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蒼と行く2泊3日の旅!:肆 蒼「ん・・・・」 あ、いつの間にか寝ちゃってたみたい。 僕ははだけた服を直して隣のマスターを見やる あーあー、こんな格好のまま寝ちゃって・・ 風邪引いちゃうよ? 蒼「ほら、マスター起きて。」 マ「んぐぅ、、あと5分・・」 そう言ってマスターは寝返りを打ってしまう 蒼「もう、お家みたいなこと言って!そんな格好じゃ風邪引いちゃうってば!」 僕は無理矢理マスターから掛け布団を取り上げた たまらず寒さでマスターが起き上がる マ「うぐぐ・・ん?何故俺は上半身裸なんだ?」 蒼「もう、昨日あのまま僕を抱いて眠っちゃったんだよ。」 マ「あ!うわわ、ごめん!イヤだった?」 必死で手を合わせるマスター もう、イヤなわけないじゃない・・ 僕はあなたに包まれてる時が一番安心するんだから 蒼「あ、う、ううん。別にイヤじゃなかったけどさ・・ その、今度からはちゃんと言ってからしてほしいな、って。」 でも恥ずかしいのでハッキリとは言えなかった マ「うう、面目ない・・」 蒼「ほら、落ち込まないで。そろそろジュンくん達と待ち合わせの時間だよ?」 僕はうなだれるマスターの頭を撫でながら言う マ「あっ本当だ!早く準備しなくっちゃぁな・・」 マスターはすぐさま起き上がってカバンから服を漁り始めた 蒼「あっ・・僕もいつもの格好になっちゃってるから着替えなきゃ」 マ「うぐ、そういえばそうだね・・」 蒼「もう。マスターが『いつもの服がいい』なんてワガママ言うからだよ?」 マ「本当すいません・・」 いつもいつもマスターは夜中になるとお酒も入っていないのに暴走する節がある だから朝になるとこうやって反省モードに入るのだ まぁ、別に嫌ではないのだけれど それが何だか可愛いので怒ったフリをしてみる 蒼「うそうそ、怒ってないから大丈夫だよ?ふふ」 マ「あ!何か笑ってる!からかっただろ!」 蒼「いえいえそんなことありませんよマスター?」 マ「ほら突然敬語になって!何だよもー!」 怒ったマスターに組み伏せられ少しじゃれあう そしてそのまま抱き合う僕ら マ「こんなところ義姉さんに見られたら本当に殺されるな・・」 蒼「ふふ、大丈夫、そしたら昨日みたいに僕が助けに来るから。」 マ「はぁ、本当俺って蒼星石に頼りっぱなしだなぁ。何もしてやれてない。」 蒼「そんなこと無いよ?こうやって僕に温もりをくれるし・・」 胸の中で目を閉じマスターの温もりをかみ締める マ「ありがとう、でももっと頼りになるマスターになれるように頑張るよ。」 蒼「ふふっ、期待してるよ?」 マ「あっ!信じてないな!」 蒼「そんなことないってば!」 翠「全くもう!お前ら早すぎですぅ!」 蒼「遅刻してきて何を言うんだい君は・・」 蒼が諦め口調で言う 金「ごめんかしら、なかなか翠星石が起きなくて。」 翠「くぉおらー!バカカナ!起きなかったのはおめーじゃねぇですか!」 ジ「お前ら2人ともだ馬鹿野郎!」 2人の漫才にジュンくんが頭をはたきオチをつける 流石は主人公。良いツッコミ能力をお持ちだ。 ジ「で、今日はどこに行くですか?」 ぽこぽこと足を叩く翠星石をスルーしながらジュン君が聞いてきた マ「とりあえず昨日と同じでお土産屋さんを巡ろうと思ってるんだけどどうかな?」 ジ「そうですね、前回は一軒しか巡ってな痛っ!?」 ジュンくんが膝を押さえて座り込む どうやら蹴りが入ったようだ 翠「無視するなですぅ!」 ジ「言いたいことがあるなら口で言え!これは飾りか!」 翠「ふぁ!?お、おふぉめにょくふぃにふぇをふっこむふぁえふぅー!(乙女の口に手を突っ込むなですぅ)」 翠星石の口に指を入れぎゅーっと開くジュンくん うーん、こうしてるとバカップルっぽいのになぁ 金「ま、喧嘩するほど仲が良い。とも言うかしら。」 翠&ジ「誰がこんな奴と!」 金「ほら、また。」 翠&ジ「ちがーう!」 蒼「くすっ、何だかとてつもないデジャヴを感じるね。」 ドラマCDvol4蒼星石は絶賛発売中である。 マ「まぁまぁ皆様方、ぼちぼちと行きますよ。」 怒鳴りあう2人をなだめながら俺たち一行は先に進んだ 翠「いやー、やっぱり蒼星石のお弁当は美味いですねー!市販のと大違いです!」 マ「こら!バクバク食いなさんな!そりゃ俺の弁当だろ!」 蒼「ほらほら2人とも僕の分もあげるから喧嘩しないで?」 あらかたのお店を周りつくした俺らは飯時ということで海の見える高台で昼食を取っていた しっかりと休憩用のテーブルまであり、平日昼間だからか人もさっぱり居らず 向かうところ敵なし、といったところだ。 金「全くもってお子ちゃまかしらー、大人のれでぃは優雅に物静かに食すべきなのかしら」 ジ「水筒に玉子焼きで優雅も何もあるのか・・?」 金「玉子焼き一つも作れないくせにうるさいかしらー!」 ジュンくんの頭の上にピチカートが直撃する ジ「いったいなぁ!何すんだ!」 金「あら?このドール1の策士カナとやる気・・かしらぁっ!?」 立ち上がったカナリアが誰かにぶつかりバランスを崩し転んでしまった DQN①「ってーな・・何すんだこのガキ!」 運の悪いことにぶつかったのはガラの悪そうな学生だ 金「うう・・カナの玉子焼きが・・」 弁当を持ったまま立ち上がったせいか玉子焼きが辺りに散乱してしまった それを見て泣き出す金糸雀 DQN②「ああ?泣いてんじゃねーようぜーな。こんなとこで飯食ってる方がわりーんだろ? DQN③「公共のマナーは守りましょう、ってか?wwwwwwwww」 DQN①「違いねぇwwwwwギャハハwwwww」 む、想像以上に感じ悪いやつらだな・・ とここで俺に良い考えが巡ってくる こいつらぶっ倒せば蒼星石の好感度あげれんじゃね? 正直怖いけど所詮高校生!ちょっと怒鳴れば余裕で追い返せるだろ! マ「おい、お前ら。」 DQN①「ああ?」 カナリアとぶつかった金髪の兄ちゃんが睨む ちょっとびくっとしてしまったが怯んじゃダメだ マ「今日何日だと思ってるんだ?平日だろ?学校はどうした?」 こういうのはイライラさせた方の勝ちだ。 DQN①「あ?なんだてめぇ、こいつらの保護者か何かか?」 マ「おっと 会話が成り立たないアホがひとり登場ー! 質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ。」 DQN①「あ?ナメてっとぶっ飛ばすぞコラ。」 襟をぐいっと引っ張られ超近距離でメンチを切られる なんだコイツ、ガチホモか? マ「あんたがリーダー格?高校時代は勉強しといたほうがいいよ、うん。」 自分でうんざりするほど経験した。 DQN①「てめぇ・・次何か喋ったらぶん殴るからな!」 殴りかかるようなポーズを取るDQN。 あれれ?何か違うような・・ いやいや、でも所詮高校生だろ。 一人一人ならぶっ飛ばせるって!大丈夫。 マ「やるのか?後悔すんなy 金「カナの玉子焼き・・」 さっきまで黙っていたカナリアが急に喋りだしたので俺もDQNもそっちに気をとられた 金「た、食べ物の恨みはっ、えぐ、恐ろしい、かしら!失われし時へのレクイエムぅううううううう!」 カナリアが泣きながらバイオリンを弾き始める ちょ、ちょっとこちら一般人よ?さすがにヤバいんじゃありません? 蒼「ちょ、ちょっとカナリア!?」 翠「よりによってそんな大技・・」 え?しかも大技なの? と、俺が止める前に巨大な竜巻が俺らの方へ飛んでくる 蒼「マスター避けて!」 マ「うおおあああああああああ!?」 俺は予想してたので何とか避けられたが DQNは何が起こってるかわからずその竜巻が直撃してしまう DQN①「おぎゃばああああああああ!?」 竜巻が直撃したDQNはバイキンマンの如く遥か彼方に吹っ飛ばされてしまった。 う、海の方向じゃなくて良かった・・ ジ「こ、こら!カナリア!落ち着けって!相手は人間だぞ!」 金「た、玉子焼き・・ひっく、ひっく。」 ジュンくんがカナリアをなんとか落ち着かせた DQN②「て、ててめぇ!ヒロくんに何しやがったコラァ!」 と、そこにDQN②がバールのような物を振り上げて襲いかかってきやがった マ「ジュンくん!危ない!」 ジ「へ?うわぁ!」 ダメだ!あのDQN完全にビビって正気失ってる!間に合わねぇ! 蒼「レンピカ。」 翠「スイドリーム!」 しかし俺が心配するまでも無く 男の首下には蒼星石のハサミが、足には今にも襲い掛かってきそうな植物が蠢いていた。 DQN②「な、なんだよ・・てめぇら・・」 蒼「言葉で説明してもわかりゃしないよ、でもそんな脳足りんの君でもこれが何かはわかるでしょ? とっとと失せるんだ。そして僕らのことは誰にも喋るな。」 蒼がハサミを少し動かして威圧する DQN②「ひ、ひぃいいいいい!おかーちゃああああああああああん!」 DQN②が冷や汗を撒き散らして逃げ出した DQN③「あっ!もっさん!チクショウお前ら覚えてろよ!ヒロさんともっさんは この辺り一帯をしきってる大物なんだからな!待ってください!もっさああああん!」 そしてあんたはその2人に媚売って大物になろうとしてるコバンザメか。 蒼「ごめんね、マスター。能力使っちゃって・・」 マ「いやいや、幸いあのアホどもしか見てないし良いだろ。」 翠「しかしまったくこんなか弱い乙女の力を借りねぇとあんなの3人もやっつけれないですか。」 うぐ、結果的には確かにそうなっちまったけど・・ 蒼「もう翠星石!マスターは暴力なんて振るわないよ!優しい人なんだから。」 蒼星石が俺の腕をぎゅっと掴んでくる うう、何だか心が痛い 翠「そうですかぁ?大方「蒼星石に格好良いところを見せられるだぜ!」みたいな感じで あいつらに喧嘩ふっかけたですよぉ?」 完全にこのお方俺の心読んでいらっしゃる。 蒼星石がまだフォローを続けてくれてるがボロが出たら恥ずかしいので話を摩り替えよう・・ マ「えっとカナリア?大丈夫?」 金「う、うん・・レディは玉子焼きくらいじゃ泣かないかしら・・」 すっかりテンションの下がったカナリアの頭を撫でる マ「しゃーないな、わかった。じゃあ今から美味しい玉子焼きを買いにでも行くか。」 金「・・本当かしら?」 マ「ああ、宛てはねーけど。元気だせよ。な?」 金「・・わかったかしら!」 途端に元気になるカナリア、ふふ。現金なやつめ。 マ「んじゃ、玉子焼き求めてレッツゴーといきますか!」 皆「おー!」 しかし、さっきのやつら大丈夫かなぁ・・ ああいうのって結構ねちっこいんだよなぁ・・ 復讐、とかしてこねぇ・・よな?はは・・ つづく→

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