「あれ?蒼星石どうしたのかな?なんだか顔が赤いし息も荒いみたいだけど?」 嫌な笑い方をしながら、マスターが蒼星石の顔を見る。 「だって…ま、マスターがコレを着けてろって言ったんじゃ…」 そう言って自分の股間を押さえる 「ん?何か?」 蒼星石の手の上から、股間にヒザを押し付ける 「ひゃう!」 思わず高い声が出てしまう。 「ん~? どうしたのかな~? 蒼星石?」 「な、なんでもありません・・・・・・」 「そっか、それなら翠星石に紅茶でも入れてあげてくれないかな?後退屈そうだし話でもしてあげたら?」 「わ、分かりました…」 蒼星石が紅茶を入れようとしている間、マスターはその様子をずっと観察していた。 蒼星石が紅茶を持ってリビングに行くと、ソファーの上に寝転がる翠星石の姿があった。 「翠星石、紅茶ここに置いとくね」 そう言ってその場を離れようとすると。 「手渡しでくれですぅ~ 蒼星石~」 翠星石が甘えたような声で蒼星石に呼びかける 「わ、分かったよ・・・」 しぶしぶ、蒼星石がカップを翠星石に渡そうとする、するとカップが大きく揺れ、紅茶が蒼星石の手にかかってしまった。 「あっ!あく……はっ……うぅ…」 「どうかしたですか?蒼星石?」 ニヤニヤと笑いを浮かべながら蒼星石の顔を覗き込む 「なんでもありません……」 「? どうして敬語で話すですかぁ~?」 その指摘に、蒼星石は顔を真っ赤にさせ「あ、いや、その…なんでもないよ、うん」と返すのが精一杯だった。 「ぼ、僕ちょっとトイレにいってくるね」 「なんで蒼星石が行くですかぁ? ドールは排泄物なんて出ないはずですよぅ?」 「う、んと、そ、掃除だよ! やっぱりマスターの為にキレイにしとかないと!」 早口でそう言うと、蒼星石はやや急ぎ目にトイレへ駆け込んだ。 「・・・・・・お前の調教も中々ですよ、人間」 不意にソファーの後ろにマスターの姿が現れる。 「いえ、義姉さんが数十年かけて練った計画通りにしたまで・・・」 「・・・お前の働きには期待してるですよ、蒼星石全身性感帯作戦ももうほぼ完成です」 [[続き>M蒼 崩壊]]?へ(S蒼注意)