『かんな』と言う名前は「かな漢字変換」の「かな」(仮名)の古い読み方である『かんな』によっています。『かんな』を英語で表記する場合は Canna とつづります。
NEC のサイトに PDF 型式のものが公開されています。なお、開発保守は NEC から Canna Project に移行しました。
パソコンを立ち上げた直後は、アルファベット(英文)の入力が可能になっています。Shif + Space キーで日本語入力に切り替えてください。
かな漢字変換はスペース・キーで、ひらがな→カタカナ→全角文字→半角文字の変換は、↑↓キーで行います。Enter キーを押下することで変換した文字が確定します。
キーボードの操作を ATOK 風、Microsoft IME 風にカスタマイズできます。
wx2+.canna just.canna ファイルをユーザーのホームディレクトリにコピーします。ディストリビューションによって、これらのファイルが含まれているディレクトリは異なっているので、注意してください。
操作 | 設定 |
Microsoft IME 風 | $ cp /usr/share/canna/wx2+.canna ~/.canna |
ATOK 風 | $ cp /usr/share/canna/just.canna ~/.canna |
次に ~/.canna ファイル内の defsymbol を全部 ;; でコメントアウトしてください。これはローマ字入力用の定義です。
これで「ね」と「、」、「る」と「。」、「め」と「・」の問題が解決します。
次にキーボード設定「わ」と「を」、「ろ」対策。xmodmap -pke > ~/.Xmodmap として、ユーザの ~/.Xmodmap ファイルを書き出し以下のとおり修正。
keycode 19 = 0 bar kana_WA kana_WO keycode 123 = grave underscore kana_ROユーザの ~/.xinitrc などのファイルを編集。
xmodmap ~/.Xmodmapログインの時キーボード設定ファイルを読み込む。(無いときは作成)
ただし”を” 入力しても”~”と表示される。変換すると”を”と表示される。
上述の方法によらず、ユーザの ~/.canna ファイルに
(setq romkana-table "kana.cbp")とだけ記述すれば、取りあえず「かな入力」になります。
(setq romkana-table "jisx6002.cbp")これでOK。「−」の取り扱いは、shiftキーで何とかしてください。~/.Xmodmap 対応できるか?
無いときは /var/lib/canna/default.canna からコピーします。
[参考] ATOK X、WNN7 といった商用日本語入力ソフトの場合は、デフォルトでかな入力にも対応しています。Anthy も?
Canna やシステムの異常終了で以前 Canna が起動していたときのロックファイルが残っているのかもしれません。/tmp/.iroha_unix/IROHA を削除した後で Canna を起動してください。
@を2回押す。もしくは「くうはく」で変換することで入力できます。
「てん」「てんてん」、もしくは、「@2」「@3」で変換することで入力できます。
Ctrl-n連打。他のキーでもできる、らしい。
ふつうは、矢印キー ↓ を2回押すと変換されます。(Ctrl-n連打では変換できないかもしれません。)
F8 キーでもできるかもしれません。
はい。Home キーを押下して、様々な補助機能 (Auxiliary Control) を呼び出すことができます。登録や記号、辞書、学習、変換などの項目があります。
特に、かな漢字変換については連文節変換・逐次自動変換が選択できるので、お好みでどうぞ。
設定変更を有効にするためには、ログインし直す必要があります。
原因がはっきりとしないようですが、初期設定の状態では、漢字変換の精度に欠ける場合があります。対処方法として次の方法が考えられます。
~/.canna ファイルの中の fuzokugo のコメントを外します。iroha のコメントも外した方が良いそうです。 (FC3標準では~/.cannaの代わりに/etc/canna/default.cannaが使われるみたいです。)
このカスタマイズを行う場合には、 "fuzokugo" や"iroha" 辞書がデフォルトで利用できる設定となっているので、上で述べた作業は必要ありません。
標準設定では、日本語入力・変換は Fedora Core 1 や Red Hat Linux と同様、kinput2 + canna の組合せです。
ただし、ユーザのディレクトリにある ~/.canna ファイルの設定は次のとおりです。
(use-dictionary "gcanna" "gcannaf" "chimei" ; "iroha" ←60行目のコメントは外した方が良いかもしれません。 "fuzokugo"