【種別】
要塞・儀式場


【初出】
二十一巻

【解説】
フィアンマプロジェクト=ベツレヘム実行の為に儀式場として作り上げた、
半径数十キロにも及ぶ巨大な空中移動要塞。
その巨体でありながら宙に浮かび、上空3000メートルを越す雲上からさらに上昇を続ける。
特殊な結界のようなものが張られており、要塞上の気温、気圧は地上と同程度。

十字教に縁のある教会や品々を、歴史ある物から近代的な物まで世界各地から集積し、組み合わせて作られた。
一度自己膨張するためのサイクルさえ作り上げてしまえば、材料の補給なしで拡張を続けられる。
中央に城のような『本体』を置き、長い架け橋を挟んで四方にも巨大な構造物が置かれている構造。
ちなみに進行方向を前方とした場合、右方のみ他の2倍ほどの長さがあり、
この右方部分にて御使堕しを基にした術式によるミーシャの召喚が行われた。

浮上当初は200人からなるロシア成教魔術師により建造、制御されていた。
そのため幻想殺しによる部分的な破壊は可能だが、核が存在するようでしばらくすれば自動で修復してしまう。

フィアンマが上条に敗れ、
動力源となっていた第三の腕が消えたことにより要塞は下降を開始。
そのまま落着すると要塞の質量により地上に甚大な被害が出るため、
ステイルの指示を受けた上条により被害を最小限にするため落着速度と地点の修正が行われた。
しかし、北極海の氷を目指すミーシャ=クロイツェフが再浮上。
それに対抗するため要塞は上条により落着軌道を修正され、北極海でミーシャの真上に落着、崩壊した。

最終更新:2010年10月16日 02:05