【タイの真中辺りを行く】
第5話)呪われた、スコータイの夜?

《タイ旅行記|ターク|メーソット|スコータイ|ピサヌローク》

スコータイ遺跡1
スコータイ遺跡

タークで数日過ごした後、タイ中部遺跡地帯の本命・スコータイへ向かった。スコータイは、市街地区と、10km程離れた遺跡群のあるムアンカウ地区とに分かれている。市街と遺跡地区の間はトラックバスのピストン輸送が市民の足となっている。

観光客と地元民を乗せ、トラックバスは遺跡群までほぼ直線の道を疾走する。ゴトゴトゴトー。騒音だけはけたたましいが、所詮ダンプカーにベンチを乗せただけの”バス”。スピードは全然でない。それでも15分ほどで遺跡地区に到着する。僕は貸自転車を借りて遺跡群の門へと入っていった。

ゲートを超えると、整備された美しい公園の池が目に飛び込んできた。そして池の背後には優美な寺院の姿が!

ここに来るまで知らなかったのだが、スコータイ遺跡群は城壁に囲まれた内側が公園として整備されていた。古い寺院はそのままに、公園内は手入れの行き届いた芝が敷き詰められ実に気分がよい。園内の池に寺院の姿が映ると、遺跡の美しさがいっそう引き立つよう工夫されている。観光客の心をくすぐる粋な演出をするものだ。

スコータイ遺跡2
池の水面に寺院の姿が映える

公園の外にも無数の仏塔や寺院跡が広範囲に点在する。城壁の外側を訪れるのはちょっと骨が折れるのだが、気合を入れて自転車を飛ばしてみた。ふと自転車を止めて、林の中の朽ちかけた仏塔に近づいてみた。すると、いきなり「モォー」と放牧の水牛君が僕を歓迎してくれた。公園の外はワイルドな魅力に溢れている。

ともかく広大なこのスコータイ遺跡群。さすがに世界遺産だけあって、1日だけで全てを見ては回れない。結局、僕は2日間通いつめてしまった。

スコータイ遺跡3
広大なこのスコータイ遺跡群のほんの一部

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

ところでこのスコータイ、昼間の遺跡群は実に素晴らしいのだが、夜にはちとがっかりした。どういう風にがっかりかというと、要するにスコータイの街中には何もない。ネオンのネの字くらいあってもよさそうなのに9時を過ぎるとほとんどの店が閉まってしまい、屋台の数も激減する。

スコータイの街、何人乗りだ!
昼のスコータイの街、夜はもっと寂しくなる。それにしても何人乗りだ!

オイオイ。これではやることがなくてつまらんゾ!

それでも昨今、こんな田舎街にもインターネットカフェぐらいは存在する。僕はとある店に入って、さっそく閲覧ソフトを立ち上げてみた。すぐに、タイ語のページがサクサク表れる。正直言って僕んちの電話回線接続より早いのが非常に悔しい!

次にモードを日本語に変えて、ある日本語ページにアクセスしたみた。が、、、いつまでたっても画面が表れない。タイ語ページは簡単に接続できるのに日本語ページはいつまでたっても「読み込み中」で、表れる気配すらしない。

結局、日本語ページは表示されず、しかたがないので、もうとっとと宿に帰るしかなかった。

でも、なぜ日本語ページは表れなかったのだろう? さてはタイの悪霊・ピーにでもとりつかれてしまったのだろうか? それとも、アクセスしようとしたHPに原因があったのか、、、、

いずれにしても、その呪われたそのHPとは、僕の参加しているサークルのHPなのだが、、、

(続く)


もどる < 5 > つぎへ



タイランド
※最高10000ポイントですよ!

最終更新:2016年08月26日 21:43