初心者の初心者による初心者のためのD&Dの会in東京

ScourgeOfTheHowlingHorde-2(216)

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sssc

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216のプレイレポート


「誰がために君は哭く」 第二回


  • 初心者の初心者による初心者のためのサークルin東京 第7回
  • 2007/4/14

邦訳版のリリースが決まった本シナリオ "Scourge of the Howling Horde"、
当初「ゴブリン団の襲撃」というセンスのカケラも無い仮題が付いておりましたが、
いつのまにか「鬼哭き穴に潜む罠」というタイトルに変わった様子。

さて、プレイレポートも今回が2回目となりましたが、
どちらかというと「ゴブリン団"を"襲撃」って感じで進んでおります。
どっちが悪役か、わけわからなくなるのはD&Dではよくあることなので、
あまり気にしないようにしましょう。

私、ゼコビは、プレイレポートの提出特典として、
DMより180gp相当の金品と200xp相当の経験値を頂きました。
これはすぐに適用されるようなので、とりあえず
マジックミサイル2本、スリープ1本のスクロールを取得しました。

また、今回から agatamoさんが飛び入り参加しました。
キャラは人間/ドルイドの"ジャコモ"、
動物の相棒ウルフのトトを連れております。

ゲオルグ 人間/ファイターLv1 植埜
ホルグ ハーフオーク/バーバリアンLv1 ひらた
サミオル 人間/ローグLv1 エノン
ゼコビ ノーム/ソーサラーLv1 216
ジャコモ 人間/ドルイドLv1 agatamo
ジョウゼン 人間/クレリックLv1 NPC

毎回、駄文ばかり読まされてもつまらないと思いまして、
今回は、ビジュアルメインでいきたいと思います。

それでは、冒険再開です。


森の守護者


「荒らぶる心に戻ってしまった静かなる森のゴブリンを平常な心に改心せよ。
まずは今森に訪れている冒険者と合流し、目的を達せよ!」

ベテランドルイドの師匠にミッションを授かった新米ドルイドのジャコモ。
師匠から預った治癒のワンド(キュアライトウーンズ10チャージ)を手に、
相棒トトを連れてゴブリンのねぐらへ向かっていた。

今回から参加となった人間のドルイド、ジャコモの登場です。
少々強引な話の展開ですが、そこは御愛嬌。

洞窟の入口での再会


前回の戦闘が終り、生き残ったゴブリンたちをまとめて縄で縛っていたところに、
一人のドルイドと一匹のウルフがパーティの前に登場。

「よお!ジャコモ!」
「おお!ゲオルグ!」

わざとらしい挨拶。
ゲオルグは知人だったようで、ここでめでたくジャコモが
パーティに加わることになった。




(前回とは逆の位置から撮影)

さっそくゴブリン語の堪能なジャコモが生き残ったゴブリンを尋問。
洞窟の奥の詳しい情報を聞き出す。

どうやら奥には、ゴブリンや大きなゴブリンが何匹も、
それに新しいゴブリンの族長が待ち受けてるらしい。
ゲオルグと新人ジャコモの尋問で詳しい見取図も作成してしまう。

「地図」



では、スロープを上がっていざ探索開始!




通路の攻防


ゴブリンが逃げていった待機部屋に、まずはサミオルが偵察・調査に。
ここからがローグの本領発揮。

<視認>技能でチェックして、奥の通路の陰からバグベアが覗いているのを発見!




ジェスチャーで待機しているパーティに、必至に伝えるサミオルだが、
パーティはなんのことだかさっぱりわからず…。

そうこうしているうちに、奥から不敵な笑みを浮かべてバグベアが出てくる。

「話によってはここを通してやってもいいぜ」

今やすっかりパーティの尋問係、
じゃなくてネゴシエーター(交渉人)となったゲオルグとジャコモ、
前に出てきて話をするが、うさんくさい用心棒のバクベアに、
すっかり足元見られてしまい、結局交渉失敗。
怒ってバクベアがさっと奥に引き返す。

「ゴルァァ!まちやがれ~ェ!」

と後を追うゲオルグとジャコモ。
ここで本日最初の戦闘開始!




通路を曲がった先では、3匹のゴブリンが待ち構えており、
奥にバグベアが陣取っている。
手前のゴブリンはタワーシールドでバリケードを築き上げ、
完全遮蔽の臨戦体制を取っている。

弓持ちのゴブリンが放つ矢を受けながらゲオルグが突っ込む。
続くホルグ。
通路の幅は5フィートで狭く、パーティは寿司詰め状態。
ゼコビはスリープのスクロールを使用開始。
ジャコモは後ろでウルフと待機中。




最初にサミオルが放った自慢の矢がゴブリンを一基撃墜!
しかし、次のホルグの強悪な攻撃でも、相手のタワーシールドは沈まず、
敵にダメージを与えることができない。
そこに、ゼコビのスリープが発動し、バグベア以外が眠り、
バリケードとなっていたタワーシールドの障害が無くなる。

ここぞとばかりにゲオルグが寝ているコブリンを飛び越え、
通路の先に踊り出て、攻撃!




対するバグベアもモーニングスターを振り上げて、ゲオルグに攻撃!
さすがに敵の用心棒だけあり、ゲオルグは沈み、戦闘不能なってしまう。
回復呪文をかけに駆け寄るジョウゼン。
ホルグ、サミオル、ジャコモも援護しに入り込む。




その後、復活したゲオルグがタワーシールドを構えながら立ち上がり、
ホルグのとどめで本日一回目の戦闘が終了。

とりあえず、バグベアを一旦回復させて尋問。
ゲオルグが聞き出した情報によると

  • あと四匹程度のホブゴブリンがいる
  • 前に来た村人はウルフのえさに
  • 十字路の右手の奥には用心棒の自分の部屋、左手は礼拝堂、奥は食堂と大広間
  • 自分の用心棒の部屋には大部屋に続く隠し扉があるらしい




ここで昼休憩。

礼拝堂


とりあえず、ウルフを十字路へ見張りとして配置して、
礼拝堂を調査することになった。

サミオルが偵察。




(ここでテーブルの都合で90°右周りに方角が変わります)

途中にある通路の裂け目の横道を見つける。
避け目からは不気味な叫び声が聞こえる。

とりあえず、サミオルが礼拝堂の扉を調べて聞き耳。

  • 何か水の音が聞こえる
  • カギがかかってる
  • 後は不気味な叫び声に聞こえる洞窟に反響する風の音

サミオルがじっくり時間をかけて鍵をあけ、ゲオルグが扉をあける。

そこはバグベアの情報通り朽ちた礼拝堂で、
礼拝者のための古い長椅子や、
奥には一段高くなった祭壇のような場所があった。

右手の手前には水たまりがあり、
どうやらここから水の音がしていたようだ。
また、左手の奥には扉がある。




残されたレリーフの上に忌々しい落書のようなもので潰されたりしている。
現在の状況から、ジョウゼンが言うに
ここは、元ドワーフの神モルディンの礼拝堂で
今はゴブリンの神マグルビエイドを祭る場所に変わっているらしい。

サミオルが忍び足をしながら奥の段差に上がり祭壇の漆喰を調べると、
流水を表すような絵と何か文字が隠れてるのを発見。

また、左手のとびらにはゴブリン語で文字がある。後でジャコモが読むと
「ラトベンの瞑想部屋、用があればノックのこと。」
そして、ただ今不在の札が。

祭壇の方は、漆喰を取り除いては見たものの、
ゴブリン系の文字だが読解できるものがいなかったが、
捕虜となったバグベアに読ませることで解決。

『モルディン様は強い! 』

…。

とりあえず、ジャコモがデテクトマジックをかけてみることに。

  • 微弱な防御術の魔法が祭壇から
  • 左手の扉の奥にも死霊術の魔法が
  • 水たまりの中からも…

祭壇の仕掛けを開けると、石の跳ね上げ式の扉が現れる。
ゲオルグが扉を開けようとすると、
頭の中に何かドワーフの声が・・・
危険を感じて扉をすぐに締める。

水たまりからは、水が延々と湧き出すかけらを発見する。

ゲオルグが何を思いついたのか、捕虜のバグベアに飲ませてみると、
たちまち苦しみだして、やがて死んでしまった。

どうもよく分からないので、
とりあえず左手の扉を開けることになる。

ラトベンの瞑想部屋





扉を開けると鼻をつくような強いお香の匂い。
5フィート先まで通路になっており、
その先にはカーテンがかかって部屋の様子はわからない。

ゲオルグが一歩踏み入った瞬間、床が光り激しい激痛と共に頑健セーブ!
セーブ判定には成功したのだが、半分のダメージをくらってしまった。
たまらず戻るゲオルグ。
どうやら、床に魔法のトラップがかかっていることがわかる。
持っていた10フィート棒で先のカーテンを開けてみたが、
カーテンの向こうには特になにもいないようだ。

自分の<跳躍>技能を確認し始めるパーティ。
しかし、ローグのサミオル以外、
マトモに技能ポイントを振ってるメンバーはいなかった。
特に、ソーサラーのゼコビはHP4なので、
たぶんセーブに成功しても戦闘不能は確実。

さてさて、どうしようか、という中、
ホルグが10フィートのハシゴを持っていたのを思い出す。

そんなかさばるもの、どうやって狭い洞窟の中に
持ってきたんだという疑問はさておき、
床にハシゴを架けて、難なくトラップの回避に成功。
ゲオルグから部屋に突入したのであった。




今度は、得意気に部屋に入ったゲオルグ。
部屋の奥にいるモンスターと御対面。

壁際にゾンビが3、スケルトンが6…。
戦闘開始。




入ってきた侵入者のゲオルグ、問答無用でタコ殴り状態。
ゾンビとスケルトンにたかられ、○#◆%▽■☆…。

ジョウゼンがターンニング・アンデットするも失敗。
ゼコビの巻物でプロテクションフロムイービルをかけてもらった
ホルグが後を追うが、足場も悪いし奥に入れず立往生。

2ラウンド目にジョウゼンが再度ターンを試み、
なんとか、ゲオルグの周囲5体のスケルトンを退散させることに成功。




続いて3ラウンド目にもう一匹のスケルトンもターンさせ、
本日のターンニングアンデットの使用回数はゼロに。

のこりゾンビ3体。
ホルグが突っ込み、ゼコビはマジックミサイル。

サミオルは、さっきの水たまりで拾った水が湧き出るかけらを使って、
ずっと空き瓶に水を貯めていたようで、その瓶をゾンビめがけて投擲。
少しダメージを与えてるようだ。

ネタが切れたジョウゼン。
敵の中に突っ込むが機会攻撃でどつかれる。
ゲオルグは斬撃武器ではないので、
なかなかダメージが通らず苦戦気味。

ホルグとサミオルの攻撃で削っていきながら、
最後、ホルグがトドメを刺して戦闘終了となった。

この強過ぎるお香の匂いは、
ゾンビの腐臭を打ち消すためのものだったようだ。

部屋の角でターンされたスケルトンたちにとどめを刺し、
脅威が去った部屋を調べる。

  • 右手の部屋:寝室で日記を発見
  • 左手の部屋:書斎で謎のポーションを2本を発見

日記は、この部屋の主のものらしくゴブリン語。
ゲオルグが読んでみてわかったこと。

  • このゴブリンの部族の中で反乱が起きたこと
  • ダラクスという若いゴブリンがボスを倒して新たなボスになったこと
  • ダラクスの背後には何か恐ろしい何かがいる
  • ラトベンはその正体を目撃したようだ
  • その対策のため、彼は旅に出たらしい

ジョウゼンは、その背後についているものの正体は
赤い竜に違いないと騒ぎだす。

探索





礼排堂から戻って、横道を調べる
奥は蜘蛛の巣が張っており、なにかいそうな気配。
いや、絶対いる。ヤバいものがいる。
君子危うき近寄らず。
ここはパスしよう。




さらに戻って、用心棒バグベアの部屋を調べる。
彼が言っていたとおり、左手壁側に回転式の隠し扉があった。

他のゴブリンは知らない秘密の通路。
サミオルが入って、通路の先で聞き耳、
その奥の部屋は大広間でゴブリンが何匹もいるようだ。

今度は食堂の前に移動し、中の様子を伺う。
調理の音や指示を出す音。
食事の支度の真最中らしい。

大広間の方もチェック、カギがかかっており、
ゴブリンの大人や子供の声が聞こえる。
先ほどの騒ぎのため、残りのゴブリンたちは、
ここに立てこもっているようだ。

ゴブリンと交渉


扉に火をつけてあぶり出すだの、
強行突破するだの、散々悩んだ挙げ句、
ジャコモがゴブリンと交渉し、やばくなったら
油断させている隙に例の隠し通路から不意を打つ作戦でいくことに。




交渉役にでてきたゴブリンに、
投降して、おとなしくこの巣を離れるなら、
子供と護衛のゴブリンを逃がすと、持ちかける。

結局、交渉は成立。

ちょうど、食事の時間だと出てきた
食堂の方から出てきたコックのゴブリンも、
話を聞き、素直に承諾。

早速彼らは荷物をまとめ、
家財道具を抱えて逃げ出すように去っていく。

食堂の炉には小さなファイアエレメンタルが住んでいたり、
コックのゴブリンが飼っていた巨大なイタチに驚きながら
(彼らと一緒に出ていった)、彼らが出ていった食堂を探索。

インク、酸のビン2本、陽光棒、等のがらくた。
虫メガネ、高品質のフルート、シルクのローブ、
ゴブリンのへそくり22gp、ポーション2本をゲット。

さて、物語は幾つかの謎を残したまま、佳境に入って来たところ、
ちょっと早いが今日はここで中断。

今回は、交渉を有効に利用した、とても和マンチな解決方法で、
ちょっと最後は拍子抜けな感もしますが、
D&D3.5eではガチな戦闘をしなくても、交渉や他の方法でも、
脅威を排除すれば経験点が貰えますので、
必ずしもやっつける必要はないのです。

気になるのは礼拝堂の謎の仕掛けと、
ゴブリンの族長のバックにいる存在。

次回、すべてが明らかになるのか?
最終回に続く!



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