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起きませんか?」(2006/04/26 (水) 01:57:05) の最新版変更点

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「ますたぁ・・・起きて・・・」 僕はそう言ってマスターの体を揺すったが起きてくれない。 仕方ないので、一人でトイレに行くことにした。 いつもなら一人で行けるんだけど、夜に見たホラー映画が怖くて、 今日ばっかりはマスターに頼りたかった。 「大丈夫・・・だよね・・・ううん、絶対大丈夫!」 そう自分に言い聞かせながら、台所を通るとき、 「ピチャン」 「うわぁっ!!何!?」 突然の物音に驚いて、電気をつけて音源を確認した。 「はぁ・・・水道か・・・」 どうやら水滴が落ちているだけだったみたいだ、 今度は慎重に歩を進め、リビングまで来た、もう少しでトイレだ。 「カサカサ」 「ひっ!」 紙のような物音に驚いて後ずさりすると、突然テレビが点いた。 「うわぁぁあああぁぁっ!!マスタァァァ!!」 もうトイレなんて考えていられず、マスターのいる寝室へ走った。 寝室に入るとマスターも悲鳴に気付いたようで起きていた。 「ますたぁ・・・・・怖いよぉ・・・」 「蒼星石・・・なんか・・・変に温かいんだけど・・・」 「えっ・・・・?」 その言葉で我に返った僕は、自分の失態に気付いた。 「あっ・・・・・あぁ・・・・・・」 もう言葉も出ず、僕は呆然として床にへたり込んだ。 「やっちゃったのか?」 「マスターが・・・起きてくれないから・・・呼んだのに・・・」 僕が悪いのは分かってるけど、それでも強がった。 「そうだったのか?ゴメン、蒼星石!」 「・・・いいよ・・・僕のせいだから・・・ぐすん」 「・・・ひとまず着替えようか。」 「・・・・うん・・・。」 僕は小さく頷き、今度こそマスターと一緒に階段を降り、お風呂に向かった。

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