【種別】
装置

【元ネタ】
exterior =「外観」「外的な」

【初出】
とある科学の超電磁砲第五十九話

【解説】
才人工房』で研究されていた、エクステリア計画の要となる装置。
都市伝説『能力を生み出すDNAコンピュータ』の元となった存在だが、
機械ではなく、食蜂の大脳皮質の一部を切り取って培養・肥大化させた巨大脳。
表向きは食蜂操祈の『心理掌握(メンタルアウト)』を増幅・拡張するブースターだが、
実は登録した人間に『心理掌握』の行使を可能とするための装置である。
セキュリティの関係で『登録』は煩雑で数日を要するが、
『登録』さえされていれば能力者だろうが能力開発を受けていない一般人だろうが使用が可能。

食蜂が自身で利用した際には、何千人もの人数を数キロ先まで一度に操作し、渋滞で混雑する道路を開かせたり、
二千人ものパニック状態の群衆に向けて、操作対象から常盤台生のみ細かく外した上で、全員の歩調を同期させつつ安全な避難経路に誘導したりしている。
また、木原幻生幻想御手(レベルアッパー)を応用して自分と同じ脳波に調律することで、制御を乗っ取って使用。
相手の体の自由を奪う、御坂妹に掛けられた精神的プロテクトを外す、
ミサカネットワークに特性のウィルスを打ち込む等、『心理掌握』を自在に操って見せた。

食蜂は、緊急時に能力を大幅ブーストする用途で外装代脳を使っていたようだが、
大覇星祭の騒動の中で「総合的に判断すれば維持するデメリットの方が多い」と判断。
油断した幻生を誘導して自壊コードを打ち込み、エクステリアを崩壊させて破棄。
それと同時に幻生は気絶した。

【余談】
第59話でエクステリアを使用するシーンの直前に
昨日学園都市を巡回する無人バスが爆発・炎上する事故がありまして
というセリフが入るが、これはステイルオリアナを追うためにバスを爆破した件の事。

【詠唱(?)】
食蜂が外装代脳を使用する際は、いずれも次のセリフを唱えている。
裏設定によると、これは「本来12対しか存在しない脳神経の『13対目以降』にアクセスして能力を使用している」ことを意味するらしい*1
「『エクステリア』 十三対目以降の任意逆流開始」

最終更新:2023年05月24日 04:50