2011/03/12 無事を祈っています
しかし私は思うのだが、従来の美術史研究は、過去の造形遺産を、あまりにも恒久的なもの、 静的なものとして扱いすぎてきたのではないか。仏殿に安置される仏像のような場合はそれで よかろうが、美術作品は、本来、生活の場で用いられるものであったことを忘れてはなるまい。 屏風を思い起こしてみよう。用いるということは、たいていの場合、動かすことである。 辻 惟雄/『奇想の図譜 からくり・若冲・かざり』(ちくま学芸文庫) Ⅲ かざりの奇想 より
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