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泥酔蒼星石・低い - (2006/04/30 (日) 14:31:39) のソース

しばらくして。蒼星石は身を起こした。 
そして、その顔は無邪気な笑顔を浮かべていた。 
「へへへ…ましゅたぁ…」 
「蒼…大丈夫か?」 
「ましゅたぁーー!!」 
そう言って、蒼星石は俺に飛びついてきた。 
「ましゅたぁ…あったかーい。スリスリ」 
まるで猫のように甘えてくる。普段の蒼星石からは考えられんほど、積極的だ。 
甘えられるのは嬉しいが、あまりの豹変ぶりに少し戸惑った。 
「ましゅたぁ…なでなでしてー」 
言われるがままに頭をなでなですると、すごく嬉しそうにしている。 
「ましゅたぁ……すやすや…」 
しばらくしていると、蒼星石は俺の体に身を預けたまま寝てしまった。 

翌日。 
「マスター。僕、昨日お酒飲んだ後の記憶がないんだけど…」 
「そ、そうか。それより、体の方は大丈夫か?」 
「うん。なんともないよ。それより。僕何かマスターに迷惑かけた…?」 
「いや、何にもなかったぞ。うん、何にも、なかった。」 
「…?。まあ、マスターがそういってくれるならよかった。でも、昨日は幸せな夢を見た気がする…。」 
あまりの豹変ぶりだったので、蒼星石には、飲んだ後のことは隠すことにした。 
言うと、恥ずかしすぎて、しばらく顔を合わせてくれないような気がしたし。 
でも、これなら、時々飲ませるのもいいかなあ、とも思った。 

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