【種別】
人名

【元ネタ】
キリスト教の聖歌の一種『セクエンツィア』(ラテン語:Sequentia)より。
Wikipedia-セクエンツィア

【初出】
とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟

【CV】
日笠 陽子

【解説】
学園都市に数ある私設治安維持部隊のひとつ、黒鴉部隊の隊長を務める少女。
能力はレベル4の『希土拡張』。
父親はディダロス=セクウェンツィア
身体機能強化のための処理が施されたボディースーツを常に着用しており、また任務の必要に応じて手首にワイヤー射出装置やレアアースペレットを撃ち出す小銃などの装備も施している。

秩序を何よりも重んじる性格をしており、上条からは「鉄壁の風紀委員長」と評された。
過去に起きたオリオン号事件の被害者の一人で、『自分の大事な物を失ってもいいから皆に奇蹟を』と願った事により、鳴護アリサが生まれ、「乗客乗員全員が生還する」という奇蹟を引き起こした。しかしその代償として、当時オリオン号の機長であった『父親』と『音楽を認識する脳の機能』を失ってしまう。
父親の犠牲が発覚した頃には世間は既に『88の奇蹟』の話題で持ちきりになっており、父の存在を黙殺されたことで、奇蹟という言葉を憎悪するようになる。

後にオリオン号事件は、レディリー=タングルロードによって仕組まれたものであることが発覚し、レディリーを追うために一人宇宙に向かう。
しかしレディリーへの復讐は彼女の不死性もあり失敗。怒りの矛先は自分の憎悪している『奇蹟』を引き起こすアリサに向けられ、彼女を始末しようとするが、
アリサを助けに来た上条に「奇蹟を否定することは、奇蹟を起こそうと足掻いた父親を否定し、もう一度殺すことになる」
「自分自身を憐れみ、信じたいもの(歌と奇蹟)を全部拒んでいるだけ」の惨めな幻想だと論破され、阻止される。
そして「事故の最中、自分は奇蹟を願った」ことを思い出し、アリサと再び一つに戻る際の歪曲によって、『エンデュミオンの地上への衝突が回避される』という奇蹟を引き起こした。
その後の詳細は劇場版では触れられなかったが、作者のインタビューによると、アレイスターローラにも把握できない状態となって学園都市のどこかで歌っているらしく、無事に上条たちと共に地球へ帰還したようである。
ちなみにアリサと一つに戻った後は、外見はシャットアウラで、胸も大きくなっているとの事。

年齢は明かされていないが、同一人物のアリサが高校一年生であることから、
おそらく彼女も同じ高校一年生だと思われる。
『劇場版とある魔術の禁書目録たん-エンデュミオンの奇蹟-があったりなかったり』によると、身長は155cmと少々小柄である。

【余談】
漫画版のおまけにて、服のセンスがあまり良くないという事が判明した。
そのせいで迷子を助けようとしたが、夏にマスクやコートやニット帽をセレクトし、それを黒一色にした上にサングラスをかけた明らかな不審者スタイルだったため、学園都市のニュースに載ってしまった。

最終更新:2023年11月21日 11:26