ジョジョの奇妙な聖杯戦争

アヌ次郎、初めてのおつかい

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883 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:05:56 ID:???
~お使い~
  吉良家から駅の商店街にむけて闊歩する和装の青年。
  現代の感覚で言えば明らかに異様なのだがここらの住人はそこまで関心がないようだ。まるで異物は彼等だけじゃないかの如く。
次 「しかしキャスター殿にも困ったものでござるな 吉良殿の気を引きたいのは判るが少し急すぎるであろうに」
ア 「小次郎よ・・・お前は剣の天才なんだぞ? あんな小娘ごとき切り捨てるのは容易いことだぞ? 何故にいいように使われるのだ?」
次 「まあそう謂うな、あれでも私のマスターだ。未だ見ぬ強者と闘うためには少しくらいの忍耐も必要であろう」
ア 「お主がそう言うなら構わんが・・・・・・、(最近のこやつを見てるとその闘争心も薄れたように感じるがな・・・・・・)
   と、いかんいかんお前と話してるとついつい口調が時代ががって仕舞う」
次 「ハハハ いやしかしこの時代は面妖な格好をしてる者のなんと多いことか。見よ、あちらの男は被り物と髪の区別がつかぬぞ」

承 (ったく、なんでこの俺が女と並んで歩かにゃならねぇんだ………)
花 「おや 承太郎じゃないか、珍しいね君が女性を連れてるなんて」
承 「ああ、花京院か………実は最近ちょっとな………」
助 「あれぇ? 承太郎先輩に花京院先輩じゃないすか! って承太郎先輩が女を連れてる!!?」
承 「仗助、実はな………」
ジ 「おお! 我が孫とその学友達! 我が孫をよろしく頼むぞ………OhMyGod! 承太郎が金髪の娘っ子を!!」
承 「………やかましいッ!! うっおとしいz
セ 「そうです、私と太郎はあくまでパートナーでありそれ以上の関係では一切ありません。恋仲と見られるのは不愉快です。」
承 「…………………そうゆうことだ」

ア 「なかなか複雑な関係のようだな……」
次 「それをゆうなら拙者達も似たようなものでござろう? おお向うにはこの国の者とは思えぬほど大柄な者がいるぞ」

億 「とりあえず街にでたのはいいものの……どうやって敵を見つければいいんだ?」
バ 「■■?」
億 「まあお前に聞いてもしゃーないな。敵が襲ってきたほうが頭使わなくて済むんだがなぁ……
   よし! 今日は天気もいいしトニオさんとこ行くとすっか!」
バ 「■■■!!」


884 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:08:13 ID:???
ア 「あの黒くてデカイの……強そうだな、はたして 真 剣にやり合っても勝てるかどうか」
次 「珍しい事もあるものだな…。お主がそのような陰 り 事を口にするとはな。己が天井、見えてきたか?」 
ア 「我らは最強であっても無敵ではないからな。 ゾ ッとしない事もあるさ。まあ彼奴にも負ける気はしないが」
次 「かの鬼ともいつか闘りおうてみたいが…。なに戦争に 参 加しておれば何時か満足できる強敵とも闘えよう」
ア 「兵器の生きる道は戦場にしか存在せん。戦わない以 上 我らに存在価値はないことをゆめ忘れるな。」 
次 「………虚無に還るのも悪い気はしないさ。   ほう !  あの青年も中々するどい眼光をしてるではないか」

槍 「おらッ糞犬! 所かまわず屁ぇこいてんじゃねぇよ!
   ああ! クソ! こんどは身まで垂らしやがって! お前のフンを拾うの小っ恥ずかしいんだぞ!
   ………たくよう、フン拾ってる間に襲われたらどうすんだよ」
犬 「キャン!」
槍 「はいはい、お前さんの鼻は信用してますよ、っと。……うっ、くせぇ………」
犬 「(ピクッ!)…………ワンッ!」
槍 「ぁあ? どうした、なにか臭うのか? ……さては」
犬 「キャンキャンキャン!!」
槍 「『コーヒー味のガム』の匂いか!! ッ、こらバカ犬! 一人で勝手にいくんじゃな……ったくもう世話のかかる奴だッ!」

ア 「……鋭い眼光? 気のせいじゃないのか?」
次 「えーと、うん、まあ……彼もやるときはやるんじゃないかな………
   市場に着いたぞ。ほほぅ、昼間なのに中々に活気に溢れてるではないか。
   さて書物はどこに置いてあるのか、普段は書など求めんからな………此処か?」
ポ 「いらっしゃい なにを おさがしかね?」
次 「家事に関する文献を探しているのだが」   ア 「……ッ!!?」
ポ 「かじ? ふぅーむ、しょうしょう おまちください」
次 「すまんね、(どうしたアヌビス? 彼に何かついてるか?)」
ア 「(いや……、変な髪形だと思ぅてな。)」
次 「(ああそう……)っと奥に行ったきり戻ってこないな。どれ失礼してちょっと奥を覗いて見るか・・・・・・」


885 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:08:55 ID:???
ポ 「名乗らせていただこう! 我が名はJ・P・ポルナレフ! ………お探しの本はこれかね?」
次 「うむ、迷惑掛けたな。銭はここから適当に抜いてくれ」
ポ 「まいどあり~」

次 「よし、目的の書も手に入れたことだし 少しそこらへんをブラブラしようか?」
ア 「そうだな、ついでに夕飯の材料も買ってしまおう。二度手間はゴメンだからな」
次 「そうするか。………ん? 足無しと盲目の組み合わせか……… 
   何時の時代も欠陥品はどこかしら美しさを感じさせるな」

ジ 「あ、いや大丈夫だから、自分でこげるよ」
ラ 「………そうですか、しかしあまり無理はなさらぬように」
ジ 「あー、うん大丈夫。それよりライダーさ」
ラ 「はい なんでしょう」
ジ 「えーと、(ちくしょーーーッ どうやって話せばいいかわかんねぇー!)
   (妙に絡みづらいんだよ! どないせいっちゅうねん!)
   お馬さん4・2・0~~~~ィ なんちって………えっと……ゴメン、なんでもない忘れてください……」
ラ 「…………いえ、面白かったです。かなり大爆笑」
ジ 「ぅ! ちくしょーーーーーッ!!」
ラ 「ジョニィ、独りで先に行かないでください」  

ア 「……美しいか?」 
次 「なんていうか………彼らもやるときはやるんじゃないかな………。
   おお、向こうも“太陽あれるぎぃ”とか言う奴かもしれんぞ。困ってるようなら手を貸してやるか?」
ア 「都合が悪くなると話をそらしたり、“てれび”で覚えた言葉をすぐ使ったり……お主意外と俗っぽいな」
887 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:09:43 ID:???
ヴ 「いいかアヴェンジャー、必ず 必ずやDIO様を復活させて見せるぞ! 熱ゥ!」
阿 「だから昼間動くのは無理だっていってんだろ! あんた頭脳がマヌケか!」
ヴ 「一刻も早くDIO様を復活させる為にはこれしきの事! 熱ゥ!
   アヴェンジャー!! 腕が! 腕が溶け出してきたぁぁあ!」
阿 「日傘と日焼け止めクリームじゃ限界あるに決まってるだろ! ほら早く影に入って!」
ヴ 「すまん、だがこれしきの事で休んでるわけにはいか熱ぅ!」
阿 「………マスター変えてぇ」

ア 「とうとう頭被りが出てきたな。アと阿ねぇ……」
次 「メタ的な発言はあまり感心せんぞ。……ほれ、あと二組だ。さっさと家に帰ろうぞ」
ア 「主もメタ的ではないか………」
   
弓 「人は世界を救えんよ、それこそ奇跡でも起こさない限りな」      
プ 「だから君は失敗したんだよ、『救う』んじゃあない天国へ持ち上げるんだ。なに 簡単な事だ」
弓 「人一人をも救わぬ君が世界を? 笑わせてくれるじゃないか」
プ 「私には君と違って救いたい個人など存在しないからね………。それに絶望にしがみつく程弱くもない」
弓 「………せいぜい頑張ってくれ。世界を救える力を、君が持っているというならな」
プ 「(行って見せるさ天国へ………たとえ全人類を犠牲にしてもな)」

次 「大層な話をしておるな。もしかして彼らはシリアス属性か」
ア 「我らは一気にギャグ分が増えたな……。ちゃんとやる時はやってくれよ、頼むから」
次 「任せろ。……む? 急に視界が悪くなってきたな。霧か?」


888 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:10:18 ID:???
兄 「いいかギル、例えば雨の中傘もささずに泣いている女がいるとする。その時お前はどうする?」
ギ 「決まっているであろう、我を楽しませる為に芸をさせる」
兄 「ギルギルギルギルよぅ~~~ッ! そうじゃあねぇだろうがよ! なんでそうなる!?
   そんなんだからおめぇは女の一人も落せねぇんだよ! いいか『慢心』を捨てろ!
   それだけでおめぇに出来ない事はなくなるんだからよぉ!!」
ギ 「………ぶったね エンキドゥにもぶたれた事無いのに!」
兄 「あ? 何言ってるんだよギル、お おい何ゲート開いてるんだよ…」
ギ 「さらばだ雑種。短い間だったがお前の残した知識は役に立てようぞ。では死ね」
ギ 「うおおおおおおおおおおおお! 『ザ・グレイトフル・デッド』!! あ、危ねぇ!
   お前はまたマスターを殺そうとしやがって!」
ギ 「ちぃ、またその能力か……体が動かん……」
兄 「いいか? 俺とお前は対等だ。俺は聖杯を手に入れるためにお前の力が
   お前はセイバーとか言う女を落す為に俺の力が、互いに必要だ。
   そこに王といえど上下関係は無ぇ!!」
ギ 「戯け、王と雑種が対等なわけあるまい。貴様は我に奉仕できることを誇りに思え。
   そもそもセイバーを嫁にするのに貴様の力などいらん、己惚れるなよ雑種」
兄 「………じゃあここにある『ナオンを落す108つの方法』通称プロノートは燃やしていいんだな」
ギ 「この世全てのものは我の物ぞ? 早くそれを我に渡して自害するがよい」
兄 「………(チリチリチリ)」
ギ 「だがまぁ貴様に王の力を貸してやらんこともないぞ、聖杯を手に入れるのも一興よな」
兄 「………マジデ頼むぞ、お前の力が頼りなんだからな」
ギ 「安心しろ、すべてが終ったら真っ先に貴様を殺してやる。
   ああそれと、我が上ッ 貴様は下だ! そこはこの世の真理ゆえ我でも覆せぬぞ」
兄 「……わかったよ、OK それでいい(グレフル、老化を解除せよ) 
   まったく、その慢心さえなければお前は完璧だってのに」   
ギ 「?が、慢心しても完璧なのが王の王たる所以ぞ」
兄 「………お前は力をもった子供みたいなもんだな……」
890 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:10:50 ID:???
ア 「最後でこれか……いいのか? 奴等を見かけてしまって」
次 「なに、何も問題はあるまいて」
ア 「……かの王の扱いには十分注意しないといろいろと厄介だぞ」
次 「なーに、もともとネタだ。ネタをネタと(ry」
ア 「お主俗っぽすぎ。吉良殿からなにを学んでいるのだか」
次 「桜は………この時期には咲かないようだな」
ア 「チョコレートは見送ったらしいな」
次 「さて、家にも着いた事だし、メタ発言はここまでとしようか」
ア 「だな。キャスターに本を渡したらネコ草に餌でもやるか………カリカリまだあったっけ?」
次 「案ずるな、ちゃんと買ぉておる。   キャスター殿、今戻った出ござるよ~」
キ 「あらお帰り。ちゃんと買ってきた?」
次 「ほら、これでござろう(なんかまた変な匂いが……)」
キ 「民明書房ね………何か胡散臭いけど、ま・いいわ。あ、そういえば他のマスターに出会わなかった?」


次 「そうだな………竹光をもった変な胴着の奴と“ぶるまぁ”をはいた幼子には会ぅたが………

             特にマスターっぽい人物とは遭遇しておらぬよ」

キ 「そ、ならいいわ」




891 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:11:23 ID:???
~夜~
キ 「吉良様、食事の味はいかがでしょう?」
吉 「…うん、美味しいよ」
写 「当然じゃろ、吉影が作ったのだから」
次 「ふむ、やはり米と味噌汁の組み合わせは最高でござるな」
吉 「醤油……」
キ 「醤油ですね吉良様!」  写 「わかった醤油だな吉影」
次 「どうぞ吉良殿」
吉 「ん………悪いね小次郎」
キ&写 「(このエセ侍が~~~ッ  ピキッ)」

吉 「ご馳走様……… じゃあ私は食器を片付けたら風呂に入って寝るとするよ」
キ 「吉良様、食器くらい私が洗いますから どうぞお風呂を頂いて下さい」
吉 「いや、いいよ………僕が洗うよ。君はソファーに座ってゆっくりテレビでも見ててくれ…」
写 「そうじゃそうじゃ。大体お前さんは洗う量より割る皿のが多いじゃろ!」
キ 「あら? カメラで台所を写さないと何もできないお義父様より十分役に立てましてよ?」
次 「吉良殿、拙者が洗おう。吉良殿は先に風呂に入るが良かろう」
吉 「………そうだな、じゃあ小次郎頼むよ………」
キ&写 「(こ~~のヘタレ長髪がッ~~~)」
キ 「あ、吉良様 お背中流しま  吉「いや いいよ」
写 「ふふん」  キ「(♯^ω^)ピキピキ)」

                …………


892 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:12:01 ID:???
キ 「ああ! もぅ! (一体いつになったら吉良様は心を開いてくれるのかしら………)
   (現実はドラマ見たく上手くいかないわよね、ああこのドラマみたいに私達も熱く盛り上がれないかしら……)
   (問題はあの写真親父ね……どうやって始末しようかしら?)
   (一思いに殺るのは簡単だけどそれじゃあっけなさ過ぎるからもっとイタブって精神的にキツイ殺り方で……)
   (あ、この俳優横顔がどことなく吉良様に似ててちょっとス・テ・キ(はぁと」
写 「えいっ」ピッ!
キ 「ってなに勝手にチャンネル変えてるんですか! ちょっとお義父さん! あんまりふざけないで下さいよ!」
写 「え~い何を言っとるか! この時間からはニュースを見るってのは吉良家の決まりじゃろ!」
キ 「あんたニュース見ても意味無い体でしょ! 今いいところなんですよ! ていっ」 ピ゚ピッ
写 「無駄じゃ無駄じゃ~~。ワシが写真内でリモコンもっとる限りチャンネルは変えられん」
キ 「この禿親父がッ!! もう結構です! 今この場で消して差し上げます!」
写 「ふん! やれるもんならやってみろ この女狐め!」
              ア 「(止めなくていいのか?)」  次「(なに、いつもの事よ)」
吉 「騒がしいな………なにかあったか?」
キ 「吉良様! いいえ何もございませんことよ。それより吉良様こそどうなされました?
   お風呂の後は寝室に向かうのが習慣ではありませんでした?」
吉 「いつものホットミルクを作ろうと思ってね………寝る前に飲むの知ってるだろう……?」
キ 「あ、ホットミルク……」
写 「そうじゃそうじゃ! まったく気のきかん娘じゃ!」
次 「吉良殿、皿を洗うついでにホットミルクも作っておいたでござるよ」
吉 「ん、助かるよ小次郎………じゃあ父さん、キャスター、小次郎とアヌビスも……お休み」
              バタン



893 名前: マロン名無しさん 2006/04/16(日) 21:12:38 ID:???
キ 「……ちょ~とこっちに来なさい次郎。あんたちょっと調子に乗ってんじゃないの? ん?」
次 「そ、そんなことないでござるよ。 と、とりあえず魔力を高めるのは止めないでござるか?」
写 「居候の分際で分をわきまえて無いんじゃないのか? えぇ小次郎?」
次 「な、なんのことでござるか? そ、その包丁を下ろすでござるよ親父殿」
キ 「じゃーーハッキリしなさいッ!! あんたいったいどっちの味方なのッ!!?」
写 「そうじゃ! はっきりせんかい!」
次 「どっちと言われても……(アヌビス! なんとかならんか!? おいアヌビス!)」
     ア(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
次 「(こいつ……ッ! 知らんぷりを決め込むつもりかッ!!)」
キ 「簡単な選択よ、ドラマかニュースのどちらが見たいのかを口にするだけだわ」
写 「『ドラマをみたい』と言えばどうなるか………判っておろうな?」
キ&写 「さぁ! どっち!!」

次 「あ、間をとって映画………かなぁ……? アハ…ハ」
   キィ──ガチャ  
吉「あぁ、そうだ今日の映画ロードショーは前々から見たいと思ってた奴なんだ……
  すまないが……えーと、  小次郎、録画を頼まれてくれないか………?」  パタム

次 「アハ………ハハ…」
キ&写 「こ~~~のエセ侍がァァアアッ!!!!!」
次 「ぎゃーーーーッ!! ちょ! ごめんなさい  ぎゃーーーーーーーーーーー……‥・・・

頑張れ小次郎!! いつか強敵と戦うその日まで!!

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