280 :名無しさん@秘密の花園:2010/06/06(日) 01:42:16 ID:xKEh8Qvo
「おやっとさ―。遅くなってごめんねぇ。あら…」
ある夏の日の夜。
小蒔に急に呼び出された霞が部屋を訪ねると、すー、すー、と寝息を立てて眠りについていた。
音を立てないように近寄ると、小さい明かりの中に可愛いらしい寝顔がそこにはあった。思わず見とれてしまう。
「ふふ…待ってて疲れちゃったのかしら…」
優しい笑顔を浮かべて小さく呟く。そっと頭を撫でると、柔らかい髪が少しだけ、揺れる。

「…どうしましょう…起こしちゃ悪いけど用があるらしいから、起こさなくちゃねぇ…」
少しの間逡巡すると、いいアイディアが浮かんだようでぽん、と手を叩く。
「…ちゅう、でもして起こしちゃおうかしら。」
それは、霞のほんの少しの悪戯心であった。

(ふふ、そうしたら、きっと照れるわよね…でも呼び出したのに寝てるんだもの、これくらいいいわよね。照れる小蒔ちゃんの顔も見たいしね。)


起こさないように慎重に、寝息を立てる小蒔に顔を近付ける。そうするだけで、自らの鼓動が速くなっていく。
起きたらどんな顔をするんだろう。どんな声を上げるんだろう、そんなことを考えながら霞は小蒔の顔に向かって近付いていく。そして、唇と唇が触れ合うまであと数センチ―


その瞬間、小蒔の両目がぱちり、と開いた。そして、霞が目が開いたのを認識した瞬間には、小蒔の両腕が背中に回されていて―

「んむっ…」
二人の唇は重なった。



281 :名無しさん@秘密の花園:2010/06/06(日) 01:44:50 ID:xKEh8Qvo
「んちゅ…んぁ…」
小蒔の舌が霞の口内へと侵入し、体の自由を奪っていく。それと同時に背中に手を回したまま素早く態勢を入れ替え、霞の上に馬乗りになる形になった。
長い長いキスをして、ようやく唇を離すと、銀色の糸がつぅ、と繋がった。


「…はぁっ…あ、こまきちゃん…?」
「…なにしようとしてたんですか、霞さん?」
「な、なにって…」

息を荒げながら困惑の表情を浮かべる霞の耳元で、妖しい微笑を浮かべてそう囁く。

「ねえ…霞さん?」

その表情を見て、嫌な予感が霞の頭を駆け巡る。

「っ…まさか…最初から起きてたの?」
「はい♪」
「………あちゃぁ…恥ずかしいわねぇ…」
「ふふっ…質問に答えて下さいね?」
「あ、も、もう…あっ…そ、そういえば、用ってなに?」
「あ…」

質問をごまかすような霞の問い掛けによって、急に言葉に詰まる小蒔。
それを不審に思い、じっと表情を見つめる。

「ごめんなさい…」
「え…?」
「…ここ最近忙しくて、霞さんと一緒に居れなくて…淋しくなって、会いたかったんです…急に呼び出したりして、迷惑ですよね…」
少しの間を置いて、そうぽつぽつと呟く一人の少女の表情は、先程までとは打って変わってひどく切なげなものであった。

「わがまま言ってごめんなさい…あっ…」

優しく、暖かい手のひらが小蒔の頬にそっと触れる。

「そんな顔しないで…小蒔ちゃん…」
「でも…急に会いたいだなんてわがまま…」
「そんなわがままならいつだって聞くわ。…私も、あなたと一緒に居たいんだから。」

282 :名無しさん@秘密の花園:2010/06/06(日) 01:47:17 ID:xKEh8Qvo
「………………」
「大好きよ、小蒔ちゃん。」
「…っ…」
「大好き。」
「…わ、私も、霞さんのことが大好きですっ」



「んはぁ、あっ…ちゅ…んっ」
小鳥の啄みのように、数回キスを繰り返す。それだけでお互いの体は熱を帯び始める。

「ひゃっ…あ、や、んぁ…」
首筋をぺろ、と一舐めすると、霞の口から甲高い声が漏れた。

「ん…ここ、弱いんですよね。」
「ああっ…だめっ…そん、なに…舐めちゃ…あっ…」
「…あんなに好き、って言われちゃもう止まりません…」
白い首筋から鎖骨の方へと、舌が這いずり回る。

「はぁぅっ…こ、や、んぁ…こまきちゃ…」
声を上げる霞の表情を見て楽しそうにくす、と一つ笑みを漏らし、言葉を遮るようにして、巫女服の上からでも大きく主張する双丘を揉みしだき始める。

「でも一番弱いのはここなんですよね?」
「んああっ!…くぅ、やんっ…あ…」

先程より明らかに反応が高まり、小蒔の手に収まり切らないほどの双丘がぐにゅぐにゅと形を変える。時折、器用に指で中心の蕾を愛でると、段々とそこが自己主張を始める。

「ほら、固くなってきてる…」
「ああんっ、言わないでぇ、はずかしいっ…!」
顔を真っ赤にして首を横に振る霞。普段の彼女とは違う、子供みたいな仕草が可愛くて、再びキスを落とす。
キスを楽しんだ後は、窮屈そうに巫女服の中にしまわれている二つの果実を、外気に触れさせようと、巫女服に手を掛ける。

283 :名無しさん@秘密の花園:2010/06/06(日) 01:49:29 ID:xKEh8Qvo
「何度見ても、惚れ惚れしちゃいますね…♪」
小蒔の言葉通り、巫女服から飛び出した二つの双丘は、大きさ、形ともに申し分なく、白い乳房の中心では、ピンク色の蕾が小蒔の愛撫によって存在を主張していた。
たまらず小蒔はそこに吸い付く。

「はぁ、ん!…ああっ…んぁ…ひゃ…、やっ」
「んちゅ…はぁ…こんなに反応して、かわいいですよ…」
「む、胸はよわいのぉ…んうっ…!」
「知ってますよ―」


丹念に両の胸を味わった後、満足したように唇を離す。唾液と汗が混じりあい、てらてらといやらしく光っている白い乳房を上下させ息を荒げている霞を見ると、ぞくぞくとするような背徳感を小蒔は感じ始めていた。

「これはどうでしょうか…」
そう言うと、両方の乳房を掴み、それを寄せて先端同士を擦り合わせる。


「ふぁっ!?あ…そんな…あぅ!…はぁっ…」
「ん…いいみたいですね。んっ…」
「あああっ!…なめちゃ…らぁ…めっ…」
更に追い討ちを駆けるように、舌先でちろちろと刺激を与える。


「ああっ…こ、まきちゃ…んっ!…わ、たしっ、もう…だ…めっ…」
「っ…霞さん、大好きっ」

そして小蒔がかぷっ、と蕾を優しく噛んだ瞬間、


「ひぁ、や、あ、くぅ、んああああっ!」

霞の体が大きくのけ反り、絶頂に達したのであった。

284 :名無しさん@秘密の花園:2010/06/06(日) 01:51:58 ID:xKEh8Qvo
「…はぁっ…んぁ…はぁ…はぁ…」
「おやっとさ―。…どうでしたか?」
「もう…分かってるくせに、いじわるなんだからぁ…」
「ちゃんと言葉で聞きたいです」
「…うぅ…すごく、気持ち良かったわ…」
「はい♪ありがとうございますっ」
「…ねぇ」

ようやく息が整ってきた霞。小蒔としっかり手を握りあいながら、幸せそうに笑みを零す。
「ん、なんですか?」
「…私今、とっても幸せな気分だわ。…小蒔ちゃんと一緒にいれば、ずっとこんな幸せな気分なのかしらね。」
「…どうでしょうかね…でも、私は幸せですよ?」
「ふふ、小蒔ちゃんが幸せなら、私も幸せだわ。」


お互いの気持ちを表すかのように、ちゅっ、と軽く口付けを交わす。

「さて」
「ん?」
「休憩は終りましたか?」
「え?」
「まだまだ霞さんのこと、気持ちよくして差し上げますからね♪」
「ち、ちょっと」
「…あれだけで満足なんですか?」
「…あはは…お手柔らかにねぇ?」
「それは保証できません。今日は私が霞さんのことどれだけ好きなのか、分かって貰いますからね♪」


二人の夜は、まだまだ明けそうにない。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年11月28日 17:28