【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲 PSPゲーム版 第一章

【CV】
豊口めぐみ

【解説】
一万メートル走において無双の記録を保持する、元アスリートの女性。
結果として歴代の大会の記録は彼女個人のリストであり、彼女の記録こそが競技の上限であった。
彼女自身も実力に絶大な自信を持っており、
ライバルとなるのは自分の記録のみ、と言い切っている。
そんな彼女だったが、突然のドーピング疑惑により表舞台を去った。
あまりにも突然の事だった為か、佐天涙子が集めた噂話の中に、
「彼女が豹変して怪人になった」というものもある。

夏休みに学園都市で広まった都市伝説、『空き地のカミキリムシ』の怪人カミキリムシの正体。
並ぶ者のない記録を保持する彼女が、なぜかドーピング疑惑を掛けられた真相は、
「競技の合間に生理痛の薬を飲んだ事で、検査に引っかかった」と言う事だった。
自身の記録のみがライバルだった彼女にとって、
競技や運営組織そのものに恨みを抱く事にはならなかったが、
超能力開発に使われる薬品が引っかからない検査水準で、
それをすり抜けて引っかかる生理痛の薬とは何なのか?
健康の為のサプリメントや普段の食事は本当に安全なのか?という疑念を抱く事になった。
ドーピング疑惑の騒動でそれまでの人間関係は一度精算されてしまったため、
自身のパーソナルな繋がりの外側に守るべき対象を設定。
最優先で守るべき子供と老人のうち、学園都市という環境から子供をメインに据える事になった。
怪人カミキリムシが「子供の髪先2~3cm」を採取していたのは、
彼ら彼女らが薬物の脅威にさらされていないか調べる為であった。

御坂美琴達の調査によって正体を暴かれたが、
美琴達に対して「子供の為に怒れるタイプの人間なら戦う理由はない」として、一度は逃亡。
しかし、子供達の為と言いつつ手段を間違え、
硲舎佳茄達を怖がらせたことを咎める美琴達に追い詰められ、空き地にて交戦。
美琴の超電磁砲に敗れ、警備員に引き渡された。

逮捕された後に判った事だが、事件を起こす前に複数の製薬会社に対して抗議を行っており、
重度のクレーマーとして扱われていたらしい。
問い合わせても抗議しても回答をよこさないメーカーに業を煮やし、犯行に及んだのだろうと考えられる。
しかし、髪の採取という手段を取った事にも疑問点が残り、
元アスリートと言えども彼女自身が薬物検査の手法を完全に把握していたとは考えにくく、
薬物検査を行うにはどこかに依頼をしなければならない。
故に、美琴は「誰か他に協力者がいたのではないか?」と推測している。

最終更新:2020年03月18日 17:40