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スレの7の2

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 原作への愛があってもこの評価……あえてアニメを見るぐらいなら、原作だけやってください。

544 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 19:57:50 ID:???0
ブレンパワード 4点(2周目以降は7点)

全26話。ロボット物。テーマは家族愛(おそらく)。
太平洋にて発見された、生きた遺跡「オルファン」。それが浮上する時、
地球上の全生物が死滅するかもしれないってんでなんとかするお話。

いわゆる白富野三部作のうちの一つ。殺伐とした作りではなく、暖かみのある作品(一応)。
クセがあり非常に富野節が強いため、会話として成り立っていない、と感じることも多い。
言っていることはわからなくとも、言いたいことはわかる、といった感じ。
また説明もなく専門用語がポンポン出るため、3話あたりでようやく状況が見えてくる。
ロボットのアクション部分は、お世辞にもそれほどいいとは言えないが、
音楽は菅野よう子によるもので、これは良い。
富野作品に広く言えることだが、2周見ることを前提にしているような作りで
噛めば噛むほど味がでる、スルメのような作品とも言われている。

ちなみに現在では有名な声優、朴路美のデビュー作

545 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 19:58:12 ID:???0
勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIUS GATHERING 6点
 勇者系、というか、SFロボットバトル。徹頭徹尾、勇気と熱血とご都合主義(褒めてる)。
 FINALはOVAとTV放送版がありますけど、TV放送版基準で。

 機界新種との戦いから1年半後。地球上から相次いで発掘されていた物質「Qパーツ」と、三重連太陽系復活を巡り、新たなる敵「ソール11遊星主」と勇者達の戦いを描く。

 勇者王ガオガイガーの続編の位置付けであり、これだけ見るとかなり置いてけぼりを食らうと思います。
 内容的には良くも悪くも、勇気とガッツで100%いけるさ、と言う熱血勇者系。ただ、薄っぺらに無敵ヒーローという訳ではなく、傷付き、倒れ、それでも尚、大切な者の為に、命を賭けて立ち上がる漢(勇者)達の物語。
 作画、音楽、デザイン、アクションとも規定レベル以上はクリアーしていると思います。OVAではかなり急ぎ足だった分も、TV放送版ではしっかり尺を取ってあり、見ごたえがあります。

 熱い漢達による熱い展開というのが、ご都合主義で子供っぽいと言われれば反論の余地はありません。好きな人は頭空っぽでどっぷりと浸かって下さい。好きな人向けと言う事でこの評価。


549 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 20:36:48 ID:???0
∀ガンダム 0.2点

なんかすごくけだるい、やる気のなさみたいなのが感じられる。はっきりいってSeed以下。ただの電波アニメ。
やはり何度思い返してもいわゆる「黒歴史」の設定は余計かつ不快でした。
自分はGガンダム、ガンダムXのファンですが、「黒歴史」を肯定するということは、とりもなおさずGガンダム、ガンダムXの最終回で語られていた「希望の世界」や「和平への努力」などが全く無駄で終わり、結局人類は滅亡してしまいました。
ということになってしまいますから。(Wガンダムは未見ですが、この作品の最終回でも未来への希望が語られていたということで、それも無駄にしてしまっているわけです)
どう考えても、ファーストガンダムとその後に他の製作者によって作られたガンダムシリーズを
同じ世界観に統一するのは無理がある。
あえて、その方法を採った理由は、単に富野氏のガンダム創始者としての一種の傲慢さの表れでは
ないかと思えてならない。
個人的にはGガンダム、ガンダムXのファンなのでこれらの作品の最終回後の世界が不当に汚された
ような気がして非常に不快感を感じた。
自分はどうしてもここに富野監督の一種の傲慢さを感じてしまうんですよね。少し話はそれますが、ずっと以前に読んだSF小説の中で、生物の生息できる世界を自由に作り出せる科学者の話がありました。
この科学者は同時に面白半分にその世界を滅亡させてしまうという狂気も持ち合わせており友人の科学者がそれを止めるという話でした。
またもう少しメジャーな話では「サイボーグ009」のいわゆる天使編で人類の創造者である神が人類の出来があまりにも悪いということで滅ぼしてしまおうという話がありました。
いずれの話でも「自分の作った世界を自分が壊して何が悪い」という創造者のエゴが露骨に表れており、
その世界に住む人々のことは全く考えていないという点が共通点でした。
ガンダムについてもそれが言えます。確かにガンダムの創始者は富野監督でしょうが、いわゆるアナザーガンダムでは他の製作者によって富野監督の製作したものとは全く違う世界が確立されており、それぞれファンがついています。
この事実をいわゆる確信犯的に無視して、自分の作った宇宙世紀に強引に取り込んでしまい滅亡したものとしてしまうのは傲慢あるいはエゴ以外の何者でもないと思います。
ガンダムを終わらせるための作品という位置づけの作品だったと聞いていますが、アナザーガンダムの作品はもうそれぞれ一つの作品として確立し、完結しているのです。
「黒歴史」ははっきり言って「余計なお世話」的な設定以外の何者でもないと思います。
こんなものでガンダム集大成とか言われると、ファーストからのファンとしては 許しがたいものがあります。
ザクやグフ、名前を使いつつも機体はそのまま使っていないSEEDやデスティニー の方がよほど楽しめると思います。

551 名前:「あ、GとXは俺には無用の作品らしい」[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 21:18:59 ID:???0
機動戦士ガンダムSEED 5点
あらゆる批判にもかかわらず、今世紀で今のところもっとも稼いだアニメである。
消費の主体は女・子供であり、それらにアッピールするように作られているが、
ネタアニメとしての層も持ち、これはおたく向けである。芸としての無倫理とでも
いうべきものが随所に見られるが、それらは戦争はファッションであるという認識に
基づいているようであり、ターンエーにおける思想的達成からは遠いが、おおむね妥当。
声優は当然にオールキャストであり、艦長と副艦長だけでたとえばNOIRくらいなら
作れる豪華さ。三石琴乃は一日千秋でミサトさんをやっているだけだが。
唯一、フレイの造形には見るべきものがある。銃後の妻の陰画のようなものであり、
セイラさんあたりに原型を見ることもできるのだろうが、カテジナさんに比肩する。
父(御国)が戦争に送り出し、母に還ってゆくのではなく、残酷な母が支配する。

552 名前:「あ、GとXは俺には無用の作品らしい」[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 21:20:11 ID:???0
ナースウイッチ小麦ちゃん 7点
ネタアニメ。ネタ(しかない)アニメ。純度は濃い。
声優のありようとアニメのありようがぴったりと重なっている。
田村がアンセブのアルバムを全部持っていることを、「声優さん100のひみつ」は
不思議がっていたけれど、彼女は田村が苦労して構築したものを天性で持っていると
いえるように思われ、田村が惹かれるのはむしろ当然であろう。
でじこの声がこの手の萌えボイスの原型である。その忠実な承継といえるだろう。

553 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 21:35:54 ID:???0
ソウルリンク 5点

宇宙ステーションの中でテロリストと士官候補生の学生達と
その他いろいろな人が戦う話。

キャラクターの表情やアクションなどが
あまり上手く描けていない。
ストーリー的にも、
実はこの人は××だったなどのサプライズがいくつかあるのだが、
あまり効果的なものとはなり得なかったように感じる。
PCゲームをそれほど力を入れずさっとアニメ化したような印象があり、
見るものの心に何かを残すことには失敗しているように思えた。

554 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 23:24:31 ID:???0
蟲師

映像面:10点
とにかく緑が美しい。
背景の細かなところまで心遣いが感じられ、昔懐かしい日本家屋や自然美を再現している。
動画も滑らかでストレスを感じず、蟲の動きもそれらしくできている。
戦闘シーンが無い分地味ではあるが、紛れも無く一級品。

脚本面:10点
脚本という点で見れば、100%近く原作に似せることができている。
追加されてるところもさりげなく、間も良い感じに取られ非の打ち所が無い。

音楽面:8点
極めて妥当、むしろベストマッチというのが適切だろう。
雰囲気を盛り上げ、かつ崩さないBGMは職人業である。

声優:7点
これもほぼ上と同様。
でもわずかに「おや?」と思うところがあったので-1点

35/4で総合8.75点。だいぶ甘めです。
でも萌えアニメには飽き飽きしてたので久々の良作でした。
しっとりと見れて楽しかったです。

555 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 00:36:02 ID:???0
蟲師 8点 全26話

ここ最近のアニメだけで考えれば10点つけられるかもしれない。
見るまでは「蟲師というタイトルだから、虫を使った対決物だろう」と勘違いしていたが、
実際は「蟲と呼ばれる不可思議な存在が起こす事件を、蟲師である主人公が解決していく」
ある意味ブラックジャックの、病気の代わりが蟲、というストーリーだ。
一話完結型なので、基本的に主人公のギンコ以外は一つの話にしか登場しない。
そのギンコは白い髪に洋服という、アニメでは別に変わったところのない格好をしているが、
他のキャラはみな和服に黒髪で、どうやら江戸時代のようであり、
ギンコはどうして白い髪なのか、洋服なのか、疑問である。よく考えるとギンコという名前も、
銀子? いや男で銀子はおかしいだろう、という感じであるが、詳しくは本編で。
ストーリーの面白さより、独特の雰囲気とギンコのキャラクターが魅力。


559 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 02:25:52 ID:???0
ARIA 8点
 
 是非、舞台で、ミュージカルとして、鑑賞してみたい作品。
 原作よりも、現実のヴェネツィア色を強めたところに引き
付けられるものがあった。しかしながら、浮き島や地下空間
に関しては、ジブリに対する敬意を積極的に示しており、強
調されたイタリアと、日本のアニメファンに蓄積された背景
美が適度な按配で組み合わさり、そこで動く登場人物の気質
にいい影響を与えている。
 キャストは、藍華に林原めぐみを使わず斉藤千和を使った
ことは正解だと思う。そして特に代表作のない葉月を主役に
したことで、灯里はどのアニメのキャラにも酷似しない唯一
の存在となった。出来ればアテナ役は窪田ミナであってほし
かった。
 この作品は舞台向けである。特にサンミケーレなんて、U
SJのラグーンショーにうってつけである。といっても原作
のままでは、体感できる空間は狭いものだったろう。佐藤監
督の尽力で作品に立体感が増したのである。

 素敵な奇跡だけだという評もあるが、作中には、面白くは
なくても、その素晴らしい出来事の隠し味となっている日常
が微かに散りばめられている。その日常部分を補完すべきだ
ろう。我々によって。

 ネオ・ヴェネツィアがあるかぎり、そこから素晴らしい物
語ははじまる。自ずから名曲AQUAは必然的に生まれ、た
とえARIAカンパニーが舞台ではなく、MAGAのオフィ
スが舞台であっても、素敵な日々はつづられる。

 ARIAは、登場人物が代わってもARIAであり続けるだろう。
それが愛する、愛される所以でしょうか。


565 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 06:30:50 ID:???0
ドラえもんのび太のワンニャン時空伝 10点

全体を通してテンションが高い
これは総作監、演出の渡辺歩の手柄と思われる
芝山レイアウトは相変わらず面白いし
船越、関根といったいつもの亜細亜堂のメンバーも参加してる上
湯浅、小西のようなスーパーアニメーターの担当カットもある
しかし、何より圧巻なのはラストの藤森がコンテ演出作監を担当したカーアクションであろう

567 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 09:06:40 ID:???0
ハチミツとクローバー 10点

6人の美大生の大学生活から就職活動にかけてについての話である。結構面白い。
6人の中で一番平凡な男子の視点が中心となっているので、他5人の登場人物への感情移入は少し難しい。
作中で読まれるポエムの痛さや、モラトリアム期間の青臭さを笑いながら楽しめる。
しかしこのアニメを面白くしている一番の要因は、中身云々よりもしっかりした作画であると思う。
日常芝居の作画がよければ内容はどうであれそこそこ楽しめるんじゃないかと、このアニメを見て思った。
プラネテスを見たときも同じ事を思った。これはこの2作品のストーリー性を否定してるもではないが。



570 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 10:50:31 ID:???0
となグラ  5.5
● ニーナがひたすらウザいと思うのですが
『彼女は自己崩壊している。脇キャラがリスクを冒さなければ
萌えアニメのデレ成分が補完されないのに、キャラの存在だけ
が一人歩きしている。彼女は、鍋を囲んで箸をつけるフリをし
ているだけだと思うのですが』
● まりえのツッコミが足りないことについては
『銃は、考えて撃つことが大事です。レーニンは確かに、『勉
強して勉強して勉強しろ』と言いましたが、彼女の勇治に対す
る発砲の間合いを見る限り、皆さんにも『無駄撃ち』にしか見
えないのではないですか? 古い井戸の水には槇村香とか竹本
チエといった名ツッコミといった成分も含まれています。飲め
ば何かを変えることは出来たのでは』

●鈴原ちはやは『水を運んで』いるのでしょうか?
『普通でしょう。何を驚くことがあるのですか? 彼女の両手
には当然水を満タンに張ったバケツがあります。そして、初音
サンは、ちはやサンの3倍の量の水を作品中で懸命に運んでい
ます。ちはやサンの仕事ぶりを見るなら、初音サンにも注目し
てあげてください』

● 初音さんっていいキャラですよね
『確かに。しかしこの作品では他のキャラが『走らない』ので
彼女一人で走っている。皆が初音サンと同じくらい走れば、違
う面が見られると思いますよ。見てみたいと思いませんか。初
音サンに隠されているだろうHOLICの侑子サンのような一
面をね』
● 最後に香月についてお伺いしたいのですが
『ヒロインキャラの決定力不足、これは、日本の萌えアニメの
永遠の病であり、治癒にはかなりの時間を要することでしょう。
ヤキモチって砂糖醤油につけて食べたら美味しいですよね。香
月は醤油に入れる砂糖の按配を間違っている味覚音痴です(笑)
だからといって香月が水月になる必要もないのですが』

『しかしながら、欠点ばかりにみえるキャラ立てや構成だが、
結構見れるものではある。結婚生活もそうだ。彩色兼備家事
万能の女性との永遠の営みというのは、意外につまらないも
のです。最後に、スタッフの皆に労いの言葉をかけてあげる
レベルには達している。そう思いませんか』

571 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 11:14:35 ID:???0
学園アリス 1点

いじめ助長、学生運動を彷彿させたりと、NHK教育で放送する番組ではないと疑問を感じる内容。
☆階級という身分差別、卒業者の一部は学園校長に犯罪者取り締まりの為、駒として使われ
敵対する反学園組織は、アリス所有者の子供を誘拐→人種売買で反学園一員として対抗させたりと、
子供の教育にも悪影響を与えかねない設定。


572 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 11:42:19 ID:???0
ブラックラグーン 6点
 B級ガンアクション娯楽作。マンガ原作のアニメ化としては、まぁまぁ上手くいってるんではなかろうか?

 ひょんな事で、会社員から非合法の運び屋に転職してしまったロックと、運び屋仲間達が繰り広げる、スリルと危険と陰謀ばかりの仕事の話し。

 え~っと、他のレビューでは「B級」だの「内容が無い」だの言われていますが、全くその通りです。原作マンガからして要するにハードボイルドを気取ったB級ガンアクション娯楽作品であり、作者が意図してそう構成している訳で、作品が悪い訳ではありません。
 作画、音楽、デザイン、アクションは良い出来です。

 アニメはB級臭さを楽しむ作品だと思います。マンガの方はB級臭さはありますが、バイオレンス&ハードボイルド面が強く、地上波で流せない様な話しも有り。原作知ってる人間としては、どこまでやってくれるかと思いましたが、さっぱり流していたのでこの評価。


574 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 13:15:08 ID:???0
時をかける少女 9点

キャラクターの描写もうまく感情移入できる、
ストーリー構成にもほとんど無駄がなく、ツボも押さえてる
喩えるならよくできたジェットコースターのような映画。

575 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 13:31:06 ID:???0
新ゲッターロボ 6点/石川賢作品が好きなら8点
 スーパーロボットバトル物としては歴史があるゲッターロボの最新版。全13話。

 謎の巨大鬼に脅かされる早乙女研究所が、鬼との戦闘の為に開発したゲッターロボと、パイロットに選ばれる三人の男、流 竜馬。神 隼人。武蔵坊 弁慶。ゲッターロボを駆り、鬼との戦いの果てに行き着く先は……

 謎のエネルギー、ゲッター線を使ったメカ、ゲッターロボが並み居る敵をなぎ倒す典型的なスーパーロボット物と言える。
 「そんな馬鹿な」としか言いよう無い、とち狂った主人公達、ぶっちぎった展開、戦いはこれからだのラスト。それは、行き着き過ぎてギャグにしかなっていない。
 だが、そこが良い。
 萌え要素など微塵も無く、正義も悪も関係なく、自分が生きたい、やりたいから相手をぶち殺すバイオレンスとカタルシス。お世辞にも事も向けアニメとは言えない、頭は空っぽだが濃い作品に仕上がっている。
 作画、音楽、デザイン、アクション共に、見る人を選ぶが良い出来だと思う。正にダイナミック企画作品。

 アニメ版ゲッターではなく、マンガ版ゲッターの色が非常に濃いです。真ゲッターロボが出てくる作品は他にも2作品ありますが、出来はこの新ゲッターロボが一番かと。

576 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 15:29:57 ID:???0
美鳥の日々 7点

原作未見。
右手が女の子になってしまった主人公と、その周りの人物が巻き起こすラブコメアニメ。
ストーリーは基本一話完結で、テンポよく見られる。その一話の中に笑いありシリアスありと、メリハリもいい。
全体の流れも上手くまとまっているが、ラストはもう少しその後のことも書いてほしかった。
あとキャラクターがいきいきとしてている。特に綾瀬には笑った。普段あんなに真面目なのにねえw
絵も安定してキレイだし、曲も良い。特にOPは気に入った。
総合的に上手くまとまっている良作。
感動とかそういうのはなかったが、すんなりと楽しめた。

577 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 15:53:18 ID:???0
ななか6/17 7点

原作未見。
精神だけが6歳児になってしまったななかと、その周りの人物が巻き起こすラブコメアニメ。
ストーリーは基本一話完結で、テンポよく見られる。その一話の中に笑いありシリアスありと、メリハリもいい。
全体の流れも上手くまとまっているが、ラストはもう少しその後のことも書いてほしかった。
あとキャラクターがいきいきとしてている。特に雨宮には笑った。普段あんなに真面目なのにねえw
絵も安定してキレイだし、曲も良い。特にOPは気に入った。
総合的に上手くまとまっている良作。
感動とかそういうのはなかったが、すんなりと楽しめた。


579 名前:メロン名無しさん[age] 投稿日:2006/09/08(金) 18:52:09 ID:???0
あらしのよるに 3点

いやぁ、おもしろくない。
映像面:絵が見ていて気持ち良くない、CGと手書きがミスマッチ、絵が統一されてない、カメラワークが下手。
脚本:テンポが悪いし、矛盾や疑問をばら蒔いている。常時だらだらで盛り上がりに欠ける。
声優:へたっぴ

原作の絵本を読んでないけど、子供でもこれをおもしろいとは言えないんじゃないかな?
こんなんじゃ紀子様も悲しみます><

580 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 19:01:28 ID:???0
苺ましまろ 5点
ニアの監督の5年ぶりの新作です。ロリの人の御用達の原作です。
しかし、折笠の声だけが妙に浮いているのです。松岡美羽をくれしんみたいに捉えた
ことからきているのだとおもいます。ありうる解釈だとは思いますが、声は変です。
しかし、皆さんが学ぶべきなのは「ロリオンリーはロンリー」あるいは
「ロリイズノットオンリー」ということです。政治と性の時代はとっくに終わり、
(大島渚なんかは政治がとれて性だけになっちゃった)生活と性の時代となりました。
それがある意味ではすべてだからです。おんなのこの身体はもともと性的ですので、
生活を描くだけでも十分おなかいっぱいです。

581 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/08(金) 19:02:48 ID:???0
千年女優
原節子の生涯を追ったと思しきもので、折笠は少女の頃をご担当されてる。
映画史への洞察も、激動の昭和史への鎮魂も、女優論も、なにもない。
そういうものが必要というわけでもないですけど、女優は「パーフェクトブルー」から
引継ぎですけど。今監督は虚術をない交ぜに語る文法のひとで、そういう素材としては
よかったのかも。僕はかわいいおんなのこ(とその声)が好きなだけなので、
小難しいのはちょっと厭なんですけど。

【いろいろいわれたので、コテハンにしてみました。こえには、触れていません。】


586 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 21:52:14 ID:???0
涼宮ハルヒの憂鬱 8点

全14話で構成されたSF的な作品。作品を通して仮想世界と現実世界の
仕切りをきちんと提示しているので親切な作品であるとも言える。
ヒロイン兼主人公の涼宮ハルヒは所謂触ったら危ない爆弾であり、
自分の思い通りにならないと世界の再構築などという大スケールなことまで
やらかしてしまおうとする、我侭な性格を持ったお嬢様である。
しかしその個性故に常に際立っていて、作品をより一層深みのあるものにしている。

話は打って変わるが、私的にはキョンが隠れた主人公なのではないかと思う。
作品を通して一度も本名で呼ばれる事の無い彼は、感情移入するために作られた
キャラクターであると言っても過言ではない。涼宮ハルヒの暴走を抑えているのも
このキョンであり、世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団(略称SOS団)における
唯一の一般人である。そのキョンが色んな怪事件などに巻き込まれ、翻弄されていく様は、
私のような退屈な日常を送る者にしてみれば羨ましい情景である。

作品全体を通して考えてみれば、ただのぐだぐだな展開の連続に見えてしまう可能性が
あるこの作品。しかしこれは人間の我侭とその葛藤、そして人間としての成長にライトを
当てている。決してこの作品は無内容でも、虚無的でもない。確立された人間をここまで
繊細に描いた谷川流さんの文才にはつくづく感服せざるを得ない。



(最後に補足)
本来ならば9点あげたいところだが、どうも世界観そのものすら理解できない者もいるよう
なので、作品内において説明・補足不足ということで1点減点させてもらった。

涼宮ハルヒの憂鬱 8点

全14話で構成されたSF的な作品。作品を通して仮想世界と現実世界の
仕切りをきちんと提示しているので親切な作品であるとも言える。
ヒロイン兼主人公の涼宮ハルヒは所謂触ったら危ない爆弾であり、
自分の思い通りにならないと世界の再構築などという大スケールなことまで
やらかしてしまおうとする、我侭な性格を持ったお嬢様である。
しかしその個性故に常に際立っていて、作品をより一層深みのあるものにしている。

話は打って変わるが、私的にはキョンが隠れた主人公なのではないかと思う。
作品を通して一度も本名で呼ばれる事の無い彼は、感情移入するために作られた
キャラクターであると言っても過言ではない。涼宮ハルヒの暴走を抑えているのも
このキョンであり、世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団(略称SOS団)における
唯一の一般人である。そのキョンが色んな怪事件などに巻き込まれ、翻弄されていく様は、
私のような退屈な日常を送る者にしてみれば羨ましい情景である。

作品全体を通して考えてみれば、ただのぐだぐだな展開の連続に見えてしまう可能性が
あるこの作品。しかしこれは人間の我侭とその葛藤、そして人間としての成長にライトを
当てている。決してこの作品は無内容でも、虚無的でもない。確立された人間をここまで
繊細に描いた谷川流さんの文才には、個人的にはつくづく感服せざるを得ない。



(最後に補足)
本来ならば9点にしたいところだが、どうも世界観そのものすら理解できない者もいるよう
なので、作品内において説明・補足不足ということで1点減点させてもらった。



604 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/08(金) 23:29:24 ID:???0
機動武闘伝Gガンダム ガンダムとして見るなら0点/ロボット熱血スポコンアニメとして見るなら8点
【所感と概要】
 先ずはじめに、これはガンダムではありません。熱血スポコンロボットバトルアニメであり、それ以上でもそれ以下でもないオリジナル作品としてみてください。

【ストーリー】
 コロニー国家間での戦争を避ける為行われる各国の代表たるガンダム達で行われるバトルロイヤル、ガンダムファイト。
 この年、それに参戦したドモン・カッシュは、ガンダムファイトとはまた別の目的を持ってこれに参加していた。試合を勝ち進む中、彼の前に様々仲間とライバル、そしてあの男が……

【評価】
 要するに、バトルで勝って俺は目的を果たすぜ!な熱血スポコン系主人公と、主人公に負けたけど何となく共感して仲間意識を持っちゃったのが、試合を裏で操る?巨悪に立ち向うという、全くのバトルスポコンアニメ。
 何でこれがガンダムなんだ、と言うとまぁ、元祖ガンダムの監督である富野氏が「次はガンダムでプロレスをやるんだ」と言っちゃったのを、真面目にやったらこうなっただけの話しで、決して作品が悪いわけではない。
 いや、本当に作品自体は良い。友情、努力、(後、愛、)勝利のストーリー。最強のライバルは師匠&兄。近接格闘戦と必殺技のカタルシス。熱くてくどくて濃いキャラクターと台詞。好きな人間は頭空っぽになる内容です。
 作画は時々狂うものの、音楽は良質、アクションはまぁまぁ。デザインは……ダサいです、ほんとにダサい。このデザインが問題無しという人は作品自体受け入れられるのではないでしょうか?

【追記】
 「ミスター味っ子」の今川泰宏、キャラクターデザインに「炎の転校生」の島本和彦と、「何でガンダム?」と言わざる得ないスタッフ。内容は推し量るべし。
 ガンダムとして見なけれな、その突き抜けっぷりは爽快すぎて快感を憶えます。良くぞここまで、と言わざる得ない作品。快作と言うよりは怪作の領域。
 俺は、大好きです。

606 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 06:35:18 ID:???O
のび太の恐竜 6点

大長編ドラえもん記念すべき1作目。ストーリーを超簡単に説明すると
のび太が見つけた恐竜ピー助を日本に送り返す話

話がサクサクと進むため見てて退屈しない
絵がTVそのままなためいつもと同じ雰囲気で楽しめる

ただ一部展開が唐突なきがしたまぁ間に何があったかは簡単に想像できるのであまり問題ないが…

またドラえもんが友達というより保護者という感じだったりしずかちゃんの口調が丁寧じゃない所があったりと後期や最近のドラえもんに馴れてる人はちょっと違和感あるかもしれない

最後に一つ。
ピー助の声が気持ち悪い

607 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 06:53:41 ID:???O
のび太の恐竜2006 8点
※ネタバレあり
新ドラえもんの大長編1作目
1作目のせいか旧作を超えたいせいかはたまた両方か…とにかくスタッフも声優も気合いが入ってると思った

基本的な流れは同じだがいくつか改変や改善あり
例を上げれば
・ティラノがゴジラ型じゃない
・パパがのび太をしからず理解を示す
・一旦ピー助を返した後のドラえもんの『君1人で頑張った事に意味があるんだ』的な台詞カット
・ラストはタイムパトロールの力を借りない
など、細かい所ではもっとある
個人的にはどれもプラスに働いたと思う
更にピー助との友情やハンターのキャラやのび太とのやりとりがより丁寧に描かれている

欠点は絵
動きなめらかだし綺麗だし迫力もある
感情が高ぶった時には線を崩したりしてわかりやすく表現したりもしている
しかし、TVとは大分雰囲気が違うため違和感がある。また、人物や恐竜と背景がうまく合っていない

最後に一つ。
大きいピー助の声が気持ち悪い

608 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 08:15:31 ID:???0
俺も最近見たからレビューすっかな。

ドラえもん のび太の恐竜 7点

のび太が見つけ、タマゴから孵した恐竜ピースケ。
現代では育てられないと白亜紀に送り帰すも、
ピースケを狙うハンターの邪魔が入り、日本でなく、(現代の)アメリカ大陸辺りに。
それを知ったのび太たちは、再び白亜紀に戻り、ピースケを日本へと連れていく。
しかし、タイムマシンは壊れ、どこでもドアは使えず、移動手段は連続運転のできないタケコプターのみ。
のび太たちの長い旅が始まる。

画面や構図、キャラの性格や体系など、全体的に古臭く、後期のドラえもんで育った世代には、馴染めない部分もあるかもしれない。
映画では格好いいジャイアンのキャラも、第一作では確立されておらず、どちらかと言うとスネ夫より。

それでも、リメイク版しか知らない人には是非見て欲しい作品。
リメイク版にあるような押しつけがましいメッセージもなく、のび太たちの冒険のみを自然に楽しめる。
のび太がボールを抱えながら眠るシーンには、ピースケを失った寂しさや、物語が本当に終わったことを示す、秀逸のラストだった。

609 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 08:19:19 ID:???0
ドラえもん のび太の恐竜 2006 7点

基本的なプロットは同じだが、ティラノに襲われる辺りから独自の展開に。
また、当時と学説が変わったため、襲われる恐竜がプテラノドンからケツァルコアトルスに変わったりと、恐竜に関する描写がかなり変化している。
ジャイアンも格好良いシーンを与えられ、諦めかけるスネ夫を諌める役どころへ。

画面構成も大幅に進化。映画のようなナメめのカメラワークと角度のキツいレイアウトで、迫力を出している。
さらに、オリジナル版では唐突だったハンターを冒頭で登場させるなど、細かい部分でのプロットの追加・変更があり、
物語に入りこみやすく自然な仕上りに。スッタフ相当がんばった様子。

ただ、ラストシーンへの流れは改悪。
タイムパトロールの力を借りないというのは、どう考えても納得いかない。
距離で言えば、まだまだ半分以上残っている。タケコプターも壊れたのび太たちが、どうしてそういう選択肢を選んだのか?
劇中では一切説明がなく、「彼らは行ったよ」の一言のみ。
その後どうやって辿りつくのかも詳しい描写なしで唐突に日本へ辿りつく。
「自分たちの力で最初の目標を達成することに意味がある」といったメッセージのつもりなのだろうが、
物語の整合性が消えてしまうだけの演出に非常にガッカリ。

現代に戻ったのび太たち。
「どこに行ってたの?」と問うママ、に笑顔で「ちょっとね…」で、終わり。
なんだそりゃ。雰囲気だけの終わり方だった。少なくとも、オリジナル版のラストには遠く及ばない。
前半面白かっただけに、とても残念だった。

とはいえ、オリジナル版に特に思い入れがなければ、十分満足のできる声優以外のあらゆる面でクオリティの高いドラ映画。
“声”で食わず嫌いしている人は一度見て欲しい。
「こんだけ頑張ってるんで、声が違うのは勘弁してください」とでも言うようなスタッフの力の入り具合には、正直感動した。

615 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 18:54:39 ID:???0
ルパン三世 セブンデイズラプソディ 7点

ここ数年のルパンの出来からかあまり期待はしていなかったのだが、
良い意味で予想通りの展開、個性的なゲストキャラクター(個人的に「ファイヤー!」がツボった)、
決して忘れていないお約束などそれなりに楽しむ事が出来た。
ギャグシーンが比較的多めなので最近疲れ気味の方は是非。

あと銭型のとっつぁんがそっちの趣味があったのと
五右衛門にあっちの趣味があったのはちょっと「えっ!?」と思った


618 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/09(土) 20:57:08 ID:???0
ほしのこえ 8点
武藤寿美というひとが「こえ」をあててますが、人狼の監督の奥さんらしいです。
(狼は監督だった。)南里とかと同じ感じです。00年代になってからこういう「こえ」が
よく聞かれるようになったといってよいのでは(もっとも武藤さんはあまり見かけない)。
距離が離れるにつれメイルが時間的に届かなくなるというのは、郵便とか幽霊などという
ことをおっしゃってた人でなくとも、よく出来てます。美しい数式みたいな…。
たとえば、偉大なる北の国に関しても、これを思い出したという人もいますが、
そういうピュアな気持ちでめぐみさんを救わねばなどとおもったとき、わたしたちは
自らの「人間性」を動物的に客体化しなければならないのです。

619 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/09(土) 20:58:36 ID:???0
AIR 6点
泣きゲーの代表格と言えばこれでしょう。これしかやってなくても、このあたりを語って
いいということらしいし。針鼠ふうの悩みを持ってるおんなのこは絶対救えないのです
けど、構造的なもので、それゆえ反復せざるをえないということなのです。
反復することでいい方に向かうこともあれば(「GANTZ」など)、悪いほうに向かうことも
あるわけです。最終兵器彼女あたりは、円環状になってる点で珍しいようです。


634 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 13:30:56 ID:???0
学園戦記ムリョウ 8点

戦記なんてタイトルついてるが、実際はジュブナイルもの。
主人公の中学校にちょっと変わった転校生総流無量

635 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 13:59:32 ID:???0
AIR 5点
原作は未プレイ
いつか自由に空を飛べるはず。飛んでどうするのかは謎。
大人の心と少女の心の共存がテーマか。雲のように掴めないアニメ。
絵はきれい。

十二国記 3点
世界が異色過ぎる。特に人間が何処から産れるのかは非常に大事な前提であ
るように思う。これを逸脱してしまっては物語として見る価値があるとは思えない。
中国の儒教的な世界に似て非なるもの。フェミニズムの香りがする異色のファンタジー。

ハルヒ 8点
世界の終末が神の世界をおもしろおかしくするという意思の結果であるとするなら
人間にとってこれほど迷惑な話はない。しかし、着眼点としてはおもしろい。
また、宇宙人、未来人、超能力者など場所、時間、力学を超越した存在を描き
それらは神に近い存在だが諫めることができない。
物語全体が突飛な構成となっていて見る人を飽きさせない。
愛は世界を救う的な終わり方であるなら平凡すぎる。

636 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 14:36:07 ID:???0
ハルヒ 10点

世界の終末が神の世界をおもしろおかしくするという意思の結果であるとするなら
愛は世界を救う的な終わり方であるなら平凡すぎる。
物語全体が突飛な構成となっていて見る人を飽きさせない。
人間にとってこれほど迷惑な話はない。しかし、着眼点としてはおもしろい。
また、宇宙人、未来人、超能力者など場所、時間、力学を超越した存在を描き
それらは神に近い存在だが諫めることができない。



637 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 14:44:31 ID:???0
ハルヒ 0点

世界の終末が神の世界をおもしろおかしくするという意思の結果であるとするなら
愛は世界を救う的な終わり方であるなら平凡すぎる。
物語全体が突飛な構成となっていて見る人を飽きさせない。
人間にとってこれほど迷惑な話はない。しかし、着眼点としてはおもしろい。
また、宇宙人、未来人、超能力者など場所、時間、力学を超越した存在を描き
それらは神に近い存在だが諫めることができない。

638 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 14:56:13 ID:???0
涼宮ハルヒの憂鬱 1点

兎に角登場人物1人1人の性格や行動が癪に障る
ハルヒの無茶苦茶な身勝手さ、キョンのキモイ自己陶酔の語り、長門の劣化綾波キャラ
みくるのキモ声とナヨナヨな性格、古泉のスカした電波論
見ているだけで気分が只管害されていく
単に不快であるだけの1話も不必要極まりないく、正にストーリー以前の問題といえる
そしてこの作品を必要以上に持ち上げる大量のオタク達に、小生は嘗てない未曾有の危機感を感じる
この作品が切欠となり、只でさえ劣化し続けている日本アニメの質が、更に劣化速度を増すのは明らかだろう


640 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 15:26:18 ID:???0
涼宮ハルヒの憂鬱 10点

兎に角登場人物1人1人の性格や行動が癪に障る
ハルヒの無茶苦茶な身勝手さ、キョンのキモイ自己陶酔の語り、長門の劣化綾波キャラ
みくるのキモ声とナヨナヨな性格、古泉のスカした電波論
見ているだけで気分が只管害されていく
単に不快であるだけの1話も不必要極まりないく、正にストーリー以前の問題といえる
そしてこの作品を必要以上に持ち上げる大量のオタク達に、小生は嘗てない未曾有の危機感を感じる
この作品が切欠となり、只でさえ劣化し続けている日本アニメの質が、更に劣化速度を増すのは明らかだろう

643 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 15:52:22 ID:???0
ルパン三世 セブンデイズラプソディ 10点

ここ数年のルパンの出来からかあまり期待はしていなかったのだが、
良い意味で予想通りの展開、個性的なゲストキャラクター(個人的に「ファイヤー!」がツボった)、
決して忘れていないお約束などそれなりに楽しむ事が出来た。
ギャグシーンが比較的多めなので最近疲れ気味の方は是非。

あと銭型のとっつぁんがそっちの趣味があったのと
五右衛門にあっちの趣味があったのはちょっと「えっ!?」と思った


652 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/10(日) 21:14:51 ID:???0
serial experiments lain 7点
20代のおんなのひとが10代とかのおんなのこを余裕でやってるのがこの業界のすごい
ところですが(30代の人でも平気でやってるし)、リアルおんなのこがおんなのこの声を
やることもあります。ここでの、清水香里がその一例といえるでしょう。
なかなかいい感じで、かわいそうな目にあってゆくおんなのこの声としてはよかった。
「三年後の声優界」では、「オレも清水香里がイタいファンに囲まれ、人気になっている
ところを想像した」などといわれてたのですが(2000年頃)演技力がなさ過ぎるのが
災いしてか、あまり見かけない時期が続き、近頃は上手くはなったようですが、
昔日のロリからは遠く、残念な限りです。声優界の上島竜兵なんだとか。
小中千昭、中村隆太郎とともに、ここがピークでした。

653 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/10(日) 21:17:00 ID:???0
伝説巨人イデオン
一応世界情勢の影響というのはあって、ソ連らしきものが適役に回っているのか、
青い髪です。戸田恵子が1話から謎の潜入をしてくるのですが、
吹き替えの第一人者を呼んでくる役としては、あっていると言わねばなりません。
吹き替えの声というのは、アニメの声とは少し違うようです。
Ergo Proxyのパリコレファッションも中々いけてましたし。
こういうすべてがひとつになる、というあとでは何も作れないということらしく、
ザブングル、ダンバイン、エルガイムはかなり痛々しい。何より、人びと(ことに主人公)
が馬鹿にしかみえない。何やってるのか分からない、何言ってるのかわからないと
いうのは常なのですけど、見え方というのはあるわけで。池沼にしか見えないというのは
(Z、V)まだ回復してるからです。一貫した緊迫感のある特徴的演出というのが見られ、
そういうのがまた出来るようになるには20年の歳月を要したのでした。


664 名前:駄レビューここに[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 08:25:49 ID:???0
魔法少女リリカルなのは 8点

現代において、これほどまでに真っ直ぐなメッセージ性のあるアニメがあっただろうか。
これほどまでに魂を揺さぶる熱き感動を与えたアニメがあっただろうか。
ここまで実直な魔法少女アニメ・・・ごめん嘘
序盤は魔法少女の本懐、中盤こそグダグダなものの、終盤の爽快感は抜群。
最強必殺技「スターライトブレイカー」初登場の11話はシリーズ全体でも屈指の高評価。
最終話の感動は下手な子供向けアニメなんかよりずっとストレートに
「友情の力の素晴らしさ」を教えてくれることだろう。
作画の乱れもまた味あるもの、某MUSASHIのようなものでないのだからよし。
本来は10点としたいが、作画クォリティがそこまで達してないのでマイナス1、
さらに中盤のグダグダとグッズ展開の遅さを考慮してマイナス1で8点。

魔法少女リリカルなのはA's 7.4点

点数は小数点以下切り捨て考慮。
のっけから前作の流れを受け継いだ展開で、初見視聴者にははっきり言って優しくない。
他の媒体で情報を手に入れていないと感動も半減かも。
そのかわり前作から引き続き見る人には序盤の展開は感涙もの。
また、前作の弱点だった「中盤のダレ」も激しくないので、
平均レベルは上昇していると言える。
しかし・・・ラス前の最終決戦のボコ殴りの賛否が激しく割れている。
これまでの丁寧な展開からは想像もつかないほどに雑な展開だったからか。
さらに六年後ゲフンゲフン
ということでまずこのへんでマイナス2、
さらに話の最高レベルが前作を下回ったことでマイナス0.6点としよう。
場合によってはその他諸々の意見で小数点以下切捨ても可能。

665 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 18:14:55 ID:???0
ゲフンゲフンだな

666 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:07:11 ID:???0
超GALS!寿蘭 3点
90年代はコギャルがスポットを浴びた時代でしたが、コギャルはおたくの鬼門であり、
キャラの使い分けができるというのが、おんなのこの優位の第一要因らしいですが、
(ただ、ハンカチ王子とか亀田君なんかは、キャラであるといってもいいのでは)
アニメはおたくのものであることから、アニメにはじめてコギャルが正面から出てきた。
豊口めぐみに道徳を語らせています。ここから、算数お姉さんまでは一歩でしょう。
「豊口めぐみマニアでNHKをチェックしないヤツはモグリだぜ」という格言がある。
倫理的なことは道徳に従うというのは安心感を与えます。「17才」という映画を見たの
ですが、猪俣ユキ友の会などというのが出て来ることからも、何となくハルヒを思わせる
のです。ラブポの人も出てきてます。

667 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:08:26 ID:???0
銀色の髪のアギト
宮崎あおいがヒロイン。「魔法遣いに大切なこと」にもでて来ていて、アニヲタは、
「真綾ちゃんをちょっと舌足らずにしたような感じで、いい雰囲気を醸し出しています」
(「カズくんのオタおた日記」)と評していました。
あおいたんがいいのは、声というより顔なんだという当然のことに思い至るだけでした。
純情きらりに出ていたとしてももはや純潔とはいえないとはいえ、人前であおいたんが
好きだ、と言うのははばかられるわけですが、これはなぜでしょうか。
ロリでありながら演技がいいんだとか言ってそれを認めないところが潔くない、
男の好きな女優ベスト10から、女の好きな女優ベスト10との重複を消すと、いちばん
上に来ていた。内容は、GONZOの作ったもの、といえば足りるものでした。
(内容について語り足りないのおっしゃる方。それは違います。声についてしか語る
値打ちがないということなのです。これは立派な批評です。)

672 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:21:14 ID:???0
風人物語 7点

高いところから飛び降りても
ゆっくり落ちるくらいのことが出来る程度に
風を使えるようになった女子中学生(デジカメ部所属)の話だが、
メインは日常話。

絵は独特だが悪くない。
話も派手さは無いものの飽きずに見続けられるくらいには面白い。

と、思っていたら、
最終回だけは、かなり曖昧な内容で、
主人公の未来の姿が時折、挿入されたり、
保健の先生が突然風を使えるようになったりするのだが、
それが明確に何を意味するのかは不明のままに終わってしまう。
作品全体の印象を変えるほどのものではないが、
もしこの話が無かったならば、心の引っかかりがかなり減ったであろうことを考えると、
それなりに意味のあるエピソードであったような気はする。

タイトルから想像されるとおり、
かなり風が吹きまくる作品なのだが
主人公達のスカートは一切めくれないのは
良いんだから悪いんだか
ただ、ローアングルはそこそこにあるw


674 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:43:45 ID:???0
風人物語 4点

ひょんなことから高いところから飛び降りても
ゆっくり落ちるくらいのことが出来る力を身につけてしまった極々普通の女子高生が出会う、
諸々の出来事についての話。

清潔感のあるキャラデザと、人物の細やかな動きにまでこだわった作画は好印象。
画面のレイアウトにも細やかな気配りが感じられる。
天真爛漫という表現がぴったりな主人公の声も良い。音楽・音響も水準以上の出来。
これらの要素を一個の作品として纏め上げる演出・監督の仕事も当然の如くハイレベル。
全体を通じて、作り手の意図が強く感じられる、クオリティの高い映像作品に仕上がっている。

話も派手さは無いものの飽きずに見続けられるくらいには面白い。

最後に不満を一つ。

タイトルから想像されるとおり、
かなり風が吹きまくる作品なのだが
主人公達のスカートは一切めくれない


681 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 11:04:02 ID:???0
スターシップオペレーターズ 3点

一つの作品としては全く機能してません。小説のダイジェストのようです。
登場人物の背景や内面の描写を省いてしまっているので淡々と物語だけが進みます。
今はメディアミックスの時代ですからこういう作品があってもよいと思いますが
アニメだけの評価ということでこの点数にしました。
作画は最終話だけあきらかに落ちますが、その他はまぁ安定していたと思います。
宇宙軍士官学校の女子制服がなぜかニーソにタイトミニなんですが
おそらく機能性を追及した結果だと思われます。



682 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/12(火) 20:56:08 ID:???0
φなる・あぷろーち 6点
死屍累々といっていいエロゲ原作の中で、例外的に良く出来ています。
野川さくらの腹黒押しかけ妻は上手いといっていいのではないでしょうか。
野川さくらは和風のおとなしいようなところがいいのかもしれないと、若干の考察は
出来るのです。けれども、水樹奈々はどこがいいのかさっぱり分からないので、
僕は真性の声ヲタではないのでした。水樹奈々は顔(整形後)がいいのは認めるけれど。
さくにゃんとか水樹奈々がアキバ系の可能性の中心ではないのかもしれませんが(それは
モモーイとかだろう)、アキバ系の中心ではあって、アキバの中心で愛を叫んでいるのです。

683 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 20:58:41 ID:???0
なるあぷは三頭身でも髪ばさばさで重苦しかった。

684 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/12(火) 20:59:38 ID:???0
フタコイオルタナティブ 6点
シスプリリピュアに相当する。双子がいつから妹のような扱いになったのかは分からない
ですが、どちらかを選ぶところにドラマがあるのでしょうか。
あだち充「タッチ」では双子(おとこの、ですが)がいて、一方がお亡くなりになられる
にですが、「きまぐれオレンジロードあの日にかえりたい」ではここでの南の発言である
「ずっと3人でいたい」が引用されています。あだち先生の作風では入れ入れまでは
行かないのがコードであり、むふ、などという言葉がその限度とされていますが(現在の
連載では恋人をころしたみたい)、分裂病なのでどっちもというのはひとつの展開でしょう。
門脇と水橋さんですが、門脇のように(下屋あたりもそう)綺麗な声でもなかなか主役は
できないし、やってもそれほどには注目されないのは線の細さゆえとでもいえる
でしょうか。おとこの独白が長く続くのはキョンといいなんなのでしょうか。

719 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 03:20:14 ID:???0
君が望む永遠 5点

名作エロゲのアニメ化。アメリカのオタクの間で泣けるアニメ
ナンバー1に選ばれたカルト的作品ということで期待したが
特異な設定を除けば中身は普通の恋愛ドラマだった。
そんなに泣けるかこれ?
確かに甘酸っぱい学園もから急転直下する序盤の展開には惹きこ
まれるが、中盤以降は優柔不断な主人公がふたりの女性に挟まれて
うじうじするだけの典型的な三角関係モノ。
ラストも淡白で、もっと壮絶な鬱展開と怒涛のクライマックスを
期待していた身としては物足りなさを感じた。
大空寺のキャラと非18禁アニメとしては非常に高いエロ度と
ED曲は○
ちなみに原作ゲームは未プレイです。

720 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 15:30:00 ID:???0
ARIA THE NATURAL 3点

水夫の牧歌的な日常ほのぼのアニメ。
特になんのドラマもストーリーもなく、毒にも薬にもならないが、
どうよ、これって可愛いでしょ?的なステレオタイプなキャラ設定にげんなり。
頭の悪そうな主人公の口癖も鼻につく。
絵柄や声に惹かれるなら見るのもいいだろうが、見るべきところはない。
アニメーションとして、最低限の仕事はされているので、3点。

721 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 16:30:05 ID:???0
そろそろ最終回シーズンなのでレビュー再開します。まずは終わったばかりのやつをひとつ。

「貧乏姉妹物語」4点
安アパートで2人暮らしの姉妹が、貧乏だけど明るく仲むつまじく暮らす…という作品。
設定を聞いただけでどんな内容か予想できるが、良くも悪くもその予想を超えないのが本作の特徴。
姉妹がまったりのんびり、ときどきすれ違ったりしながら、なんてことのない日常劇が進んでいく。

1クールということもあってか、作品の焦点はほぼ姉妹間の愛情のみ。
アパートの大家さんやライバル姉妹?といったキャラもいることはいるが、あくまでサブ的な扱いだった。
個人的には、ライバル姉妹のキャラ造形がイロモノ的で、作品から浮いていたのが気にかかる。
彼女たちをもっと思い切り活躍させるか、作風に合った普通のキャラにするか、中途半端だった印象。

大筋の柱になる話がなく、毎回なんとなく雰囲気を楽しむ、なんとなく姉妹仲を楽しむ、
というタイプの箱庭観賞的作品というのが正解か。
小さく狭い世界で展開し、毎回同じような登場人物・展開のため、
タイプが合わない人は眠くなってしまうかもしれない。
また、貧乏ゆえの本当の苦労、イジメや偏見など対人関係のエグい部分をあえて描いていないのは不満。
まったり路線が好きだという意見ももちろんあるだろうが、自分的にはもう少し踏み込んでほしいと思った。
悲劇性を排除しすぎて、「泣かせる話」にキレがない気もする。
そもそも、姉妹のすれ違いにハラハラ、イライラする話がメインのため、
まったり路線としても中途半端なのでは?

楽しめる視聴者を絞った、いわゆる「人を選ぶ作品」であることは確か。
自分には合わなかったが、貧乏姉妹のシチュエーションだけでご飯3杯食べられる人や、
大きな動きがない観賞系アニメのノリがわかる人なら問題なさそう。
坂本麻綾、金田朋子のファンも、2人の声の魅力が十分に出ているので見ておくべきだろう。


731 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/16(土) 20:53:05 ID:???0
ツバサ・クロニクル 3点
クラムプ作品かつNHKでありながらほとんど話題にもならなかった。
二代目サクラである牧野由依ですが、二代目坂本真綾も期待されています。
アクエリオンEDなどは、オルゴールに合ってた。
100%のおんなのこが、記憶を失い寄る辺がない様を低い透明な声でうまく演じられていて、
丹下桜だとこういう感じは出ないかも。
菅野よう子はアニメの音を新しいものにした。つまり引用元を飛躍的に増大させた。
しかし、どこか胡散臭いところもある。寄せ集めブルースのようなところ、あるいは、
坂本真綾に歌を歌わせているようなところ。たしかに、真綾たんの声は悪くないんだけど。
引用の織物でも庵野などは感動させるものを作られる。彼女もそうだろう。
ここでのいちばん萌えスポットはたぶんモコナ、すなわち菊地美香でしょう。

732 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/16(土) 20:54:28 ID:???0
舞乙-HiME 7点
新ヒロインをやってる菊地美香はデカレンジャーの桃色のご出身で、そこでは
由美かおるみたいなことをやってます。声はそのまんまです。
角度によっては綺麗という、声優の標準のあたりで、べた褒めも無理か。
庵野あたりはまだ戦隊ものを見ているようです(「監督不行届」)。僕らの世代なら
これを見るくらいなら「天才てれびくん」見てるでしょうけど。
舞-HiMEは、萌え少女にほとんど殺し合いをさせていましたけど、萌え+虐殺というのが
時代精神なのです(「ひぐらし」なんかも)。萌え少女を互いに戦わせるは、泣きゲーが
ぽしゃってからの路線ですけど、考えてみればガンダムSEEDがもとといえなくはない
(なお、エヴァ24話)。

733 名前:634[sage] 投稿日:2006/09/16(土) 21:22:41 ID:???0
出撃!マシンロボレスキュー 1点

「ガンダムSEED」よりはマシな作品ではあるのだけど、悪い意味でバンダイの企業エゴと、低迷中のサンライズを象徴するような作品となってしまった感は否めない。
体が小さい小学生達が救助活動に適しているなどという設定もムリがあるし、「成長したらどうなるんだ?」という疑問とツッコミが払拭出来ないし、
それぞれの巨大マシンロボを変形させる際の人力変形というのも失笑を買ったし、幼稚を通り越したバカバカしさを感じたのは私だけではないだろう。
一言で言えばMRに勇者シリーズの要素を変な形で持ち込み、結局爆発的人気を得られなかった作品だといえそう。
TFも「ビーストウォーズ」の後に「カーロボット」なんて大失策をやらかしたが、本作もそんなTFの轍を踏んでしまったようである。
ファンサービスとして速水奨をマシンコマンダーロボの声に当てたり、昔のロボットアニメの基地玩具という男の子なら燃え上がるという展開も有効に活かせたとは言い難く、
岩石超人のようなモアイのような、トーテムポールのようなもので発進するというものは格好いいとは言い難かったし、
CGに関してもTFほど工夫がある訳ではなかった。(TFは口を動かしていたが、本作は無表情のまま。)
ロボットアニメのサンライズを傘下に収めたバンダイが「MRよ、もう一度!!」という思いと、「打倒!ZOIDS&TF!!」という意識があまりにも出過ぎてしまったのではないのだろうか。
その為、MRに勇者シリーズの要素を持ち込んで少年とロボットの交流を通じた成長を描かせようとした。
ところが、これが全ての面で有効に活かされたとはいえず、各MRもバラバラだったし、CGはTFよりもMR向けという部分が出ていた部分はあったものの、TFに比べて合体変形ギミックがあまりにお粗末すぎたし、
CGの使い過ぎがTFの「ギャラクシーフォース」よりも顕著すぎた。
こういったバンダイの焦りと、サンライズの実績が上手く融合された作品となったとは言い難く、どこかちぐはぐな感じがした。
ゲストキャラと比べてもメインキャラの個性は負けていたし、ギャグもあまり笑えるものがなかったといって良いレベルだし、好感が持てなかった作品だった。
こうして本作は一本のみで終わり、現在は「ムゲンバインシリーズ」へと移行したものの、複雑化しすぎてしまった故にアニメ化はされず、雑誌と玩具展開のみに任せるという形となってしまっていた。
これも又本作の限界を露呈していたと言って良いだろう。
こうしてバンダイはまたしてもタカラのTFと、ZOIDSのトミーに敗退してしまったのだった。
本作は「クロノス」や「バトルハッカーズ」よりは視聴出来る作品だったものの、それでもTFとZOIDSの牙城を崩すだけの勢いは平成になっても持ち得なかった事は確かである。

735 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/16(土) 22:12:08 ID:???0
BLOOD+ 3点

攻殻のプロダクションIGが作って大失敗したTVアニメ
視聴率 DVD グッズ 漫画 小説 全てが超低空飛行のまま終焉を迎えた。
土6史の中で最悪の糞アニメ。特に4クール目終盤の超ご都合展開 敵のシュバリエとディーバの異常な強さをさんざん描写し引っ張りまくってきたくせに、
今まで異常に弱い主人公として描写されてた小夜とハジがディーバとアンシェルを秒殺、ソロモン、モーゼス意味不明な自滅、ネイサンにいたっては存在価値すら意味不明
で自殺。終盤の脚本は滅茶苦茶、視聴者を馬鹿にしてるのではないかと思えた。盛り上がり0
全体を通しても作画は微妙。イイ回もあるにはあったが、ハイパーアクションとかホザイテタわりに誰が見ても萎えるような糞演出も多々あり。
ベトナム編のカール対小夜はまさにその象徴、なんでか異様にカクカクしてる。小夜側のキャラクター カイ リク 女医 ルイス全く魅力無し、その中でもカイは魅力無しの上に真性でウザイ、
前半のウザさは特筆すべきもの。狙ってやってるならたいしたものだが、最後まで成長してるのかやっぱりDQNなのか曖昧。
中途半端なリアル志向のため地味、キャラも戦闘も話も何もかもが。
これは監督を務めた藤咲に才能がなかったのか、アニメを作り慣れていなかったか、俺が作れば必ずヒットすると勘違いしてたのかは知りませんけど藤咲はもうアニメに関わらないのがDVDを
買い続けたきた哀れな馬鹿達に対するせめてもの贖罪だろう。


良い所はOP1期、2期、3期は大変評価が良い。4期のOPは2chでは叩かれまくりだけど本編に比べれば遥かにマシ。実際OPの絵はカッコよく歌も合ってる。OPだけのアニメとも言われた。
音楽はハリウッドの有名人が手がけてるだけあって素晴らしい。ただ本編が糞過ぎるため、かなりBGMが浮いてる感がある。ショボイ展開に仰々しい音楽は時に寒くさえあった。

実を言うと中盤 化けたかなと思ったりもしたが悪い意味で裏切られた。全50話中第1話が最高傑作。あと30話とか小夜の動物園時代の話とかは良かった。




740 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/17(日) 03:17:01 ID:???0
BSで全部見終わったので。
風人物語 -WINDY TALES-  4点  2004年 全13話
監督:西村純二  キャラクターデザイン:荒川眞嗣  制作:Production I.G
http://www.windy-tales.com/


二人だけのデジカメ部部員の女子中学生たちが、
風を操る「風猫」や「風使い」って人たちがひそかに
世の中にいることを知り、自分たちも、風使い見習いになった。
そして中学校でなんてことない日常を続ける、日常話ほのぼのアニメ。

でヒロインは名塚佳織。というと萌えアニメか?と思うが、全然違う、
PSゲー・やるドラ「雪割りの花」のIG荒川真嗣のキャラデザの、
まんが日本昔話みたいな素朴な絵のアニメ。(荒川はほんとに日本昔話もやってる)
でも絵は1,2話見ればすぐ見慣れるよ。
「この絵はこういうもの」って感じで、
女子中学生だし、キャラも可愛く見えてくる。
(大文字のWが、このアニメのキャラのふとももに見えてくるぐらいには)

話は、発端の1,2話を除けば、何話から見ても同じ感じ。
「アニメ企画大賞」を取ってアニメ化された企画らしいが、
個人的に雰囲気アニメはあまり好まないので、
どこがそんなに大賞な魅力だったのか、いまいち俺には
わからなんかった。審査員が押井守で一押ししたらしく、
スタッフリストにも監修で名前が出てる。

だが、この「ちょっと風を起こせて猫を浮かすくらいはできる」女子中学生たちの
なにも起きない空気と雰囲気が、ばっちりハマる人も実際いるみたいだ。
テーマは、一回30分 or 1シリーズが終わったあと
「心に風は起きましたか?」
ということらしい。
主人公たち、毎回のゲスト登場人物たちに。そして、視聴者にも。
(あと、本編は、何年も過ぎた後の、ヒロインの回想なのかも、という説もある)

こういう話なので「風」を表現するアニメは何度もくりかえし出て来る。
文字通り空気アニメ。
例えば1,2話(ちょっと他の話と毛色違う)を避けて、
他の話からまったり見るとか、どうだろか。って感じ。

744 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/17(日) 16:58:14 ID:???0
電車男 0点

オタクという人達を一方的に中傷した紛れもない最低ドラマ。
このドラマが原因で秋葉原やアニメ等がより白い目で見られるようになったのは言うまでもありません。

オタクが恋をするのは別に構いません。いやむしろ人間としてとても素晴らしい事です。
ですがこのドラマはそのオタクが恋をしているという事を嘲笑うかのように中傷&バカにした描き方をしました。
そもそもこのドラマの元になった原作もそうですが、これって本当にあった話っていうのはデタラメでしょう。
ここで電車男の恋の相談役なのが某巨大提示板サイトの住民っていう所がもう嘘八百ですね。
あそこの住民があんなネタにしか見れないような書き込みを、最初は相手にしなかったのは良いですが、後々否定派の者でさえ応援する者になるなんてありえません。
あそこの住民はそんな安直な話で心を開いたりしません。
電車男にも問題があります。何であそこまで挙動不審なのでしょうか。
私は都内に住んでいながらこのドラマの放送期間中に初めて秋葉原に行ったような人間なんですが、その時にこのドラマがどんなに誤解を招くものか初めて分かりました。
それは私の中ではこのドラマの影響で秋葉原には電車男みたいな人がたくさんいるというイメージがありました。しかし実際は秋葉原に電車男みたいな人はほとんどいません。
むしろ池袋の感じと全然大差ありません。一緒に行った友人も「全然いないじゃん、電車男。」と言っていました。
このドラマの影響はまだまだこんなものではありません。このドラマが原因で「オタクキモイ」「アニメ消えろ」という考えが増え、
ただ純粋にアニメ・漫画を楽しんでいる人が何も悪くないのに白い目で見られるようになってしまいました。
私もその被害を受けた人間の1人です。学校で少しでもそれっぽく見える漫画を読んでいると汚いものを見るような目で見られました。
しかし私のクラスは基本的に漫画が好きな人間の集まりなので、そういう目で見る人間は小数だったので私はまだマシな方でした。
しかしこのドラマが原因で辛い思いをした人は決して少なくないと思います。それを考えると
このドラマがどんなに醜悪なものかというのが分かります。

このような中傷ドラマがもう2度と世に出てこない事を心から祈ります。

754 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/17(日) 20:38:56 ID:???0
奥さまは魔法少女 3点
ここでの奥さまが井上喜久子に重ねうることは、既に述べた通りです。
井上喜久子が17才などというようなことを言っても大丈夫なのは、逆説的だが
声が老けているからではないか。妹声の人がこれをいうと、反発を買うかも。
姉声というか…。「お天気お姉さん」「バカ姉弟」というのを「妹」とすると、
意味が変わってきます。また、おばさんというのは世界の終わりを生きているとも
いえるわけですが、これはおたくにも重なる。もはや何も起きないし、何も思い
出さない。しかし、世の中を動かしているのはおばさんとおたくである。その帰結が
ほとんどファシズムだとしても(禁煙のファシズムはいまや禁酒にまで及んでいます)。
小泉を5年も支えたのはおばさんとワイドショーでした。「OUT」とか「ラブ・バズ」とか
おばはんが主役のおはなしを読んでみるんだ。

755 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/17(日) 20:40:15 ID:???0
君が望む永遠 6点
栗林みな美は活躍がエロゲと歌ということなので、あまりアニメには出てきません。
桃井はるこほど先鋭的ではないけど、アキバ系を代表する一人ではあるようです。
「三角関係はけっして特殊なものではなく、あらゆる「愛」――あるいはあらゆる「欲望」
は三角関係においてある。むしろ、「関係」そのものが三角関係として生ずるのだといって
よい」(柄谷行人「マルクス、その可能性の中心」)。エロゲは分裂症的なので、別に選ぶ
ことにさほど苦痛はないわけですが、ここでは三角関係の只中で選択を迫られるわけで、
悶絶した方も多かったようです。三人称だと、古典的なものにも見えるのでしょうが。


770 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/18(月) 21:06:02 ID:???0
かみちゅ! 8点
80年代(「時をかける少女」の時代)のみならず、日本古来の集合的記憶も喚起。
右というより左。現人神といった存在を相対化している点、特に。
一橋ゆりえ役のMAKOはガールズバンドのリーダのようですが(顔は見ないほうが良い)
マラカス担当のようで、なぜご自分で唄わないのかが分からない。
ガールスバンドはジュディアンドマリーのあとはあまり良いのがでてきてませんが、
なぜでしょう。「声は電波にノッテ」(「ラジオ」)といってますが、声優の声はなおさら。

771 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/18(月) 21:07:07 ID:???0
レイアース 5点
椎名へきるの最初で最後のまともな声優業が見ることの出来る作品です。
それからというもの彼女はアーチストになります。(自称)が前置されることもあります。
アーチストというのは芸術家のことです。しかし、大塚愛や浜崎あゆみがアーチストと
名乗っても誰も文句を言わないのです。椎名へきるがアーチストといって何が悪いの
でしょう。庵野は「アニメブームといわれてますが、声優ブームです」というような
ことを述べてますが、一定の自律性をもった領域ではあるものの、
声優は作品(とキャラクター)の声を受けもつもので、作品を前提にはしているものの、
この頃から作品と声優の主従が揺らぐことになったのも否めません。


787 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/19(火) 20:39:19 ID:???0
魔法使いTai! 6点
小西、飯塚、岩男が出てきますが、世代ごと干されることになろうとはこのときは
想像できなかったでしょう。いわゆる自爆世代。小西は、
これや「おじゃる丸」(呪われているのか…)「十兵衛ちゃん」と、二枚目というより
三枚目のおんなのこをやってることに注意したい。つまり、萌え前夜なのである。
ここでは、上記3人がおんなのこ風のきゃぴきゃぴした会話が愉しめます。
こういう感じのラジオでもやってるような会話というのは珍しい。あまり画(え)に
萌えが入ってないからなのか、小中千昭が頑張ったからなのかは分かりませんが。
佐藤友哉「エナメルを塗った魂の比重」は声優CDはみんなダメだが、
岩男潤子の歌は別格とする。そんなのを聞く人の三半規管はいかれてるとされる。
僕もこれは分かるような気がするのです。引きこもってる人は歌詞なんかがあると
いやな気分になるので。それにしても声優CDの歌詞はすごくポジティブというか、
なんというか、引きこもってる人は忌避しますよね、だから、こういうのを聞いてる
人はまだ社会復帰の見込みがあるのかも。よかったね。

788 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/19(火) 20:41:18 ID:???0
涼風
絵に書いたような糞アニメです。走り高跳びだとか。飛び込み(「ラフ」)とかのように
線が際立つからなんでしょう。どうでもいいですけど。こち亀の人ですけど、
三橋加奈子は声が坂本真綾似で、ツンデレのご専門ということのようです。ただ、真綾は
ツンデレでも何らおかしくないですが、どちらかと言えばボーイッシュな感じがまたよい
のではあるまいか。ポルノのライブを見に行かれた時に「次は男の子に生まれてやる」と
書かれてたような。男とか女とかは気にしないというようなトランスジェンダー
的なことをいうのは、最近のレズ声優が語られるような風潮に迎合しただけなのかも
しれませんが、ほんとにそうなのかもしれません。
三橋加奈子は「はなれ砦のヨナ」にも出てきてましたが、いい感じでした。

789 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/19(火) 21:26:14 ID:???0
>>743
NieA_7 ニア アンダーセブン 4点

銭湯に下宿してる貧乏予備校生のまゆ子と、そこに居候してるアンテナ無し(半人前)宇宙人のニア。
二人の貧乏ったらしくヘタレでまったりした日常を描いたコメディー。キャラデザは安倍吉俊。
夏の下町情緒たっぷりに描かれるまったりパートと、やや暴走気味に描かれるギャグパートがある。
周りの人間や宇宙人達との触れ合いをテーマにしているので、とにかくまったりと話が進むのが魅力であり最大の難点。
全13話で、余りのユルさに何度か中途で挫折したが、チャダのギャグと作品の雰囲気は好きなので4点。

793 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/20(水) 17:41:33 ID:???0
 今更ですが、>>752に要望があったのでレヴュー。てか、結構出てますよね、これ。

蟲師 8点
【所感と概要】
 漫画原作作品としては非常に上手い作品。特に、漫画では表現し様の無かった「蟲」という存在の躍動感、生命体としての奇妙さ、奇怪さを良く表現できていました。

【ストーリー】
 世界には、怪奇なる「蟲」と呼ばれるものが存在する。そして、「蟲」による怪異を解決する事で生計を立てる「蟲師」と呼ばれる存在も、また。

【評価】
 「蟲」と呼ばれる、怪異を引き起こす生命体を巡り、人と自然と、それぞれの生き様や在り方を描く、シュールで奥深い作品。
 話し自体が単発、短編物。登場人物は主人公のギンコ以外、ほとんど単発のゲストキャラ。救われる話もあれば救われない話しもあり、それが作品全体の厚みになっている。
 アニメ版は非常に原作に忠実であり、設定や話の筋まで全く一緒。蟲独特の動き、質感、躍動感がしっかりと出したという面が良。
 作画、音楽は良質です。蟲の動きがそれっぽく、手抜きをした感はありません。声優は新人さんを多数使っているので、それはそれで。

【追記】
 派手物アクション好きには眠い作品。小説や伝奇物好きには垂涎物。俺はアニメを見て原作漫画を全巻揃える位はまりました。


795 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/20(水) 21:35:01 ID:???0
ギャラクシーエンジェル 7点
新谷良子がミルフィーユ。なんにでも合うというわけではないものの、むしろ
こういう役には合う。イベント声優として、開き直ってしまった。
昔、ナンシー関が小柳ゆきについて全身に汚れを感じるというようなことを述べていたが、
それと同じような汚れを感じさせる。しかし、声はそうでもない。あくまでも身体が、
である。(小柳は声も汚れ。)




806 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/21(木) 20:44:56 ID:???0
カードキャプターさくら 8点
名前からも窺われるように、丹下桜の代表作です。おそらく最も綺麗な声の
ひとつといってもよいように思われます。楽器に喩えるなら…。
彼女は、このように声質、演技、アイドル性3拍子揃ってたのですが、
すぐにアニメから引退してしまわれる。ロリ声の人は寿命が短いといわれるのですが、
「ガサラキ」とか「リヴァイアス」とかいうようなところでは場違いな感じは
否めなかった。(サクラ姫でもなにかちょっと…)。
閣下に虐められたとか、ストーカーにあったとかいわれるものの、
このように内在的な要因もあったことを見逃してはなりません。

807 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/21(木) 20:46:34 ID:???0
ひぐらしのなく頃に 4点
安倍吉俊、奈須きのこ、竜騎士07…。「走れオタク」「帰ってきたオタク」
「金持になったオタク」(いまここ)「さようならオタク」。エロゲをひとつ当てれば
いっしょう働かずに済むよ。思いつきが大切だ。僕にはないけど。
同じようなところから8つの物語を重層的に語ってゆくという手法は良い思いつき。
萌えるおんなのこが殺したり殺されたりするというギャップが成功の鍵だったようですが、
萌えるおんなのこというのは何を考えてるのか分からないところがありますので、
むしろその不気味さを生かしたと見ることもできるでしょう。(一世紀後の人たちは
萌えるおんなのこをかわいいというより気味の悪いものとして見るでしょう)。
中原麻衣は、萌えボイスのなかにも無表情さ不気味さを落としており、よく分かっている。
コミカルなのが出来るのもポイントのようです。植田佳奈あたりも、そんな感じ。

809 名前:メロン名無しさん[age] 投稿日:2006/09/21(木) 22:57:24 ID:???0
ギャグマンガ日和<第一期> 7点

ブラック系のギャグに富んだ短編ギャグアニメ(一話5分)
映像面:これに映像美を求めるのはナンセンスかとw
音楽面:毎回EDが楽しみになります
脚本&構成:よくこれほどまで原作を映像にできたものだと感心しちゃいますw
      明らかに低予算とわかるものの、ハイテンポでメリハリのついたネタはそれを感じさせません。
      各話でおもしろさにムラがありますが、総合的に見ても吹き出すこと必至w
      見たこと無い人は4話だけでも見てみることをおすすめします。



818 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 05:39:15 ID:???0
おっ良スレ発見
ざっと読んで驚いたのは、4点以下を付けてるアニメに対してさえ
長々と長文書いてる人がいる。間違いなく良スレである。
今日から私もこのスレを大いに利用したいと思うんですが、
気軽に書きますんで、短文になりがちかも
以下、最近(一週間以内)見たアニメ

ジャイアントロボ 1点
とあるスレで「これ見てないヤツはアニオタ失格」みたいなことを言ってる人がいたので、
見るだけ見てみた。実は以前にも途中まで見て挫折していたが、再チャレンジ。
同ジャンルではこれほど酷いアニメは見たことがない。
一言で言うと、くどい。ことあるごとにバシュタール事件の回想が挿入され、
キャラクターの述懐が延々と語られる。そして5話で謎が明かされ、以後盛り上がる、はずだった。
「罪と罰」では、今まで出てこなかった達人が続々と現れ、
またBF団の組織・力関係も明かされることから、多少ワクワクする。
しかし、展開はというとアニメ史の中でも空前絶後のグダグダっぷり、しかも散々引っ張ったあげく、あのラスト。
結局、諸葛孔明は何のために登場したのか、その諦観的な態度が痛さに輪をかけている。
というわけで内容的には0点なんだけど、「罪と罰」の盛り上がりと、フォーグラー博士の声優に0.5点づつで1点。

トップをねらえ2 8点 (8-)
フィーリングによるところが大きい。絵が嫌い、萌え演出が受け付けないと言う人を結構見受ける。
しかし時代による違いはあれど、前作も乳揺れや、入浴シーンなど手放しで一般の人には薦められない内容だったと思う。
アニメーションは実に気持ちいいが、フリクリほどの痛快さには欠けるかな。
世界観、設定についてはそれなりに前作をちゃんと引き継いでいる。しかしバスターマシン計画についてはほとんど謎。
4,5話が山で、最終話は予定調和といった感じ、ただやはりラストは否応なく感動する。

819 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 07:33:50 ID:???0
ジャイアントロボは、このスレだと、最近見た人ほど点が辛いね。
言ってることは全然間違ってないんだけどw

リアルタイムだと、
ミスター味っ子で「お弁当を合体・変形」させるほど
ロボ好き(&バカ演出マイスター)の今川監督が
「ついに何年越しの夢のロボアニメ、しかも大好きな横山光輝ものを作れた」とか、
「ほんとはTV2クールでやりたいけど、ロボットもの冬の時代(当時)の現在では
不可能なので、一番美味しい、(仮想)2クール目のラスト直前を映像化します」とか、
大作・話題作だったので、みんなそういう事前情報・監督の発言は
周知のうえで見てたんだよな。
だから「今川監督がまたやった!!www」って
万国びっくりショーの出し物を見るような目で、1話2話、ラス前話みたいな回、
あと「十傑集」「九大天王」みたいな大仰なバカ設定を楽しんで見てたんだよな。
(不満は最近見た人と変わらない点でいだいていたにしろ)

後々の人がリアルタイーマから「名作」「傑作」とだけ聞いて見ると
当然そういう予備知識もなしに「名作」「傑作」として
ストーリーとかテーマとかにまで期待してしまうから、
そこで両世代の評価のギャップがここまで広がってしまうんだと思う。

ってここまで書くなら俺自身でそういう視点であとでレビュー出すわ


822 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 11:51:41 ID:???0
ジャイアントロボ 8点

未完成であることがある種の魅力を放ってる作品。
基本的にはお祭りであり、作品構造・テーマがストーリーよりも優先されているため、
ストーリー的には無理が生じている。
だが、それゆえ演出的には非常に優れており、見るものを圧倒する。
また台詞回しも印象的で、超ベテランによる迫真の演技がそれを引き立たせる。
映像面もずば抜けており、超怒級の迫力と繊細な描写が両立されているといえるだろう。

ゲド戦記 5点

「ジブリ作品」の流れではなく、「山下明彦」の流れとしてレヴュー。

「ジャイアントロボ」でほぼ毎話絵コンテか作監で参加していた山下明彦が
「作画演出」として腕を振るった作品。
「作画演出」の実質的な仕事は絵コンテの整理とレイアウトのチェックだったようだ。
そのためか作品形態も「Gロボ」と非常に似ている。
スペクタルなシーンと繊細な描写を両方持ち、作品構造がストーリーを優先している。
演出面でもハッとするような暗喩的な構図が用いられている。

ただし、全体としては迫力不足であるし、
ストーリーまで犠牲にした作品構造・テーマも映像演出とのズレが生じていて
見るものに直接訴えるものになっていない。
台詞回しにしても、声優の演技も含めややぎこちない。

824 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/22(金) 16:03:12 ID:???0

828 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/22(金) 20:03:04 ID:???0
True Love Story 3点
桑谷夏子がヒロインですが、多分シスプリの人といってもよいのでしょうけど。
どちらかといえば毒舌だが、「ラブホに行って何もせずに帰るなんて出来ない。
行ったら必ずする」(望月)などとはおっしゃっておらず、そのような消え方もしていない。
ハルヒでもちょこっと出ておられた。
90年代の美少女ゲームは爽やかです。今のように露骨に病的とはいえない。
「純文学」というのは妙な言い方で、大衆文学の対義語とされますが、語義的には何も
対立していませんし、「本格推理」と同じような命名といえるでしょう。ピュアな文学
といっても訳が分からないわけですが、それだとエロゲなんかも当てはまってしまう…。

829 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/22(金) 20:04:38 ID:???0
ネギま! 6点
神田朱未がアスカ、ならぬ神楽坂明日菜。まさか宮村優子を呼んで来るわけにも
いかないので。
彼女をメムバーに加えた声優ユニットでは、いわば醜一点のような存在であり、
他が多少形を崩していても補ってくれるという、実に尊い役割をになわれている。
彼女がいることでほっちゃんの天使が引き立っている。
ネギま!?というのはむしろ宮崎なぎさ監督作品にこそふさわしいが、
OPはけっこういい。シムプルですが、シャープだ。


831 名前:メロン名無しさん[age] 投稿日:2006/09/23(土) 00:42:49 ID:???0

【機動戦士ガンダム第08MS小隊】8点

ストーリー:
一年戦争の最中に恋に落ちた新任連邦軍仕官とジオン軍女パイロットのお話。
お互いがお互いの立場に悩み、最後は共に・・・というありきたりな話のようだが、12話を通して見事なまでに起承転結が成されており、ありきたりというより王道と言った方が正しいかもしれない。
キャラも一人一人確立しており、敵味方共にバランスが良い。ノリスカコイイよ、ノリス

映像面:
ガンダムシリーズの中で一番“現実臭い”メカデザインや施設画は独特の雰囲気を作っており、これによって好き嫌いが分かれるかもしれない。
絵の質は序盤から徐々に巧くなっていくという右肩上がりの傾向がある。
単純にメカだけで言えば、最終話(11話)は劇場版エヴァやパトレイバー並のクオリティに達しているだろう。


今日ぶっ続けで見てたのでレビュ書いてみました。
個人的には一番好きなガンダム作品なのに人気無くて悲しいです・・・
上記の他にも砂漠の陽の光の演出や聴けば聴くほど良くなるOP曲などもあるので、見てない人は是非。

832 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 00:54:59 ID:???0
08はガノタに嫌われてるだけで好きな人結構居るよ。
紹介スレで見てると好きな作品に挙げる質問者も多い。



841 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 02:35:05 ID:???0
じゃあ∀ガンダムでも書くか

∀ガンダム 8点

ガンダム20周年記念作品として作られた、富野監督による「最後」のガンダム。
一度文明が滅び、新たな文明を築き始めている地球と、文明を残し生きながらえてきた月とのお話。
今までのガンダムシリーズとは異質な中世的な世界観、キャラデザ、人物間のやりとりが多いことなどから、よく名作劇場ガンダムと呼ばれる。
ザブングル的であり(世界観)、イデオン的でもある(発掘される最強のガンダム、地球と月の2種族間の文化や価値観の違い)。

ほのぼのしたシーンが多く、政治的な話も多い。
戦闘も前半は「強引に戦わせました」感が強いが、
民間人の視点からの戦争や食料問題、思い通りにいかない軍隊など、話としてよく出来ている。
反戦的な意味合いも強く含んでおり、おそらくガンダムシリーズでも最も人を殺さない主人公だろう。
無知な地球人と、それを見下すムーンレイスをうまく描いており、その双方に良し悪しが見られてよい。
後半から急に「ガンダムらしく」なってしまったことと、
終盤において勧善懲悪のような流れになってしまったことが少々残念。

メカデザインが独特であるため初めのうちは微妙と感じるが、
戦闘の殺陣、作画が素晴らしいため気にならなくなる。
むしろこの世界観で旧来のデザインでは合わなかっただろうと思われる。
音楽面も菅野よう子で非常に世界観とマッチしている。

劇場版もあるが、宇宙に行くまでの話がごっそり抜けている上、まったりとした作風でもあるためTV版の方が良い。

以上



いろいろと書いてたらこんなにも長くなってしまったorz

846 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 06:34:19 ID:???0
スクラップド・プリンセス 10点
もうね個人的に神すぎる、ツボすぎる。
今まで幾度となく見返してきたが、今日またそれを再確認した。
すべてのアニメを見たわけではないので、公平性を欠き、傲慢な物言いかもしれないが
原作モノとはいえ、セカイ系(広義)では随一の完成度。
見せかけは剣と魔法の世界だが、随所に鏤められたSF的事象により
徐々にこの世界の正体が明かされる様は目を見張ること間違いなし。
一部の勘違いアニメにありがちな、投げっぱなし、意味不明単語の羅列など一切なし。
ストーリーについては見てくれとしか言い様がないが、
かなり緻密(つっこみ所がないわけではないが)。終盤はまじでヤバイ
ここまで中身の話をしてきたが、
最大の魅力は怒涛のように訪れるシリアスな局面に不釣り合いな日常描写とキャラクター配置。
終盤のキャンプ編でそのギャップは極致に達する。
主要キャラは勿論、脇役キャラがいい味出し杉、てか真の悪役がいない。ステアくらいか
すてプリに関する最大の謎は、いろんなとこ巡ってもほとんど話題に挙がらないこと。原作モノだからか?
まあ人それぞれ求めてる物語は違うだろうし、感性も十人十色だろうけど、とにかく俺が思うに最高のアニメ。


864 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 19:21:12 ID:???0
■デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム 5点

人気アニメシリーズの後日談として製作された、細田守監督による劇場版。
ネット世界に突如現れた新型デジモンによって引き起こされる現実世界への脅威に、
再会した主人公、太一とアグモン達が立ち向かう。

ネット世界の暴走が現実に影響するといった設定は当時としてもありふれたもので
展開も先が読める作りではあるものの、それを凡庸に思わせない演出力の高さは見事。
ただ気になるのはあまりに物語が太一中心に描かれ過ぎな事で、共に戦っているヤマトや
光子郎の存在がぞんざいになって行く点(一緒に電脳世界に突入したデジモンも空気化)や
他の仲間は全く戦いに関与しない点、世界中から送られる応援メールが単なる迷惑な存在に
なったかと思えば、都合良く進化や戦いに利用されてしまう点など、正直どこが
「ぼくらの」なんだろうと思ってしまうほどに友情や一体感は感じられない。
尺の都合と言えば簡単な話だが、それならそれで太一だけを戦わせる構成を考えて欲しかった。

細田監督にはこういう「感情移入させるのは主役だけ(他はまともな活躍も期待できない)」という
作風が好きなのか、氏が手がけたワンピースの劇場版にも同様の傾向が見られる。
後年の時をかける少女は、そうした作風を違和感無く盛り込める素材を選んだ結果なんだろうなと
思わせられた。ちなみにデジモンTVシリーズは未見です。知ってる方が楽しめる作りでもないけど。


866 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 19:32:03 ID:???0
機動戦士ガンダムSEED 10点

キラきゅん萌え萌えだしカガリもかわいくてよかった☆
個人的にはキラxアスランがよかったかなぁ?
創作意欲がわくすばらしい作品でしたv


869 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 20:12:12 ID:???O
BLOOD+ 4点


productionI.G制作の4クールアニメ
1年以上前の記憶をすべて失っている16歳の少女小夜
ある日夜の学校で翼手という化け物に襲われる
その翼手を倒すには小夜の血が必要だった
小夜は自分が何者かを知るために赤い盾という翼手と戦う組織と一緒に世界を回る
えー何だかよくわからなくなったがとりあえず小夜が翼手を倒すために頑張る話
1年という長い期間のアニメの場合途中でだれたり作画が酷い回が時々あったりするがこれはそれがしょっちゅうある
またテーマは家族愛らしいがそんな描写はとても少ない
時折思い出したように入るが微妙な脚本のせいで伝わってこない
戦闘シーンのクオリティが低い、敵はいつも運良く倒せるという酷いもの

ただ音楽は素晴らしい
他にも目立たないが味のあるキャラがいたり総集編がなかったりなど細かい所を評価
さらにあれだけグダグダした割に綺麗な最終回だったのでそこも評価

870 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 20:35:14 ID:???0
BLOOD+も、20年位前なら名作レベルだったかもしれないが、
今のアニメの高いレベルの中で見たら、やっぱり4点くらいになってしまうよな。


872 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 20:58:22 ID:???0
劇デジモンが出たから便乗して

■エイリアン9 6点(続きを原作で補完すれば7点)

短評:敷居は高いが、原作の雰囲気の再現、演出は秀逸。「裏ぼくらのウォーゲーム」

富沢ひとしの同名コミックのOVA作品。ただし原作の途中までしかOVAにはなっていない。
原作にも「反ポケモン・反デジモン」的な要素が含まれているが
アニメ版ではそれがさらに洗練されている。
それはこの作品が、前年に公開された「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム(以下劇デジモン)」
の影響を大きく受けているためだ。

主要スタッフに錦織博・桜美かつしという細田守に縁のある演出がいたのが理由であろうが、
「劇デジモン」で細田守がやろうとした方向性をさらに発展されている。
映像面では「影なしキャラ」「CGの有効利用」「固定カメラ」、
ストーリー面では「等身大のリアル」などがそうである。
そしてこの作品は「劇デジモン」の最大の欠点を克服している。

「劇デジモン」は「等身大のリアル」を実現するために、
「個人の都合」「偶然」などの要素を取り入れ、
それによってストーリーに説得力を持たせようとしているが、
最終的には「子供向けのデジモン」であるがゆえに主人公が勝利せねばならず
凡庸な展開・ご都合主義に陥ってしまっている。

これに対して「エイリアン9」では、主人公が奇跡を起こすことも、
状況を劇的に好転させることもない。
「等身大のリアル」を丁寧な描写で描き続けている。

もし「劇デジモン」に同様の不満がある場合は「エイリアン9」をぜひ見てもらいたい。
独特な世界観とグロ表現に耐性があれば多分楽しめる(あるいは劇デジモンを再評価できる)はずである。

敷居の高さと途中で終わっている事についての減点で6点、
ただし、そのまま原作を読んでもほとんど違和感が無いため
原作で補完したとすれば7点とさせていただきます。



876 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/23(土) 21:08:49 ID:???0
この醜くも美しい世界 5点
まほろさんの川澄が引続いてヒロインですが、清水愛がその分身みたいな役です。
彼女は、丹下桜の衣鉢を継ぐ美しい声の持ち主です(丹下桜ほどではないものの)。
ナチュラルな声などといわれるものでも、①能登、広橋②南里、沢城、名塚③丹下、清水
では、かなり違う。
川澄は本当にヒロインだけで今まで来たのですが、低い声もするようになってきてます
(神無月、Fate)。おかみさんの著書のようにいえば「凛として」るんでしょう。
育ちのよさがうかがえます。野中藍とかは逆ですが。
この監督に次回作はないだろうとというのが2ちゃんねるでは言われてたのですが、
これが私の御主人様も同じ監督で、ここにも清水愛は出てきています。
無内容だとか言う人もいますが、内容をアニメに求めてる時点でダメ。
真剣10代しゃべり場と青春10代しゃぶり場の距離は近い。そういうことが語られている。

877 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/23(土) 21:09:41 ID:???0
涼宮ハルヒの憂鬱
断片に分け、最後にその意味を明らかにするというのは、探偵小説的手法ですし、
エロゲで、最後にトラウマの層に辿りつく(ハルヒの場合、退屈だというもの)のも
探偵小説的手法だとされています(佐藤心)。
小森健太朗「涼宮ハルヒをミステリ史に位置づける」は、同類の人物を集める一群の
探偵小説の先端だとされてます。(他者がいないというだけでは…)。
バラバラにしたのは、ローマ文字3、4になると、もう起承転結の転にあたる感じで、
ラノベ(=エロゲ)序盤の空気感が大事だし、転はセクースで言えば射精にあたる
ようなので、それでは余りに早いということからも、よかったんじゃないでしょうか。
無関係な短篇を挿入するのは「地獄甲子園」などでも使われた由緒正しい方法です。
大型のアニメなので出てきた声優を見ておきたい。(後藤邑子については上のほうを見て)
平野綾。アイドルだが、AV女優にしか見えない。堀江のような清純さはどう考えてもない。
ハルヒの声としてはいい感じ。しかし、いまのおんなのこに清純さを求めるのは…。
茅原実里。ハルヒを見る限りでは、上手く綾波をやりましたねとしか言えない。


880 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 21:14:03 ID:???0
■きらめき☆プロジェクト 5点

全てが中途半端。
ロボットもパンチラもオヤジのプロジェクトXも
割りと良い感じではあるのに、分散しすぎて
どれも薄め。
逆言うと広く浅く楽しみたい人にはいいかもしれない。

884 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/23(土) 23:50:43 ID:???0
平和で科学の進んだ某王国に、日本企業の窓際社員が社運をかけて作り出した巨大ロボットで
攻め入る話。ファンシーロボがお相手します。

892 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 02:57:53 ID:???0
銀色の髪のアギト
6点
遺伝子操作の失敗によって"森"が人を襲うようになってしまった300年後の未来の荒れ果てた地球で出会った少年と少女の物語。音楽と絵は非常にいいのだが、シナリオはイマイチ。
環境問題や兵器が出てくるところなど明らかに宮崎アニメを意識して作ったと思われるが、残念ながら二番煎じに終わった感は否めず。特に主人公とヒロインの性格付けが弱すぎる。
世界観は面白いのだがそれを活かしきれていない。



895 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 06:07:05 ID:???0
落語天女おゆい 6点

少女達が妖怪に支配されそうになった江戸にタイムスリップされ、天女の力で
妖怪と戦うストーリー。
キャラがいきいきと動いていて、作画は大崩れは無く、安心して観ていられる
作品。
問題は脚本があまりよくない。原作者が落語家で、ストーリー中落語を何とか
絡ませようとしていた感がある。
序盤の学園生活物か、勧善懲悪物でいくとしても、一本道でないようにした方が
よかったと思う。
演出もイマイチで、天女に一斉に変身する場面は声が被さってよく聞き取れ
なかったとか、また、「タイムスリップ」を「タイムストリップ」と勘違い
した場面とか、古臭い印象もあった。
キャラが魅力的なだけに、惜しい作品。

896 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 09:10:13 ID:???0
ガイキング - LEGEND OF DAIKU-MARYU - 7点
「大空魔竜ガイキング」という1970年代のロボットアニメのリメイク版。全39話。
といっても、メカデザインやネーミングなどを借りただけで、設定やシナリオは別モノ。
消えた父親を探す為に、
竜型巨大戦艦(?)「大空魔竜」のクルーとして異世界を旅する少年の物語。
第一話を除く序盤は、スポンサーすらいなかったため作画はかなり低調だった。
しかし、13話を皮切りに、著名なアニメーター達が
かつて自分が燃えたガイキングに新しい命を吹き込んでいって、
かなりクオリティの高いアクションが数話に一回は楽しめるようになっていく。
脚本の面では、「ダイの大冒険」で有名な三条陸がシリーズ構成を努めていて、
特に1クール目はかなりの量を彼が書いていて、かなり熱い脚本が楽しめる。
が、他の脚本家がかなり微妙で(そこまで悪いと言うわけではないんだけど)、
2クール目辺りまではシリーズ構成が要所要所で上手くまとめていたけど、
終盤である3クール後半辺りから全体的なストーリーの流れがかなりグダグダになってしまった。

個人的には6話の辺りから既に三条以外の脚本には期待せず、
「この牧歌的なグダグダ感が70年代ロボットアニメなのだなあ」
と思いつつ見ていたのでそこまでのダメージにはならなかった。
お勧めは第1話、第13話、第28話、第32話。

897 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 19:43:29 ID:???0
空手バカ一代 9点

空手家大山倍達の半生を描いた作品。世界中を飛び回りさまざまな強敵と
戦っていく。突っ込みどころ満載の超展開ストーリーはアニマックス実況板の
燃料となっており通常の10倍のスピードでスレを消化させる。

898 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/24(日) 20:15:10 ID:???0
アベノ橋魔法☆商店街 5点
松岡由貴の大阪弁3部作(あいこ=大阪=アルミ)のひとつ。
久川綾なんかも第一人者ですが、彼女の場合、萌えボイスというわけでもない。
三石と比べれば(比べられるには仕方ない)スキゾ/パラノでいけば、パラノでしょう。
植田佳奈のは無表情な感じがします。リアルの姿に引きずられた感想かもしれませんが。

899 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/24(日) 20:18:36 ID:???0
SAMURAI7 2点
斉藤千和が出てきますが、僕もここまで来るとよく分からないというのが正直なところ
なのです。ノイズみたいなのがいいのか。丸顔は好きですけど(チワワ…)、
小柄なのも好きで、ケーキ屋も好きで、セレブな感じも好きなんですけど…。
これやLAST EXILによって、GONZOも映像だけとはいえなくなったとされている。
吉田喜重は、黒澤について、彼は映画とは何かとか一切考えず、ひたすら演出に凝った
ところ、70年代以降のハリウッドを先取りしていたとされる。GONZOが原作とする
対象として格好のものといえるだろう。武士道がやたらちやほやされてますけど、
日本人はサムライである必要はない、農民であればよいのです。これがここでの
黒澤の考えですし、まあ中学生レベルですが、これは正しいんじゃないでしょうか。


911 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 00:21:56 ID:???0
ガンダム 第08MS小隊  7点

ガンダム嫌いで見てなかったが、薦められて見てみた。
1年戦争期の一人の兵士と、敵女兵士との恋?の物語。

戦争がどうの、人の命がどうの、といったメッセージ性はなく、
ミリタリーチックな娯楽作品としてよく出来ていると思う。
主人公の行動原理が基本的に“愛”なため、
「お前、本当にプロの軍人か?」と思うこともしばしばだったが、
ストーリーもテンポよく展開するため、全体としては普通に楽しめた。

個人的にエピローグのある作品が好きなので、点数甘めかもしれない。


933 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 03:10:43 ID:???0
ゼロの使い魔 5点

原作は知らないが、なんとなく視聴。とくになにか新鮮なものがあるとは言えず、
暇つぶし程度に見る分にはいいだろうか。放映終了後、わざわざDVDなどを
借りて見る価値はないと言える。ツンデレもの。
内容は、平凡な男の子が魔法世界に迷い込み、魔法学校で繰り広げられる
ラブコメディ。あまり主人公のルイズが好きになれなかったのが気に入ら
なかった一因か。最終回もぱっとせず、全体的に記憶に残らなかった。
キャラ萌えなら見ればという感じ。明日には忘れてそうだ。

935 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 12:25:13 ID:???0
ウィッチブレイド・・・6.9点

全体的には面白かったが、バトルシーンが少なかったり、あっさりと終了したりとそこに関してはイマイチ。
でもキャラはうのまことさんらしい感じになってて非常に良かった。
ストーリーは最後で駆け足気味に終わったので「エッ?これで終わり??」と言う消化不良な感じで終わったのが残念。
あと後期OPがこのアニメに似合わなかったのも減点対象。



944 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:03:55 ID:???0
ここで流れを戻して
最近、パートナー物の子供向けアニメに目覚めたのでいくつかレビュー


メダロット 8点

とにかく熱い、演出が非常に上手く岡村監督が一番輝いてた時期だったろうか
戦闘の描写に力が入っており、バンクがない(メダフォース除く)
だが、各回毎に作画が崩れてたり纏まってたりしてる時の差が激しく
作品自体のクオリティは高いが実験作品みたいに扱われてたのかなぁとか思う時もある
とにもかくにも、しっかりと「熱い」のツボを押さえており
ギャグやノリが冴えまくっている
部分部分に泣けるエピソードなどもある
話的な謎など、伏線はあるにはあるが基本的に1話完結で物語り後半になるまで
物語り的なものはあまり感じない
しかし、キャラの魅力充分、演出の見せ方なども非常に上手いので純粋に「娯楽作」として楽しむ事が出来る
主人公のイッキとメタビーのコンビはお互いに熱血なのだが、タイプが少し違ってバランスが良い
特にイッキは冷めてるのか熱いのかよくわからない性格で、そこがまたツボだったりする
世界大会編の盛り上がり方は神がかっており、最終回の巨大ロボトルも非常に熱く燃えたぎる
スクライドなどの根っからの熱さから少し休みたい人にオススメの作品かもしれない

945 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:04:58 ID:???0
まだまだあるぞ


レジェンズ甦る竜王伝説 8点

NYが舞台のアメコミ風のドタバタギャグコメディ
大地監督のスピード感あふれるギャグセンスが遺憾なく発揮されていて見ていて楽しい
しかし、中盤辺りから段々と深刻になっていく事態に置かれている登場人物の見せ方
普通の日常から異様な日常におかれた子供達と、傷つけたくないと願うレジェンズの心理描写が
極めてリアルに描かれ始め、キャラデザとのギャップが非常に激しい展開となる
ランシーン登場辺りから今までのギャグ展開から一気に物語りが暗い方向に転がり始める
衝撃的なシーンが多々あり、見ている側の不安を煽りに煽る展開も多い
しかし、この物語りの主人公シュウという少年が無駄に明るく
シュウの性格と力で、暗い方向も風が吹きぬけるように全て明るい方へ運んでしまう
今僕の無力なシュウとは違い、「力」のような物を持っているのでメチャクチャだが
ハッピーな方向に物事を運んでしまい、しまいには世界の運命すら変えてしまう末恐ろしい奴
そして、シュウとシロンのコンビもまたナイスで、能天気系ボケと突っ込みヤンキー系に別れるか
しかし、子供達の中でも実はシュウが一番複雑な心を持っており後半のシュウと親関連の
話になると、今までシュウによって多少救われてた展開がギャグも一切なくなり今までの倍は暗くなる
後半の展開は盛り上がりはするが、伏線を張りすぎて回収しきれなかった感はある
が、最終回の纏め方はかなり綺麗だったと思う
EDなどの素晴らしい演出で今までのマイナス部分はかなり帳消しに
各エピソードごとに一々ツボを押さえた光る物が存在していて良い
全体的な感想としては、見ていて退屈はしなかったなと

946 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:05:44 ID:???0
もう少し








女神転生デビルチルドレン ライト&ダーク 4点

女神転生シリーズを子供向けにした作品
全体的な雰囲気はゲームの女神転生とは大きく違って、子供でも入り込みやすくしたようなもの
異世界に行って敵と戦うのは構わないが、戦闘バンクが多すぎ全く盛り上がらなかったのが正直な感想
主人公も今時よくある単なる悪い意味での熱血少年で(メダロットとはまた違う)
理由のない行き過ぎた正義感など、全く感情移入出来ないのが難点
キャラの服装と髪型も現実離れしすぎていて、それならまだ良いのだが
周りの人間が普通の格好をしてたりしてるからどうにも笑ってしまう
最終話辺りの現代編の天使話は良いのだが、最後の展開も少しばかり誉められない…
ラスボス戦において、主人公達から光が発せられ、今まで通りのモンスターのバンク攻撃でもう台無し
最後の方で「俺達の戦いはまだまだ続く!」といった感じでテレビに破壊天使がうつって終了し
今まで通りのEDが流れた辺り、あれはもう間違いなく打ち切りだったんだと思う

947 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:06:33 ID:???0
最後

陰陽大戦記 6点

作画が安定していて、話もそれなりなので見ていて苦痛ではない
サンライズ独特のキャラ崩しギャグなど、少々引いてしまう演出などがあったのも否めないが
基本的に作品としてのレベルは高かったとは思う
主人公とコゲンタのコンビは、まあそれなりだとは思うが、しょうじきコゲンタは見ていてムカツク
戦闘シーンもスピード感はあるのだが、バンクが使われるときも多々あり
盛り上がりに欠けるシーンが多かったのもまた事実か
主人公の親に対する思いなど上手く描こうとしているのはわかるが
主人公がいきなり唐突にファビョりだしたりなど、少し付いていけないというか
狙いすぎて外してしまったんだなぁとか思ってしまうような演出が多々あったようにも思える
登場キャラには色んな意味で濃い人が多く印象的ではあった(特にロリコン)
後半の展開は少し強引すぎる感じがして、伏線張ったけど結構安易っぽかったかな
少しばかり突っ込み所満載だったのもまた事実で爺さんが何処に行ったやら
母親がなんで記憶取り戻してるのかや、ボート部3人は何の為にいたのやら色々
最終回の纏めかたは中々綺麗で、EDの流しながら主人公が光を見つめるシーンはちょっと泣けた



読みにくかったらゴメン


951 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:53:07 ID:???0
スクールランブル 6点
ナージャの人、小清水亜美が天満。この人について熱く語っていると、
キモヲタ扱いされたことがおもいだされます(ネット上でのことです)。
エウレカでは、アネモネセブンにしたほうが良いなどとも言われ、アイドルなのに
器用なところが今風でしょう。いまのおんなのこは器用なのです。
僕の目には死角があるので、3次元の人のよしあしというのはさっぱりなのですが、
小清水はかわいいといわれても、よく分かりません。

952 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/25(月) 20:55:00 ID:???0
妄想代理人 5点
妄想を代理して、代理して、代理して、というはなしのようですが(タイトルからして
そうなので)、ここでの妄想が被害妄想であるということは意味があるのでしょうか。
空虚の時代には迫害への渇望が蔓延するということですけど。
能登麻美子は、いつものように一瞬であ、能登だと分かるというということはない。
今敏作品にでれば、ブレイクするという俗説も流れてましたが、どうなのだか…。
能登は、クラムプ作品でヒロインをしながら(小鳥ちゃん…)唯一ぱっとしないという
風にいわれてた時期が、ごく短いもののありました。

953 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 00:51:31 ID:???O
ドラえもんのび太の恐竜2006 9点

新ドラえもん映画1作目
スネ夫の恐竜の化石自慢に対抗して本物の恐竜を見つけると言ったのび太
結果的に本物の恐竜の卵を見つけ孵化させその恐竜にピー助と名付ける。しばらく育ててからスネ夫達に見せようとするが見せる前に町の人達にばれさらには恐竜ハンターにまで狙われる
仕方がないので白亜紀の日本に連れて行こうとするが恐竜ハンターのせいで白亜紀のアメリカに間違って送ってしまった。のび太達は力を合わせてピー助を日本に連れていこうとする…

個人的に映像は当然として、音楽、ギャグ、感動すべてが旧作を上回っていると思った

最後の方でのび太達は自分達だけで歩いて日本に帰るシーンは改悪されたシーンとしてあがる事が多いが一緒に見た弟達は「のび太達が頑張ったから」で納得してたので良しとしよう
ただ、時々背景とキャラが合ってないシーンがあったので減点

954 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 03:00:07 ID:???0
ほあ~さん、乙です~。次スレでもがんばってください~。

955 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 03:35:17 ID:???0
ストロベリー・パニック! 3点

学園レズ物。かなり濃い。
たっぷり間を取りこってり言葉責め。ひたすら退屈。甘ったるい喋りに堪えられず
ヘッドフォン視聴ができなかった。
トリックスター千華留様とその子分衆だけを追うのが正しい視聴法かと。あと予告ナレ最高。

956 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 04:25:25 ID:???0 ?2BP(334)
ガサラキ 7点
日本の現状を憂う国学者西田啓が、日本最大のコングロマリットである豪和グループと
豪和インダストリーにより開発された二足歩行兵器TA(タクティカル・アーマー)を主戦力とする特務自衛隊の力を借りて
クーデターにより日本を牛耳り、世界最大の企業体シンボルを擁するアメリカに捨て身の経済戦争を仕掛ける話と考えればおk
主人公であるユウシロウやヒロインのミハルたちの動向ははっきり言ってどうでもいいです。
豪和一清(ギレン・ザビ)も良いキャラですが、結局何がしたかったのかさっぱりなので、
このアニメの見所(主人公)は間違いなく西田さんと言えるでしょう。
イラク戦争を彷彿とさせる序盤の展開や、西田さんの講釈、クーデターの計画~遂行、
アメリカに喧嘩を売る所までを主題にして作れば神アニメだったかもしれない。
ただストーリーの大筋は面白いんですが、個々のシナリオが不思議なくらい盛り上がらない。見てて退屈です。
二足歩行兵器のデザインがかなり洗練されていて、特に敵側のMF(メタル・フェイク)イシュタルMk-IIが秀逸。
あくまで西田さんを主人公とした場合の点数です。あと最終回は見なくてもいいです。

957 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 06:42:44 ID:???0
プロジェクトA子  4点

なかなかの傑作との評価で前知識なしに見た。
期待していたようなガンダムやナウシカなどの当時人気を博した大人の鑑賞にも堪えるような
深みのある映画ではなく、SF、学園、萌え、ギャグ、アクションを織り交ぜた娯楽アニメだった。
映画のご都合主義を説明放棄して「楽しきゃいいじゃん」で作った映画というか・・
主なキャラの名前がA子にB子にC子って時点で真逆をいきたかったんだろう
それで面白きゃいいがいま見るとほとんど色褪せて見える
同時代のナウシカやガンダムのような普遍性は皆無


965 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/26(火) 18:15:02 ID:???0
あずまんが大王 5点
アニメとしていいとは思えませんけど、マンガの方はいいです。
ちよちゃん。金田朋子。こども高校生…。で、あれは地声なんですね…。
合法ロリといった沃野があることをヲタに認識させた功績は大きい。
キャラに食われてしまう声優さんもいらっしゃる中、ちよちゃんもそういう目に
遭いかねない役でしたが、ご本人のあまりに強いキャラがそれを上回ったといわれる。
その言葉だけでブログが成り立つくらいの電波女…。

966 名前:ほあ~ ◆PN03Z1ImEA [sage] 投稿日:2006/09/26(火) 18:16:31 ID:???0
新世紀エヴァンゲリオン 8点
前代未聞の3度目の完結編が制作されることになった。庵野の才能が枯渇していないかが
試される。アニメでこけたことはないのですが…。佐藤竜雄のような目に会うよりましか。
三石琴乃のミサトさん。これはリアリティがあるといわれてます。
林原もああいう虚無的な役は初めてですし、ああいう声も初めてですし、三石にしても
ミサトさんのような声はここが最初(エヴァ後はそればかりになるとはいえ)。宮村は
その当時ほぼ無名だったので、比較対照例がない。シンジ君の人の少年声も初めて。
富野はキャラクターの条件としておまんこが舐めたくなることという身も蓋もないこと
をいってますが、これを声優についてみると、あへあへしてるところの声を聞いてみたく
なること。そのような声を聞かせた庵野はやはり偉大な人でした。


(以上、「声優分析的地図作成法」とでも題して、近日ブログにでもまとめる予定。
厭々ながらも付き合ってくれた人たちに感謝します…。アディオス!)


969 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21:11:25 ID:???0
まもって!ロリポップ 1点

魔法試験の道具、「クリスタルパール」をうっかり飲み込んでしまったニナが、
魔法試験受験者のゼロ&イチイに守られながら、他の試験受験者とドタバタを
繰り広げる「恋のマジカルポップストーリー」。
土日の朝枠で放送する作りなのだが、枠が取れなくて深夜で放送する局もあり、
資金不足の関係からか、2クールで放送すべき内容を1クールに圧縮した辺り、
ストーリーもかなり駆け足だってしまっている。
ストーリーは毎回受験生がニナのクリスタルパールを奪おうとしているのだが、
尺が短いせいか、毎回ゼロ&イチイが勝つようになっているのが読める、
単純なストーリーでイマイチ。
また、ライバル受験生のサンの過去話はなくてもよかっただろう。
資金不足の影響は作画にも勿論及んでいる。
2話にしていきなり動画の枚数が足りなく、1秒間に2コマのシーンがあったり、
前後のシーンは制服なのに、服装が私服に変わっていたりと、
普通のアニメではありえない品質となっている。
ネタアニメが大好きな人にしかお勧めできないだろう。

970 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21:12:15 ID:???0
ほあ~さん、行かないで!

971 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21:26:13 ID:???0
SIMOUN 9点

 近隣諸国と紛争下にある架空の国で、圧倒的な攻撃性能を持つ御輿「シムーン」を操る
巫女たちの、戦いと葛藤と愛の行方を描いた異色作。

 その国では、人は皆女性に生まれ、成人前に新たな性別を選ぶ。年を取り、ヒゲが生え
て腹が出ても、声変わりは(あまり)しない人々の世界だ。複座型のシムーンに乗り込む
巫女たちは口づけを交わし、リマージョンと呼ばれる神事を駆使して、敵を攻撃する。

 自分はこの奇天烈な作品を、ほとんど最初から政治ドラマとして見ていた。特攻兵や靖
国信仰、いわゆる「歴史認識の問題」、現在の極東情勢に驚くほど重なる舞台とテーマを、
最初から見せていたからだ。シムーンに苦しめられた敵国が「古代シムーン」を堀り当て
て反攻に出るという展開など、強烈な風刺としか思えない。最終回は、平穏な後日談の体
裁をとりながら、こちらの見たくない中略部分と末路がありありと現われ、封印したくな
るような最終回となった。

 こうした時事メッセージを、スタッフが自覚して作ったのかは知らないが、耽美的なイ
メージの中に重いテーマを溶かしきったこの作品に、敬意を表して9点としたい。

 キャラ萌えアニメとしても成立し、コアな人気を博した。ひたすら美しくかわいらしい
キャラ群とともに、水彩画タッチの背景と、出崎コンテのような止め絵も特徴だった。

972 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 21:31:48 ID:???0
ごちゃごちゃうるせえな

975 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 22:26:15 ID:???0
じゃあ触発されて…やわらかい方面から行ってみます。

「シムーン」9点
ものすごくはしょった概略を言うと、人がみな女性として生まれてくる特異な世界で、
戦火に巻き込まれ、翻弄されながら成長していく、戦う少女達の物語…ということになる。
そう、戦争を通した成長譚という、きわめて王道の話だ。

複数のどんでん返しを織り交ぜながら、徐々に世界の隠された謎に迫っていくストーリー構成。
主人公サイドがだんだんと追い詰められていく、戦争物らしい息苦しさや死生観の重さ。
いっぽうで、ギャグや萌え、エロスをともなった、青臭い恋と友情とすれ違いが渦巻く女子校的な空気。
それらの各要素が絡む話を、破綻させずに2クールもたせたのは見事。
各要素がきちんと計算されて配置されているため、中だるみがなかったのだろう。
一応ネタバレは伏せるとして…一面だけ切り取ればハッピーエンドのようにも見えるが、
けっしてハッピーではない、残酷でせつない系統の最終回は個人的に好みだった。

テレビアニメとしての問題点は、初期に物語独自の難解な用語や、名前を覚えきれないほど多数のキャラ、
いっけんキワモノ的な設定を視聴者に押し付けてしまったことか。
最初に言ったようにきわめて王道の話であるのに、「百合物」「(難解な)電波系」の
くくりの中で受け取られて、損をしたのは確かだ。
逆に言えば、初期の不親切さを乗り越えられればかなり楽しめる、とはいえる。
…もちろん絵柄やレズ設定は強烈にアクが強いので
「生理的にダメ」というレベルで合わない人には、とても薦められないが。絵柄や百合に耐性があり、
サンライズ系戦記が好きな人には合うかもしれない。「舞乙HiME」前半の女子校ムードが好きな人は特に!?


984 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/26(火) 23:57:37 ID:???0
うたわれるもの
6点
エロゲ原作のファンタジー物語。記憶をなくした主人公と亜人達の戦いを描く。
後半になるとロボットなど一部SF要素が混入。途中ややグダグダになる部分もあるが、最後はきれいにまとまっているので一見の価値あり。
まった~りと見ることをオススメする。

987 名前:大阪市民[sage] 投稿日:2006/09/27(水) 03:14:30 ID:???0
COYOTE RAGTIME SHOW 4点
【概要と所感】
 宇宙海賊と美女(アンドロイドだけど)暗殺者軍団が、海賊王の遺産を巡り、宇宙と惑星を駆け回るSFアクションアニメ。オヤジキャラがカッコヨス。全12話。

【ストーリー】
 コヨーテ(宇宙海賊)達に海賊王とまで呼ばれた男ブルースの遺産100億宇宙ドルは、惑星破壊の秒読み段階に入ったグレースランドに存在する。
 ブルースの遺児フランカとミスター率いるコヨーテ達は、同じく遺産を狙うマルチアーノ12姉妹と、一進一退の遺産争奪戦を繰り広げる。

【評価】
 時代考証、SF考証、その他諸々、何それレベル。ノリと勢いとご都合主義で突っ走る、そういう作品。
 ノリと勢いだけなので、熱い台詞とお約束とツッコミ所が満載。それらツッコミ所を笑って許せる人向け。いやもう、都市が飲み込まれそうな津波の上をサーフボードで疾走するオッサンと言うビジュアルだけは本当に……
 作画は時々普通の、音楽は、OP下手じゃないかなぁ?他はまぁまぁ。アクション、デザインはそこそこれべる。つまり、可もなく不可もなく。

【追記】
 宇宙海賊と美人捜査官とのロマンスとか、過去の男への確執とか……つまり、カッコいいオヤジが大活躍。そういうアニメ。嫌いじゃないけど、もう少し内容とか……。なのでこの点数。


991 名前:メロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/27(水) 12:15:25 ID:???0
ひぐらしのなく頃に  8点

昭和末期の田舎で起こるさまざまな謎の殺人、失踪事件を描いた作品。
主人公前原圭一など、さまざまな人物の視点角度から構成されるため
4,5話からなる短編×6となっている。原作はもっとあるらしい(自分は
見ていない)。一見萌えアニメかと思いつつ突然超展開となるとこなどが
視聴者の目をひく要素か。
評価としては、他のアニメにみられない斬新なストーリーと、前述したように
予期できぬ超展開のため見ていて飽きず非常に楽しめた。最終的に
事件の真相がわかるわけだが、ご都合主義的な感が否めないためそこは
減点要素。また原作を知らない視聴者にはわかりづらい。
だがアニメとしてのおもしろさはすばらしく、個人的には9、10点クラスの
作品であり今年一番の良作。
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