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酷似」(2007/12/03 (月) 23:20:26) の最新版変更点

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今日は巴さんと一緒にジュン君の家に行った。眼の下につけ黒子をしてみた。ちょっとした遊び心だ。 「私とそっくりさんになったわね」巴さんが言った。 「雛苺をからかう位は出来るかもしれませんね」僕はそう答えた。 チャイムを押すと、雛苺が駆けてきた。 「あ~!トゥモエ~……?」目を白黒させている。ふふ、迷ってる迷ってる。 「あら、いらっしゃい……巴……?」あれ、真紅? 「い、いつの間に増えたの?あなたは一体……!?」真紅、僕だってば。ステッキを構えないでよ。 「あら~巴ちゃん双子さんだったのねぇ。お姉ちゃん知らなかったわ~」のりさんが目を丸くしている。 そろそろ誰かに気付いてほしいと思い、二階に上がって翠星石のところへ行った。 「おめぇはジュンの友達の……翠星石に何か用ですか……?」 警戒している目だ。人見知りの姉は巴さんにはまだ慣れていないらしい。おかしいよね僕妹なのに。 部屋にジュン君が入ってきた。 「おお、柏葉。下で姉ちゃんがお茶を用意してるから良かったら……。  あと、この前のノート、助かった。ありがとな」そう言って机に向い、勉強を始めた。 なんか悔しかったので、家に帰ってマスターに泣きついて甘えようと思い、ジュン君の家を飛び出した。 マスターの姿を見るなり飛びつく。でも様子がおかしい。どうしたのマスター? 「と、巴ちゃん?一体どうしたんだい、ジュン君とケンカでもしたの?」 気が付いたらマスターは床に突っ伏していた。いつの間にか鋏で殴っていたようだ。 ため息をつきながら考える……アリスゲーム始めちゃおうかなぁ。                             『酷似』完

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