「薔薇乙女も楽じゃない 3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

薔薇乙女も楽じゃない 3」(2008/05/26 (月) 22:32:41) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<pre> 「ぶ、ぶつかるゥーッ!」 ガラス窓への距離がどんどん縮んでいく。 俺の体ならともかく、蒼星石の体をガラスのシャワーにさらすのはいやだーッ! と、突然民家の窓が開け放たれた! 俺はそのまま民家の中へと突っ込んだ! 「ふう……なんとか蒼星石の体は無事だ……本当に良かった……。」 思いっきり床に体を打ちつけた気もするがそれはそれ。いてて……。 しかしちょうどいいタイミングで窓が開くとはラッキーだ。 しかし一体誰が……。 「あなたは……?」 突然、誰かから声をかけられた。 そうだ。ここが人の家だって事をすっかり忘れていた。 俺に声をかけた女の子は怪訝そうな目でこちらを見ている……。 しかたない、ここは落ち着いて対応しなければ。 「突然すみません。僕は蒼星石っていいます。 桜田という家を目指していたのですが、ちょっとしたトラブルで、あなたの家に突っ込んでしまったのです。」 うーん、今の説明には無理があったか? 言った後から後悔してきたぞ……。 「桜田……? 桜田っていう苗字の家なら、ここの近くにひとつだけあるけど……」 おお、意外と通じるもんだなあ。 「そこの家って、もしかして子供がいっぱいいて、引きこもりの中学生とかいませんか?」 「うん、いる……。 私もちょうどその家に行くところだったの。 よかったら、あなたも……。」 「いいんですか!? ありがとうございます! ところで良かったら、名前を聞かせてもらえませんか?」 「私は巴。柏葉巴(カシワバ トゥモエ)」 巴……雛苺の元マスターの子か! この俺……どうも「強運」に恵まれてる気がするぜ……。 この体になったことといい、運よく巴ちゃんに出会えた事といい……。 さて、何はともあれ、これで他のドールたちと接触を図れる。 これから、誤解を招いたりしないように、言動には常に注意しなきゃいけないな。 「よろしくおねがいします、巴さん。」 「巴で……いいよ。」 元の体じゃこんなこと女の子に言われたためしがなかったなあ……。 その元の体に戻るために頑張るってんだから、複雑な気分だ。 </pre>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: