【種別】
都市伝説・物質名

【元ネタ】
Shadow metal=「(実体のない)幻の金属」

【初出】
とある科学の超電磁砲 第四十四話
連載時はカタカナ表記のみ。漢字名称は単行本7巻が初出。

【解説】
佐天涙子が都市伝説サイト『Auribus oculi fideliores sunt.』で見つけた都市伝説。
曰く、
何十何百という能力が衝突することで、自然界には存在しない新しい金属が生まれることがある。
そんな機会は事実上大覇星祭しかないので、希少価値が高く、すごい高値で売れるらしい。
また、
『不在金属』を追うと謎の組織に狙われる。
という噂もあるらしい。

大覇星祭開催日、
佐天は初春飾利と共にこの都市伝説を調査しようとしたが、
白井黒子に諌められて断念した。

しかし、ロマンの追求を諦めきれず、初春と探索を開始。
能力者の力が干渉し合う場所」として推測した、「競技会場に使われたグラウンド」に侵入したが、
不審者と判断したメンテナンス業者に拘束された。
初春と一緒に無線で状況を聴いていた御坂美琴は、「不審者が佐天を襲撃している」と勘違いし、
黒子の『空間移動』でその場に乱入した結果、お咎めを喰らう事になった。
佐天を拘束したスタッフによれば、長年携わってきた中でもそのような物は見たことがないとの事。

しかし、美琴の呼び出した「黒球」の周囲に発生していた黒い雷を
削板軍覇が能力で抑えこんだ際、金属片らしき何かが生成されている。
最終的に、上条当麻右腕から現れた八体の竜王の顎によって事態は解決したが、
その後もなお現場周辺に『不在金属』らしき謎の金属が大量に残っていることが確認できる。
これについてファンから質問を受けた『とある科学の超電磁砲』担当編集者の荻野謙太郎氏が、
Twitter上のコメントでこれが『不在金属』であることを認めている。

関連性は不明だが「異能の力に関わる物質」という点では、
第三次世界大戦で右方のフィアンマが出現させた「黄金の腕 (=物質化した『天使の力』)」を彷彿とさせるものがある。


最終更新:2022年11月21日 13:39