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蒼星石とお花見」(2006/04/28 (金) 00:04:07) の最新版変更点

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~蒼星石とお花見~ 「わぁ、すごい綺麗だね!マスター」 「ほんと、噂以上だなぁ」 今、俺達は休日を利用して花見に来ている。 ここは公園一帯にずらっと桜が咲き誇っており、特に夜桜が美しい。 勿論、蒼星石には子供服を着せ、いかにも親子といった感じでカモフラージュしている。 「人がすごいいっぱいいるよ」 「はぐれるといけないからちゃんとつかまってろよ?」 「うん、絶対に離さないよ」 そう言うと蒼星石は俺のシャツをぎゅっと握った。 しばらく歩くと、屋台がずらーっと並んでいた。 少々趣は失われるが、この辺が一番賑わってるのも事実である。 「ねぇねぇ!マスター!」 「ん?どうした?」 「あれほしい!ほら!あれ!」 蒼星石が指さした先にはリンゴ飴の屋台。 「しょうがないなぁ~。じゃあ、一つください」 「へいらっしゃい、一本200円だよ」 どう見てもその筋の兄ちゃんに200円を手渡すと、ほぼ同時にリンゴ飴が2本蒼星石に手渡される。 「えっ?えっ?」 「お嬢ちゃん可愛いからおまけしとくよ」 「わぁ、ありがとう!」 「そんな、いいんですか?」 「おう、全然構わないぜハッハッハ 彼女大事にしろよ!」 「彼女だってさ」 「・・・・・///」 見た目にそぐわない優しさを持ち、 見た目通りの豪気な笑いをあげる兄ちゃんに別れを告げ、 二人でリンゴ飴をなめながら静かな場所へ。 「なぁ、蒼星石」 「どうしたの?マスター」 「桜って、こんなに綺麗だけどもう明日明後日には散っちゃうんだよな・・・」 「でもね、マスター。散ったあとも桜は生き続けてる。来年の春、また花を咲かせる時のためにエネルギーを蓄えてるんだよ」 「なるほどなー」 「だから僕も・・・」 「ん?」 「ううん、なんでもない」 こうして俺と蒼星石は一日中桜の木の下でのんびりしましたとさ。 ~END~

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