だ!風邪かもしれない! マスターはじっとしてて、僕体温計探してくるから。」 しばらく、部屋の外から何かをかき回す ような音がしていた。 しかし、しばらくして蒼星石が戻ってきた。 「ごめんなさい、マスター。 体温計見つからなくて…。」 「いや、大丈夫、 休めばすぐに…。」 こつん。 見ると、蒼星石が俺の額に自分の額を当てていた。 「蒼星石…?」 「体温計の変わり…。少し、熱いね。 マスター…。」 「今日一日、僕がマスターのお世話するから。 マスターは、ずっとそこにいてね。」 俺はそんな蒼星石に言葉を失い、そして、 「…うん。」 頷かされていた。

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