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双子と俺の生活 ~片付け~」(2008/02/02 (土) 23:30:56) の最新版変更点

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男「ごちそうさまでした。二人とも旨かったよ。ありがとう」 男は二人の頭を撫でる 蒼「えへへ////どういたしまして///」 翠「これから毎日作ってやるですよ////」 男「じゃあお礼に片付けは俺がやるよ」 蒼「悪いよマスター。家事は僕達の役割なんだよ」 男「だが全部二人にやらせるのは紳士たる俺の心が許さないんだ」 翠「そこまでいうなら片付け手伝わさせてやるです」 男「ありがたい」 流し台にて、男が皿洗い、蒼星石が皿拭き、翠星石が皿運びとそれぞれ担当した。 男「で、その柴崎さんの家は遠いのかい?」     ジャー・・・ 蒼「ううん、ご近所さんだよ」           フキフキ・・・ 男「ふぅん、俺もあいさつに行ってもいいかな?」  ジャー・・・ 蒼「うん、でもマスターいいの?」         フキフキ・・・   男「なにがだい?」                キュッキュ・・・ 蒼「忙しいのかなって思って」           フキフキ・・・ 男「いやぁ、まだアルバイトも始めてないし、大学もまだ始まんないから暇なんだ」 フキフキ・・・ 蒼「う~ん・・・でも僕達外でこの格好だと目立っちゃうよ」      フキフキ・・・ 翠「そんなの人間が翠星石たちを抱き上げて行けば問題ないですぅ♪」  ガチャガチャ 男「翠ちゃんご苦労様。抱っこしてくのは別にかまわないが、その服で出られるとちょいと困る」 フキフキ・・・ 翠「なら人間のコートを着てけば一件落着です」    オワッタ 男「それでいい?」 翠「しゃーねーです」 蒼「ごめんねマスター」 男はまだ引越しの片づけの途中のダンボールからコートをひとつ取り出し、それと昨日まで着ていたコートを持ってくる。 男「おーい二人とも、これに包まってくれぇ」 翠「ぶかぶかですね」 男「ごめんな、ちょっと我慢してくれ」 蒼「それにマスター、なにかおかしくない?」 男「ん?」 蒼「マスターの分のコートのことだよ」 男「なあに、二人を抱きかかえていれば寒さなんて気にならないぞ」 翠「あったりめぇですぅ♪こんなにかわいい双子を抱っこできるんです、少々のことは我慢しやがれですぅ」 男「よし、行くか!」 蒼(大丈夫かな・・・) 男は扉を開ける 男「・・・・」 蒼「・・・すごく寒いね・・・」 翠「・・・ちょっとセーターだけじゃ無理ですね・・・」 男「なんともないさ!」 蒼「やっぱり無理だよ、僕達は片方に二人で包まるから」 翠「そうですね。人間、風邪ひかねえようにさっさと着るです」 男「うう・・・すまねえ」 男は蒼星石からコートを受け取りそれを着込んだ。一方蒼星石は翠星石のコートにもぐりこんだ。 男は双子の包まったコートを抱きかかえた。 蒼(あったかいや・・・それにちょっとマスターの匂いがする♪) 翠「さあ、人間行くですよ」 男「ああ、道案内頼むね」 翠「蒼星石たのむですよ」 蒼(・・・はあ、まだ出会って一日も経ってないのにこんなに親しくなれるなんて) 翠「そーせーせきー?」 蒼(マスターのこと好きになっちゃったかもしれないや・・・) 男「おーい、道案内頼むよ」 蒼(翠星石はどうなんだろう・・・もし翠星石もマスターのことを・・・) 男「そーせーせきさーん」 男が蒼星石の頭をぽんぽんする 蒼「ひゃっ!」 翠「どうしたですか?道案内してやってくれです」 蒼「え、あ、ああうん。えっとね・・・まずそこの道をまっすぐ行って、次にあそこを曲がるの。そしたら・・・」 男「よし、わかった」 男はそう言うと双子を抱いたまま歩き出した。

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