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洗髪」(2006/05/20 (土) 02:30:21) の最新版変更点

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今日はふと思い立って、蒼星石と一緒に家中を大掃除した。 居間から物置部屋まで本当に隅々までやったので体は埃まみれだ。 こういう時には蒼星石にいつも必ずやってあげていることがある。 「マスター、今日もお願い。」 「任せろ、じゃあ先風呂入っててくれ。」 風呂と言っても、ただ埃まみれの頭を洗うだけだ。 掃除以外でも庭弄りなど、髪が傷むような事をした時は洗ってあげている。 蒼星石が風呂に向かってから少し待って、俺も風呂へ向かった。 「よーし、じゃあ洗ってやるからな。」 風呂場の戸を開けると、蒼星石はタオルを巻いて待っていた。 「うん、それじゃあお願い。」 まずシャワーをかけて髪を濡らしてからシャンプーを手に取り、髪を洗い始めた。 その間二人が交わす言葉はなかったが、心地よい静寂があった。 泡を洗い流した後は、リンスもかけて髪質を整えて、洗髪は終了した。 脱衣所に上がり、まず蒼星石の頭をタオルでくしゃくしゃに拭いた。 「うわわっ!ちょっと・・・やめてよマスター!」 頬を膨らませて俺を見上げるようにしながらにらみつけてくる。 「でもちゃんと拭いとかないと、ドライヤーもちゃんとかけるからいいだろ?」 「かけながらちゃんとブラシもしてよね。」 その後、ちゃんとドライヤーをかけながらブラシもしてやった。 「前よりちょっと髪も綺麗になったかな、マスター、ありがとね。」 「どういたしまして、こういうときじゃなくたっていつでもやってあげるからな。」 「うん、でも僕ばっかりじゃあ悪いから僕も何かしてあげるよ、何がいい?」 「そうだな、とりあえず肩揉んでくれ。」 「分かった、じゃあそこに座って。」 肩揉みを受けていると時々耳をかすめる蒼星石の髪は、いつもよりなめらかに揺れていた。

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