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大事な日 - (2006/04/25 (火) 23:32:05) のソース

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「マスター・・・遅いなぁ・・・」 <span lang="EN-US"><br>
いつもは残業もしないで6時頃には帰ってくるのに・・・もう7時を周ってる。<br>

残業の日も仲間と飲みに行くって時もいつも電話してくれたのに・・・。<br>

「どうしたのかなぁ・・・」<br>
気になって電話をかけてみたけど、マスターは出てくれない。<br>

「ますたぁ・・・早く帰ってきてよぉ・・・・・・」<br>
不安で涙が出てきそうになったけど、泣き顔でマスターを迎える訳にはいかないから必死でこらえた。<br>

<br>
<br>
「ただいまー。」<br>
「もうっ、遅いよマスター!心配したんだから!!」<br>
7時半になってようやくマスターは帰ってきた。<br>
泣かないようにと思ってたけど、気が緩んだせいか涙を流してしまったので、<br>

それを見られないようにするためにも、僕はマスターに背を向けていた。<br>

「あぁ、それはゴメン、ところでこっち向いてくれるか?」<br>

「もう、電話にも出ないで、こんな時間までどk・・・・」<br>

振り向くと、マスターは大きな袋と花束を抱えていた。<br>
突然の事に驚いて言葉が途中で詰まってしまった。<br>
「マスター・・・それ・・・何・・・?」<br>
「あぁ、今日はこれのせいで遅くなっちゃってな、見てみるか?」<br>

<br>
マスターがそう言って袋を床に置いたので、袋の中を覗いてみた。<br>

「わぁ・・・・・」<br>
中に入ってたのはくんくんのぬいぐるみとDVD全巻、それとFF12だった。<br>

「ぬいぐるみだけなかなか見つからなくてな、それで遅くなった。」<br>

「ありがとう・・・マスター・・・でもなんで?今日大事な日とかじゃないよね?」<br>

「特に何って訳でもないけどさ、いつもありがとうって事で。<br>

それと今日が特別な日とかじゃなくてさ、お前といればいつも大事な日だから。」<br>

「そっか、でも僕だってマスターといっしょならいつだって大事だよ。<br>

じゃあご飯準備するから待っててね。」<br>
<br>
準備された夕食は、いつもより力が入っていた。<br>
「えへへ・・・実は僕も、マスターのためにと思ってね・・・」
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