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  人は常に出会いを続けている。
  他者とではなく、己と。
  そして同時に、人は常に別れ続けている。
  他者とではなく、己と。

  例えば、Aという事象があったとし、その事象のことをまったく知らない人間が居たとしよう。
  しかしある時、その人物はAという事象のことを耳にし、知識として得たとする。
  その瞬間、「Aという事象を知らなかった人間」は消滅し、其処には「Aという事象を知っている人間」が新たに生まれることとなる。
  無論これはある種の比喩であり、実際にその人物が消滅と新生を行なったわけではない。
  しかし、Aという事象を知る前の人物と知った後の人物がまったく同一の存在かと言えば、これは確実に否だろう。

  ある状態の「我」はその一瞬しか存在し得ない。
  人が常に移ろい行く存在である以上、これは避けられないことだ。
  しかし、だからこそ。一瞬しか存在しない我だからこそ。
 人は、それを仕方ないと諦めるのではなく、その瞬間瞬間を最高のものにすべく意識し努力していくべきだろう。
  それこそが既に過ぎ去ってしまった「我」への手向けであり、これから出会っていく「我」への礼儀でもあるのだから。


    記すべき名は無し、故に無名


カテゴリ: [手記] - &trackback- 2006年07月01日 13:38:19

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