【種別】
人名

【初出】
とある科学の一方通行 第二話
フルネームの判明は第二十九話

【CV】
逢坂 良太

【解説】
聖音高等学校所属の研究者。
「身体のどこに能力が宿るか」を調べる実験を行っていた『プロデュース』に参加していた過去を持つ。

金髪で、ジャージの上に白衣を羽織っているのが特徴。
糖分補給かは不明だが常に棒付きの飴を舐めている。

警備員』、『DA』の支援者で、
兵器である『棺桶』の提供や、内部粛正などを請け負っている。
ただ妹の蛭魅共々『DA』は利用しているに過ぎない。
その目的は「完全なる肉体と完全なる脳」の実現。

本編開始以前、『プロデュース』の研究者として活動していた頃、
スーパーバイザーとして学園都市を訪れたエステル=ローゼンタールと知り合う。
妹の蛭魅と共にエステルと友人になり交流を重ねていたが、
ある時に起きた事故で蛭魅は重傷を負い、死亡してしまう。
エステルは死霊術の技術を応用して蘇生を試みるが、
結果として『檮杌』を宿しただけの蛭魅とは違う存在になってしまった。
菱形はそれが蛭魅であると信じ、蛭魅の夢でもあった「完全なる能力」の実現に向けて『棺桶』の開発に邁進した。
なお、学園都市の研究者ではあるが、本人の言からすると魔術(死霊術)の存在については把握している様子。

その後、目的のために打ち止めの捕獲を計画するが、
計画を知ったエステルが彼女を守る為に脱走。
逃走したエステルの捕縛を『DA』経由で西雄に命じるが、
逃げ込まれた病院に入院していた一方通行に阻まれて失敗。
数々の失態から「脆弱な正義(=秩序を揺るがす悪)」と判断された西雄を処分するため、
『DA』からの依頼で『窮奇』を出撃させた。
一方通行とエステルが西雄の拠点を襲撃した時には処刑を終えており、
僅かな時間だが一方通行と交戦。彼との戦闘は時期尚早とみて『窮奇』を撤退させた。

『DA』が亡本裏蔵に切り捨てられた後は、
彼らを「正義バカ」と評し、見切りを付け始めており、
偶然で『DA』が捕獲した妹達(ミサカ10046号)を入手し、
目的を果たした後に蛭魅と共に離脱する算段を立てている。
しかし、輸送を行っていた『DA』は亡本の命令で投入された『屍喰部隊』によって壊滅。
痺れを切らした菱型は『棺桶』を遠隔操作して自らミサカ10046号の確保に動き、そこで再び一方通行と対峙する。

一方通行を足止めするために『窮奇』・『渾沌』・『饕餮』の三体全てを投入したが、
打倒することは叶わず、『窮奇』『饕餮』は撃破され、本拠地である聖音高等学校への侵入を許してしまった。
しかしこれも計算の内であり、『渾沌』が妹達が持つ「死の記憶」を抽出する時間稼ぎに過ぎなかった。
必要なデータを入手した菱形は蛭魅にそれを入力し、完璧な状態への到達を目論むが、
蛭魅(『檮杌』)を止めるために潜んでいたエステルから蛭魅を庇い、腹部を刺されてしまう。

致命傷を負った菱形を確認した『檮杌』は、
その内に宿していたローゼンタール家四代目当主・イサク=ローゼンタールの意思で再起動。
蛭魅の体と菱形の理論を利用して巨大化する『檮杌』に飲み込まれたと思われたが、
機材搬入経路から脱出しており、蛭魅を取り戻すために一方通行達に案内役として協力を申し出た。

案内役を申し出た時点で自分がもう助からない事は自覚しており、
エステルが『檮杌』を撃破したのを見届けて間もなく、蛭魅とエステルに別れの言葉を告げて失血死した。
『檮杌』が撃破されれば巨大化した肉体が崩壊し、大きな被害を出す事は予測していた様子だが、
その目論みは一方通行の手によって最小限に抑えられた。

【口調】
一人称:「僕」もしくは「ボク」。また、会話中に「うん」と相槌を入れる癖がある。
例)「まぁ いいかな うん それが今のボクの仕事なんで」

最終更新:2020年04月08日 23:50