【種別】
概念


【解説】
読んで字の如く、近代以降に魔術師として活動する者のこと。
系統としては19世紀末に確立された。

古代から伝わる貴重な物品に頼らず、
容易に入手できる日用雑貨等を駆使して術式を構成する者がほとんどである。
また、近代以降において「魔術は等価交換ではない」という考え方は広く定着している。
つまり、いかに少ない資源で多くの成果を得るかが術式行使の鍵となり、
大規模な儀式になればなるほど『失敗』した時のしっぺ返しも大きくなる。
言ってみれば、交換レートを誤魔化しながらの騙し合いが、
魔術師同士の戦闘において勝敗を分ける大きな要素となる。

また実力だけでなく政治的な立ち回りを必要とする局面も多々あり、
たとえば対立職業(ジョブカウンター)については暗黙の了解とされている。

学園都市によって科学サイドが再編された現代においては、
科学サイドと魔術サイドの『条約』にも気を配る必要がある。
とはいえ『条約』に抵触するかどうかの基準は必ずしも明確ではなく、
たとえば『破滅の枝(レーヴァテイン)』がビタミンB2を利用している点について、
イギリス清教の上層部は『条約』に触れると判断している。

最終更新:2022年04月05日 01:10