ジョジョの奇妙な聖杯戦争

出会い

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匿名ユーザー

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29 名前: プッチ&アーチャー序章 2006/03/23(木) 08:03:47 ID:???
「マスター、1つ確認しておきたい。あなたの『スタンド能力』だが、記憶や能力をDISCに出来るということで良いのかな?」

「私の『ホワイトスネイク』の基本能力はそういうことになる。
他にDISCにする為に幻覚を見せたり、DISCを使って他人を操作する・・・まぁ簡単な命令しかできないが
などといったことも可能ではあるが、まぁ応用にすぎない」

アーチャーが頷く。
「了解した。
マスター、聖杯戦争に参加するにあたって、1つ条件がある。
サーヴァントという立場から頼みごとをするのもおかしな話だが、
我々が優勝した場合、聖杯の力全てをあなたの願い『人類全てが天国に行く方法』に使ってもらって構わない。
あなたの願いは、かつての私の願い以上に大それているが、その基本骨子には反対は無い。」

「サーヴァントがこの『戦争』に参加するのは、願いをかなえる為と聞いていたが・・・」

「私の願いはあなたにかなえて貰うのが一番良さそうだと判断したからだ、マスター。」

「願い?」

「この街に衛宮士郎という男が居る。こいつの記憶をあなたの『ホワイトスネイク』で奪って欲しい。
 私の願いはそれだけだ。」

「・・・君にも中々複雑な運命があるという訳か。
 無作為に召喚される君が、この時代に私に選ばれて召喚されたのも、人と人を結ぶ『重力』なのだろうな。
 解った。神の御名によって約束しよう。」

我々の聖杯戦争はこの奇妙なやりとりから始まった。
この出会いを運命と感じた私は、アーチャーに親近感すら覚えていた。
彼からは人が天国に行く為に必要な、「目的遂行の為なら人の死も辞さない強い意志」と「覚悟」を感じ取ることが出来たのである。
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