『SKET DANCE』第105話(週刊少年ジャンプ42号掲載分)作中において、
ヘリウムガスをボンベからの直接吸引する描写があったことについての騒動のまとめです。
キャプテンこと高橋千秋とその親友らしき人物秋奈との出会いから別れまでを、ドロップを小道具に描いた話。
二人の友情のきっかけとなり、また仲違いの原因ともなったドロップの缶を探して欲しいというキャプテンの依頼によって話が始まる。
話末のカラーページで、スケット団の三名弱は屋上から大量の風船を飛ばし、それらをドロップに見立ててキャプテンと秋奈の仲直りを祝福する。
話の冒頭に、ラストの伏線として、スケット団が保管を頼まれていたヘリウムガスのボンベで遊んでいる場面がある。
1ページ1コマ目にヘリウムにより声がおかしくなった藤崎が描かれ、そのあと鬼塚がボンベからヘリウムをボンベから直接吸引する描写が続く。
その際、藤崎がコックをひねりすぎて鬼塚が大量に吸引してしまい、驚いた彼女が藤崎を罵りながら殴っているところへ、高橋が現れる。
なお、笛吹は笑いながらその光景を見ているだけである。
ヘリウムガスとは、ほかのものとほとんど化学反応を起こさず、化学的にはまったく害のない非常に安全な気体だが、
使い方によっては事故を招くことになる。
ヘリウムガス吸引で声を変える遊びの際に使用されるガスは、直接吸入しても安全なように、酸素が約20%混入されている。
純度の高いヘリウムガスを直接吸い込むと、肺の中の酸素濃度が著しく低下し、酸欠による窒息の可能性がある。
一呼吸するだけでも死に至ることがあり、また、一命を取り留めたとしても、脳に障害が残る場合もあり、大変危険。
実際2007年には茨城県の高校生が、ヘリウムの充満したごみ袋をかぶり死亡するという事故も報告されている。
9月13日(日):アンチスレにてヘリウム吸引の危険指摘、その後本スレ、バレスレでも指摘される。
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9月14日(月):以降、SKET DANCE関連のスレやサイトが炎上。
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9月16日(水):
- ネットニュースサイトなどで取り上げられる。
- 集英社ホームページに「お詫びとお願い」が掲載される。
最終更新:2009年10月08日 00:37