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プラネタリウムのふたご


『プラネタリウムのふたご』


いしい しんじ/講談社文庫/講談社


星空のない村の、プラネタリウムで育ったふたごの話。
語り部の語る語り部たちの話。

騙すこと、騙されること。
黒くて大きなもの。
遠くの、近くの、家族とかそういうようなもの。


 * * *

いしいしんじの物語には不思議な空気がある。

物語風に空想的で大雑把な感じと、
生々しいようなリアルさが混在している。

この加減が私は本当に好きだ。
物語に必要な種類の非現実と、現実が、ちょうどよくある。


瑞々しい。



 * * *

(ちょうど『ぶらんこ乗り』にある象のハト玉みたいな。)
(あれは本当の話だ、というのをネットで見て驚愕したけど。)
(本当に本当なのか、単なる噂なのか…。)
(作り話かどうかよくわからない話が、いしいしんじさんの作にはよく出てくる。)
(そういうのも、とても好きです。)


 * * *

『プラネタリウムのふたご』についてもう少し、

物語の中の物語、プラネタリウムでの星空の解説だけでもすごくよかった。
プラネタリウムに行きたいなー、と思うくらい。
(録音テープじゃないとこがあれば本当に行ってみたい。)

前からずっと読みたいと思ってたんだけど
6月に千葉大学に行った時に、そこの生協でついに購入。
(文庫本が15%引きになっていた。笑)

この本に限らず、いしいしんじさんの作品はなんとなく、
一冊ごとに時間をおいて読みたいなあ、と思う。

今まで読んだどの一冊も、そんな余韻を持っていました。


あ、やっぱりこの本に絞った話じゃないや。。








  • みずうみ 読みました
    読了したくない魅力がありますね
    いなかのプラネタリウムはテープじゃなかったりしマス -- darkpray (2008-08-05 23:26:19)
  • いしいしんじさん。なんと言うか漢字じゃなく
    ひらがなの持つ響きで書かれた世界の様に感じてたんです。

    名が体を、と言うか文体を表してる気までしてて。

    この不思議さ加減は何やろうか?と思っていたので、
    >物語に必要な種類の非現実と、現実が、ちょうどよくある。

    って読んで、モヤモヤを晴らして貰ったです。感謝します。

    素敵な書評、ありがとうございます。

    -- ジーナフウガ (2008-08-06 07:59:37)
  • >darkprayさん
    みずうみは未読です。読んでみたいです。もっと色々文庫化するといいなあ。
    うーん、やっぱりLIVEのプラネタリウムに憧れます。
    -- liquidfish (2008-08-06 17:43:52)
  • >ジーナフウガさん
    いしいしんじさんには本当に独自のものがありますよね。
    ひとことではとても言い表せない…けれど、ちゃんと通じたようで嬉しいです^^
    ジーナさん、フウガさんの書評にはいつも楽しませていただいてます!
    この前『東京夜話』を紹介されていたので、読んでみたいなーと思ってます(>_<*)
    読みたい本が溜まっていく。笑 -- liquidfish (2008-08-06 17:44:10)
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