【種別】
人名

【初出】
一巻

【CV】
佐藤 利奈


【概要】

学園都市第三位の超能力者(レベル5)にして、「常盤台中学のエース」の異名を取る少女。中学2年生。

本編『とある魔術の禁書目録』ではヒロインの一人、
外伝『とある科学の超電磁砲』では主人公を務める。

【人物】

誕生日...5月2日
身長...161cm
体重...45kg
血液型...AB型
スリーサイズ...78・56・79(胸の事に関してはかなり気にしている模様)。

なお、現実の女子中学生を基準にしてみると胸囲は僅かに平均を上回っており、
身長が中学生で160台になっているのを見る限りモデル体型として理想的なスタイル。
コンプレックスなのは比較対象が悪すぎるだけである。もしくはあちらの世界の水準が高いか。

父は御坂旅掛、母は御坂美鈴
母である美鈴の事は「ママ」と呼んでいる。
ちなみに「ママ」と呼んでいるのは決して親離れできていない訳ではないらしい(本人の発言より)。
父の旅掛がどこでなにやっているかは知らない模様。
こちらは「パパ」と呼んでおり、父親についての話になると遠くをみつめるような目になる。

記憶喪失前の上条には「ビリビリ」や「ビリビリ中学生」、
記憶喪失後に付き合いの増えた上条には普段は「御坂」と呼ばれている。
しかし、ぞんざいな扱いをされる時は変わらず「ビリビリ」呼ばわりされる事も。
また、白井黒子等、彼女を敬愛する後輩からは「お姉様」と呼ばれている。
これに合わせているのか、妹達からは「お姉様」と書いてオリジナルと呼ばれる。

漫画好きであり、自称「漫画大好き美琴センセー」。
毎週月曜日と水曜日に漫画雑誌を立ち読みしているようだ。毎月十日は本屋に行く。

美琴はヴァイオリンを嗜んでいるが、初春が「持っているヴァイオリンケースだけでも骨董的な価値がありそうだ」と感じていたり、
そのヴァイオリンを預けたり服を着替えたりするためだけに高級シティホテルの部屋をロッカーや更衣室代わりにする、
数千円の高級ホットドックを躊躇いなくおごる……などなど、
その行動は結構なブルジョワジーで、金銭感覚が一般人とはややズレている面もある。

本人は自覚していないが、意外と魔術魔術師と触れ合う事が多い能力者でもある。
しかし学園都市の頂点である能力者でもある為か、基本は魔術、オカルトといった類のものは信じようとしない。
第三次世界大戦やハワイでの騒動で、「学園都市の超能力とは違う法則の力があるらしい」と薄々分かってはいるものの、未だにオカルトとは認めていない。
夏休み前にあった能力実演旅行にて、レッサーが使用した厚紙での通信魔術を見て「新素材の携帯」と認識したり、
ベツレヘムの星雲海の蛇といったものを見ても、ロボットなどと自分なりに解釈してきている。
このようなところもあって、レッサーからは「ガッチガチの科学脳」と言われた。
(その後『新約』に入り、特に去鳴と出会ってからは少し「道を踏み外し」つつある。詳しくは後述)

本作のメインヒロインであるインデックスとの仲はそれほど良くはない。
インデックスは美琴を名前ではなく「短髪」と雑な呼び方をしており、美琴からもその呼び方を突っ込まれている。
とはいえ後述の食蜂と同様、根本的に分かり合えないというわけではなく、
新約八巻では彼女達の得意分野を組み合わせた見事な連携を見せている。

【世間からの評判】

「レベル1からレベル5までのぼりつめた『超電磁砲』」
「名門・常盤台中学のエース」
そうした立ち位置から、美琴の名と顔は学園都市内では広く知れ渡っている。
また、「隠しても隠しきれない人格破綻者だらけ」とされるレベル5の中では数少ない、
比較的まともな人格を有している人物であることから、
一般に属する上層部や組織からは「学園都市の顔(広告塔)」として期待されている模様。

しかし、その絶大な知名度と彼女の奔放な行動が仇となって、
「御坂さんっぽい人が自販機を蹴っていた」
「御坂さんに似た人が男子高校生を追い回している」
「御坂さんらしき人が路地裏でサバゲーをしている」
といった不名誉な目撃情報が常盤台中学に報告されているなど、良くも悪くも懸念材料になっている。


【性格】

竹を割ったようなさっぱりした性格で、良くも悪くも直情的。
頭よりも先に体が動くタイプで、気が短く、年上相手であってもタメ口を利く等(超電磁砲S3話では高校生の布束にタメ口を注意されていた)、
お嬢様学校を代表する人物とは思えない程、勝気で活発で奔放。
その反面、ヴァイオリン演奏を得意とするなどお嬢様らしい一面も数多く持ち合わせており、
レベル5の超能力者である事も相まって、多くの後輩や同輩から羨望の眼差しを向けられている。

それ故に、気軽に話が出来る友人が少なく、
黒子からは「輪の中心に立つことは出来ても、輪に混ざることはできない」と評されている。
本人も周囲から特別扱いされる事を嫌っており、
その裏返し故か、誰に対してでも分け隔てなく接しようとする一面が見られる。

また、頭より先に体が動く点、自分の損得に関係なく(「義憤」か「本能」かという違いはあれど)人助けに動く点、
周りを巻き込まず自分一人で事件を解決しようとする点など、性格的な面は上条当麻と酷似している。

寂しがり屋なところがあり、カエルのマスコット「ゲコ太」や小動物といった可愛らしいものを好むが、
彼女が常に放っている微弱な電磁波を恐れて、動物から避けられてしまうという悩みも持つ。
可愛いもの好きはパジャマや下着等のセンスにも表れており、
特に下着は趣味が子供っぽ過ぎるため、美琴信者である黒子ですら引いていた。

【上条との関係】

美琴と上条の出会いは『禁書目録』本編一巻冒頭の約一ヶ月前(おそらく6月17日~19日前後)、
路上で不良に絡まれていた所に上条が割り込んで来た事から始まる。
少なくとも、この頃から美琴が上条を追いかけ回すなど、二人の因縁は続いている。
(これは食蜂操祈と上条が出会った『1年前の8月』の約10ヶ月後に相当する)

『妹達』の一件が解決して以降は、上条に対して次第に強い恋愛感情を抱くようになっており、
彼の存在そのものが美琴の精神の根幹に関わっている。
感情が自分だけの現実に影響を及ぼしているのか、
上条の前では能力の制御が利かなくなり、『漏電』のような状態になることもある。
ことあるごとに上条との接点を作ろうと努力しているが、
素直になれない性格や上条の鈍さ、互いの不運も手伝って中々距離を縮められずにいる。

鎌池氏曰く、「上条の出番やセリフは無くても、美琴が登場すると上条のシルエットがボヤッと出てくる」。
「上条は美琴の根幹に関わるキャラクター」であり「美琴の中で上条が息づいている」とのこと。
また、一方通行と同様、時間の経過と共にメンタルが急速に変化・成長していくキャラクターでもあるという。
「上条への恋心」も彼女の重要な存在理由であるが、「学園都市という闇を抱えた場所の平和を守る」
というのも彼女の核であり、美琴視点で描かれる『超電磁砲』においてはその面が強く表れている。

【食蜂との関係】

常盤台中学の同級生かつ同じ超能力者(レベル5)の食蜂操祈とは犬猿の仲。
『禁書目録』小説扉絵でのキャラ紹介曰く、「食蜂が嫌い」「美琴が嫌い」。

食蜂との出会いは常盤台中学に入学して少したった五月の末頃。
直接対面するまでは「お人形さんみたいな綺麗な子」という好意的な印象を持っていたが、
校舎内の廊下で偶然にも対面した際、とある複雑な事情を抱えていた食蜂から
「あなたの顔見たくないの 私の視界に入って来ないでもらえるかしらぁ?」
と言われたことで喧嘩を売られたと認識し口論となり、それ以後ギスギスした関係が続いている。
ただ、その口論や喧嘩の内容は実に子供っぽいもので、一年生当時の美琴の友人から、
「なんだコレ?」「できれば(喧嘩を)見たくなかった 低レベルすぎて」と言われるありさま。

また、食蜂が持つ精神操作系能力である心理掌握(メンタルアウト)は、
美琴が自らの身体の周囲に常に発している微弱な電磁波によって干渉が起きるようで、
食蜂は通常、美琴を操ったり記憶を覗いたりすることができない。
過去の事情や、「何考えてんだかわからない」美琴に対しての警戒心があり、
同様に美琴も食蜂を警戒したり疑ったりする部分があったため、
中学校二年生の夏頃には互いにかなり激しく敵視し合った時期もあった。

大覇星祭後は、『妹達』に絡む後述の事件の解決のため共に奔走したことや、
食蜂が抱え続けていたことの一つが解決したこともあって、両者とも素直になれないながらも、
「上条と共にいたい」「妹達を守りたい」という二人の共通点がきっかけとなって、
少しずつながらも互いに歩み寄りつつあり、傍からは親しく見えるほどに至っている。

他方、二人の能力を組み合わせた場合の相性はとても良い。
電子機器のクラッキングと、心理掌握による記憶の操作・捏造・改竄など、コンビを組むと特に証拠隠滅に関しては最高の結果を発揮する。
お互いの得意分野を組み合わせた、液状被覆超電磁砲(リキッドプルーフレールガン)という『合体』技も存在する。

【『妹達』との関係】

自身のDNAマップから生み出された体細胞クローン・『妹達(シスターズ)』に関して、
幼少期に詐取されたものといえど、結果的に一万人を超えるクローン殺害に発展してしまったと認識、
ある種の負い目や責任感を抱いており、同時にその非人道的な『実験』に対しての怒りを強く感じていた。
現在でも「山のように積み上げられた無機質なマネキンの中で溺れる悪夢」*1を見ることがあるという。

『実験』が中止になって以後、生き残った妹達の扱いや保護について関わってはいないが、
妹達の現状や今後については美琴としても気にかけており、
彼女たちが一人ひとりの個性ある人間として一般社会で生きていける将来を望んでいる。

学園都市内に残りカエル顔の医者の病院で暮らしている妹達、
特にミサカ10032号(御坂妹)とは街中でもたびたび顔を合わせているほか、
病院にも様子を見に行くことがあり、現在では「姉妹」として接している。
『大覇星祭』の事件の記憶が消されておらず「妹」の存在を知っている婚后光子に対しても、「私の妹」として紹介している。

【能力・スキル】

電気系能力者・電撃使い(エレクトロマスター)の中では文字通り最強、頂点の存在であり、
能力の象徴として彼女の必殺技の『超電磁砲(レールガン)』を自らの能力名として名乗っている。
代名詞的な技でもある超電磁砲はもちろん、砂鉄の剣や落雷、雷撃の槍など様々な攻撃技を持つ。

これらの派手な技の数々に隠れがちだが、
彼女の真の強さは電子・磁力を自由自在に操る能力を活かして、
複数の用途で多角的に敵を叩く「手数の多さ」にある。
本人も多角的な用途こそが自身の能力の真骨頂と心得ており、
取るべき手段は『超電磁砲』一つだけに決して拘らない。
そのため非常に戦略性の高い戦闘が可能であり、
圧倒的に不利な状況でも、作戦や地の利を生かして敵を翻弄し活路を見出していく。

能力を活かした高度なハッキング技術も持っており、
トップクラスの情報処理能力を持つ初春に捨て身の防衛策を講じさせる程である。
そのハッキング技術を生かした大規模なサイバーテロも実行可能で、
絶対能力進化計画を巡る破壊工作では、実験施設の7割を一晩で再起不能の状態に持ち込んだ。

身体能力も高く、特にスタミナに関しては女子中学生という枠を外して考えても驚異的なレベル。
これは上条と勝負し、その後一晩追いかけ回した事や、
連日連夜にわたる絶対能力進化実験阻止工作で疲労しながらも研究施設の防衛をしていたアイテムを退け、
翌日も活動していたことなどからうかがい知ることが出来る。

ただし、無限にその力を使い続けられるわけではなく、あまりに能力や体力を消耗し続けると、
スタミナ切れをおこして行動不能になってしまうことがある。通称「電池切れ」。
木山春生幻想猛獣戦などで、電池切れ状態になっている様が確認できる。

格闘など、能力に頼らない生身の戦闘技術も高い。
シャワールームで頭上からドロップキックをしかけてきた黒子を素手で返り討ちにできるほど。
暗部で長い間その手の仕事に従事していたフレンダに肉弾戦を持ち込まれた際は、
火花を一切起こしてはいけないという状況に追い込まれ思うように身動きが取れず追い詰められるが、
目立った怪我一つ負うことなく時間を稼ぎ、結果逆転へと持ち込んだ。

麦野沈利との戦いではその能力・身体能力・格闘技術をフルに生かしており、
麦野の原子崩しを自身の能力で曲げたり、
至近距離から発射された4発の原子崩しは身体能力で全弾回避し、
麦野の高い身体能力を持って放たれる蹴りも数度に渡って的確にガードし、
最後まで致命傷を負うことはなかった。

そして猟犬部隊、上条当麻襲撃部隊、ロシア軍独立部隊といった武装組織相手の戦闘では自身の能力で一蹴し、
「一人で軍隊と戦えるほどの力を持つ」というレベル5の評価を見事に体現した。

このように、御坂美琴は戦闘に必要な多くの才能に恵まれた人物と言えるが、
彼女の本質はあくまで学園都市の「表」の住人であり正義感が強く、殺人に手を染める性格ではない。
その点では暗部組織に所属していた第一位第二位第四位に比べ「甘い」と言えるが、
その甘さこそが美琴の魅力であり、白井黒子のような信奉者を生み出す源泉といえる。

もちろん、上条や食蜂と同様、当然ながら「絶対に折れない心」を持っているわけではないため、
新約二巻で行方不明の上条当麻を探すために「闇」と関わろうとしたり、
警策看取の精神誘導で心に秘めた怒りが呼び覚まされ学園都市もろとも破壊しようとしたり、
常盤台中学が暴徒化した学生たちから襲撃されたときには、世間への不信感や怒りから闇雲に暴走したり、
彼女の心の中にある「弱さ」が悪い方向へ傾きかけることはこれまでにも何度もあった。

鎌池氏曰く
「美琴は能力が性格の支えになっており、敗北すると心が折れてしまうのではないかという懸念があって美琴をなかなか負けさせられない」
「美琴を負けさせるには、要は電気を吸収する能力者を新しく作ってしまえばいいが、美琴がどうやって立ち直るかのプロセスを描くのがとても難しく、負けさせるのは重大事」
「スタンダードを極めた能力者なので、パラメーターで勝てない敵にはほぼ何をやっても勝てない」
とのこと。
実際、美琴よりも特異性の高い能力を持つ一方通行には手も足も出ず敗北しており、
魔術を用いる去鳴(サロメ)にもあっさりと破られている。

【超能力者(レベル5)入りと『超電磁砲』の誕生】

美琴がレベル5として認定されたのは、常盤台中学に入学してから自身の誕生日までの間、
つまり4月中に行われた能力測定を受けた時である。(『超電磁砲』第136.5話)
食蜂は中学入学前にレベル5に認定されていたため、この時点では序列も食蜂のほうが上だった。
当初は周囲のやっかみもあってか、「超能力者最弱」や
「大能力(レベル4)と大差ないギリギリライン越え」との評判が立っており、
切斑芽美からも「(子供っぽい)彼女がレベル5なら私たちもすぐにレベル5になれそうですわね」と嘲笑されていた。

後に「超電磁砲」の異名が付く技を始めて使ったのは、五月頃のある日のこと。
当時の三年生、支倉冷理に誘われ、ベアリング用の金属球と能力を用いた的撃ち勝負を行った際に、
金属球を撃ち出す最適な方法として即興で考えて試しに射出してみたものだった。
ただし、この時は初体験ということもあってコントロールすることができず、
よりにもよって美琴を見学していた支倉を掠める方向へと射出し、風圧で支倉をふっ飛ばしてしまう。
当然ながら、身体を木っ端微塵にされかけた支倉に激怒される結果になった。

この経緯から、美琴がレベル5入りした時点では、彼女の能力名は単なる『電撃使い』であり、
支倉との的撃ち勝負の際の閃きとその後の練習によって「レールガン風」に球を撃ち出す技術を習得し、
その後に『超電磁砲』という能力名を申請したものと思われる。

【学力・知能】

レベル1から努力のみでレベル5になった稀有な例*2として知られており、その功績は教育指導の模範とされている。

勉学においても優秀で、高校生である上条の宿題をいとも容易く解いてしまう程である。
更には、英数字で構成された18ケタの符号を一度聞いただけで暗記してしまう等、
元来の頭脳も凄まじいものである様子を窺わせる。

また、美琴も含めた常盤台の生徒たちは外国語に秀でており、
フレンダが攪乱を目的としたオリジナル言語を話した際には英語でもフランス語でも無いことを看破している。
ロシアに行った際は、ロシア語オンリーの看板や標識表示を見ても日本語に翻訳する必要性を感じないほど。

これらの理由から、上条にとっては技術や専門知識方面において非常に頼りになる存在であり、
教師である小萌先生に連絡が取れなかった場合は彼女を頼る事も。

【作中での行動】

本編開始前の7月1日には、能力実演のデモンストレーションのためロシアのショッピングセンターに派遣される。
そこで『とても価値のあるオレンジ』にまつわる事件に巻き込まれ、
出会ったレッサーと協力しつつ事態解決に乗り出す。
美琴本人は自覚していないが、この時初めて魔術を目撃している。

一巻から1カ月ほど前に、インデックスと出会う前の上条当麻と出会い、
自分の能力が通用しない上条に打ち勝つべく度々勝負を挑んでいた。
本編初登場は一巻(7月19日)。
この日の夜、第七学区の陸橋で上条と対決し、「超電磁砲」を放つなどして一晩中彼を追い回した。
7月20日の夕方にも上条と遭遇するも、当の上条はインデックスと補習で手一杯だったため適当にあしらわれている。

8月20日(三巻)、記憶喪失後の上条と初めて会う。
会話の最中にミサカ10031号が現れ、ミサカを伴って上条と別れた。
『超電磁砲』ではこの後の出来事が描かれ、
「実験」はまだ終了しておらず妹達が殺害され続けていることをミサカから聞き出した後、
「実験」の関連施設を襲撃し、流れていた第10031次実験のライブ中継でミサカの死の瞬間を目の当たりにする。
「実験」が未だに続いていることに絶望し、自分がわざと一方通行に瞬殺されることで「実験」を止めようと考えていたが、
第七学区の陸橋に佇んでいるところを上条に見つかり、制止される。
上条を遠ざけるために雷撃の槍で攻撃を加えるも、最終的には説得され、代わりに上条が一方通行へ挑むという提案を受け入れた。
その後自分も上条と一方通行の戦闘に立ち合い、一部始終を見届けている。
この時に御坂妹の心を動かし、間接的ながらも上条が一方通行に打ち勝つ布石を作り出した。

四巻では直接の登場はないが、『御使堕し』の影響で竜神乙姫と外見が入れ替わっている。

8月31日(五巻)には、ここ1週間ほど自身に付きまとっている海原光貴にデートに誘われるが、
偶然通りがかった上条を見て彼と待ち合わせているということにし、上条と疑似デートをすることに。
この際、美琴に関わるまいと無視する上条にタックルをかまし、アニメ版での描写が当時ネット上で話題になった。
「待ったー? って言ってんでしょうが無視すんなやこらーっ!!」(原作)
「どるーん、待ったー?」「無視すんなやゴラァァァ!!」(アニメ版)
夜にも上条と偶然遭遇しているが、この時上条はインデックスを攫った闇咲逢魔を追っていたため適当にあしらわれている。

9月1日(六巻)。シェリー=クロムウェルに追い詰められていた黒子を「超電磁砲」で援護し、
その後の地下街の戦闘にも居合わせている。

9月3日から始まった広域社会見学では学芸都市に遠征。
そこで『翼ある者の帰還』と学芸都市の抗争に巻き込まれ、黒子・初春・佐天らと事件解決に向け奔走した。
やはり本人は自覚していないが、この時も魔術の存在に接している。

9月14日(八巻)。"残骸"を巡って結標淡希と交戦し、
結標に敗北した黒子を上条と共に救出した。

大覇星祭編では選手宣誓で超能力者(レベル5)を使うという上層部の意向があり、
隠しても隠し切れない人格破綻者の集まりである為に、7人の超能力者の中でも唯一まともな人間として運営委員会からは安全牌だとされていた。
選手宣誓の交渉を受けた綿辺
前学期末には他人の目を気にしてノイローゼ気味になっていたし、今このような場に出すのは彼女にとってよろしくない」と、
美琴を気遣い依頼を断った。
また、美琴の知名度が上がるに連れて不名誉な目撃情報が相次いでいる。(【目撃情報】項の参照)

競技では二人三脚で婚后光子とペアになり、相手の妨害を磁力で回避したり、
相手の服に砂鉄を引っ掛けゴール寸前で止める算段をしていた(実際は使用するにまで至らなかった)などと、
レベル5としての力の片鱗を見せつけた。
また、この二人三脚のみの制限かは分からないが、高位能力者である美琴には電撃の使用が禁止されている。
競技共通の制限では選手に対する能力による攻撃は禁止のようだ。

前述の競技の際、服が汚れてしまい着替えの合間に、湾内絹保が偶然見かけたミサカ10032号を美琴本人と勘違いし、そのまま入れ違いとなってしまった。
競技終了後、湾内絹保に借りた体操服をミサカ10032号が返しに来ていない事を知り、胸騒ぎを感じて捜索を開始する。
その最中、黒子・初春・佐天に迷惑が掛からない範囲での調査を依頼しようとしたが、
三人の記憶から御坂美琴との思い出が消されている事に気づく。
これが食蜂操祈の能力による物であると看破し、「これはもうイタズラじゃ済まされない」と怒りを感じていた。
食蜂の派閥メンバーによる監視もついていて、身動きを封じられた美琴は、
妹と入れ替わっていた事に気づいた婚后に協力を仰いだ。
しかし、美琴と妹のために行動していた婚后が馬場芳郎に重傷を負わされたことを知り、馬場を倒しに向かう。
その際、食蜂派閥のメンバー二人が美琴を足止めしようとするも、威圧感のみで二人を押し黙らせた。
最終的に、湾内絹保泡浮万彬の二人に屈辱を負わされた馬場が切り札として投入した
T:MTを軽々と破壊し、馬場を完全に戦意喪失させた。

美琴の妹についての手掛かりを得た佐天・白井から連絡が入り、現在地を報告して合流を図っていたが、
妹達の身柄を捜索している謎の人物に初春と御坂美鈴を人質に取られる。
が、事前に位置の報告を受け、移動していた黒子との連携によって襲撃者を撃退。
食蜂と接触し、襲撃者の雇い主が木原幻生である事と、その目的がミサカネットワークである事を知る。
この際口論になり、食蜂に対し「やっぱりアンタとは一生反りが合わなそうね」と発言している。

木原幻生の身柄確保に向け食蜂と行動し、施設を制圧。
幻生の狙いが都市伝説サイトに載っていた第二学区のビルにある事を突き止め、
そこで外装代脳(エクステリア)を奪った幻生と邂逅。
直後、幻生によってミサカネットワークに特製のウィルスを打ち込まれ、
それにより出現した莫大な力に取り込まれてしまい、レベル6へと進化を始めてしまう。

進化を始めると、意識が曖昧なまま正体不明の黒い球体を作り出し、
警策看取によって『外装代脳』で深層心理を誘導され、窓のないビルへ攻撃を開始。
元の美琴の雷撃の数十倍の火力だったが、ビルには傷一つ付けられなかった。
幻生曰く、この時点で絶対能力者への進化は2%程らしい。
その後、騒ぎを聞きつけた削板軍覇と助けに来た上条当麻が共闘し、
幻想殺しによる接触に成功するが、核を潰さなければ元に戻らないらしく、
触れた部分はすぐさま元に戻ってしまった。 

その後、食蜂や黒子の活躍で幻生と警策は敗北。
同時に美琴の意識も戻ったが、黒い球体は消えず、
それどころか美琴を中心に謎の力が集まって、球体は削板曰く「別世界の理解できないモノ」となり、
美琴本人ですら止められなくなってしまう。
上条は美琴を救う為に球体へ右手で接触。
右腕は弾け飛ぶが、直後、上条の肩口から、
それぞれ姿形の異なる八体の竜王の顎(ドラゴンストライク)が出現し、
球体を喰らい尽くされたことで、一連の事態は収束した。

十四巻。C文書を巡る戦いで上条がアビニョンに向かった際、学園都市の動向を聞き出すために上条からの連絡を受ける。
その際、偶然にもテッラと上条の会話を聞いてしまい、上条が記憶喪失であることを知る。
そして、天草式アックアとの戦いに参戦しようとしていた上条を止めようとしたことがきっかけで、
彼が記憶喪失であると知ったことを本人に告げ、自分の中にある上条への莫大な感情をついに自覚。
しかし、その後出会った際には自分の気持ちに整理をつけられずパニクっている。
また、記憶喪失については上条自身から口止めされている。

十八巻。上条から電話を受け、イギリスのクーデターに巻き込まれた事を察知する。

10月30日(二十巻)。第三次世界大戦が勃発した事により、上条がまだ学園都市に帰ってきて居ないのではないかと推測し、
彼が今ロシア付近にいる事、学園都市の回収対象になっている事を突き止め、
彼への襲撃部隊を倒しロシアへ向かう。
数時間後(二十二巻)、ロシアで出会った10777号を通じて、
ロシア軍による空中要塞(ベツレヘムの星)への核ミサイル発射の情報を得た事で、
上条を救うため、世界を核の汚染から救うために核ミサイルを巡ってロシア軍と戦闘。
これに勝利し見事核ミサイル発射を阻止した。
その後、VTOL機でベツレヘムの星外縁まで辿り着き上条に手を差し伸べるも、
まだ全てを終えていない上条に救援を断られてしまう。
ベツレヘムの星墜落後、
墜落地点付近の港で偶然にも上条の所持していたゲコ太ストラップの残骸を発見するに至った。

その後は学園都市へ戻ったようだが、上条を救えなかったショックからか、
無言のまま第七学区をふらふらとさまよい歩く姿が浜面に目撃されている(新約一巻)。

新約二巻。バードウェイに救出され学園都市に帰還した上条と再会し、
ロシアで回収・修繕したゲコ太ストラップを渡す。
そしてまたも一人で学園都市の外へ行こうとする上条の手を取り、共に行動する事を宣言した。

新約三巻。上条らと共にハワイに向かい、上条の助力となる傍ら、魔術結社グレムリンと交戦した。
その際、ロシアで上条を救えないまま彼が行方不明になってしまった経緯からか、
浮気防止のおまじないがあるという噂の指輪を購入し、独自の模様と着色を施し唯一無二のペアリングとして上条に渡そうとしていた。
しかし、オカルトを信じられないがために、上条に指輪を渡す事が出来ないままになっている。

新約六巻。一端覧祭の途中、上条がフロイライン=クロイトゥーネを救うために窮地に陥っている事をトールより伝え聞き、
フロイラインを狙うブリュンヒルド=エイクトベルと交戦し、一進一退の戦いを繰り広げた。
同時にバードウェイとの戦いで窮地に陥った上条を援護し、勝利へと導いた。
この際トールの変装と間違えた上条に胸を堂々と触られた。

新約十巻。突然オティヌスを連れて反意した上条の真相を問うため学園都市のファイブオーバーを全てハッキングし、雪原で上条と対峙する。
そこで上条から「この世界が二万人の妹達が全員生存し、美琴も含めて誰もが幸せな世界に変わっていた」ことを告白される。
だが美琴はその言葉を断片的に噛み砕き
「そんな都合の良い、ただただ甘ったれた世界に。今さら誰がすがるかっつーの!!」
「それで過去に私が一万人以上の命を奪った事実までは変わらない!
一秒先で全てが救われたとしたって、どんな書類を書き換えたって、私は私の罪から逃げたくないのよ!!」
と一蹴する。

上条が「幸せな世界」に対する事は掌を返して認めることではなく、たった一人でも間違ってると拳を握ること。
「幸せな世界」に勝利し「元の世界」に戻った時には「幸せな世界」を羨ましがるのではなく「元の世界」に戻れて良かったと胸を張ること。
「幻想を殺す」という上条の本質を出して立ち向かう。
それだけで良かったと上条の「幸せな世界」という「幻想」を論破する。
そして「平凡な高校生」である上条の叫びに「そのままで良い」と優しく抱き締め、勝利する。
目が覚めた上条がオティヌスと共に去った後は自らの能力を組み込んだファイブオーバーの軍勢に立ち向かった。

新約十三巻。上条と共に僧正からの逃走劇を繰り広げる。
東京湾の『船の墓場』到着後に起きたオティヌスによる位相の改変から、
そしてデンマークの一件までの全貌を知らされないことから胸の内に突き刺さる『何か』を感じていた美琴だったが、
徐々にその姿が浮き彫りになっていく。
学園都市第三位のレベル5である『超電磁砲』という強大な力が通用しない『魔神』という規格外の怪物と相対し、
しかし上条は「過去にオディヌスや世界を敵に回した経験があった」故にそれに驚く事はなく、むしろ当然として受け止める。
ネフテュス娘々からはそもそも存在しないかのようにさえ振る舞われ、
『常盤台中学のエース』のプライドさえもズタボロにされる。
「同じ場所に立っている」と思っていたが、それは勘違いで、もはや周回遅れにさえ感じる桁違いの領域をその身を持って体感する。
僧正から上条当麻の邪魔者、美琴が側にいるからその本質を発揮できないなどと全否定され、その上で上条に再び肯定されたが、
それもやはり、美琴の心を炙って「お荷物」にしかなっていない事を自覚させてしまった。
決定的なのは、アローヘッド彗星を取り込んで地球へと再突入した僧正に対し、上条が起こした行動。
右手からピシリピシリとプラスチックに亀裂が入るような音が響き、飛来する彗星を掴もうとするかのように手を伸ばすその姿に、
美琴は身体の内からせり上がるような恐怖を覚えた。

事件収束後、美琴は学生寮のシャワールームで壁に背を預け、掌で顔を覆って、唇を噛んで押し殺すように、
そして明確に、こう絞り出していたのだった。
あいつが…遠いッッ!!!

かつての美琴であればかつての「実験」で手も足も出ず敗北した一方通行に勝利した上条当麻を見てヒーローと思い、彼の役に立ちたいとそれを支えに彼の背中を追いかけていただろう。
だが、その彼は桁違いの領域に足を踏み入れていたことで彼女の心の支えをなっていたものが消失。
そして何より、美琴自身の中にある上条への莫大な感情を自覚していたことでそれが余りにも大きな壁として立ちはだかって美琴の心をより強く引き裂き、深い爪痕を残し、孤立した彼女の心は折れてしまったのである。


新約十五巻。上条勢力を襲撃して回っていた『絶滅犯去鳴と戦闘。
上条当麻に追いつけない自分の非力さ、周回遅れのような取り残されてしまったような感覚に陥っていた彼女は、
砂鉄の剣や雷撃の槍、『超電磁砲』すらも打ち消す、上条当麻以上の力を持つ去鳴との遭遇に対して、
自らの理解が及ばないほどの脅威に対して、新たな可能性、新たなステージへ上がるための足掛かりを見つけたと笑みすら浮かべる。
しかし、暮亞の介入で、正気に戻った美琴は自らの思考に吐き気を催していた。
また、そんな美琴の狂気じみた様子を目の当たりにした去鳴からは、
私も絶滅犯なんて後ろ指差されるほどにイカれているけどさ、でもきっと、アンタは私以上になるよ。このままこっちに進んできたらね
と伝えている。

上里翔流右手木原唯一に奪われた後、美琴も上条や去鳴と共に巻き込まれるようにして唯一からの攻撃を受けるが、
追撃を受ける中でA.A.A.のスペア保管庫の一つに偶然辿り着く。
駆動鎧の一つに触れて、軽く干渉しただけで去鳴と相対した時以上の新たな可能性を感じ取ると同時に、
それを使う事で、成長の方向性を決定的に違えてしまうこと、「上条当麻の隣を歩くなら、絶対に進んでは行けない道」であることも理解する。
しかし、木原唯一に上条が殺されかけたその時、彼を失ってしまうという恐怖を覚え、激昂した美琴は能力によるハッキングで対魔術式駆動鎧を掌握。
新たな主に合わせて組み代わったA.A.A.を装着し、凶悪な兵器群を用いて、唯一を退けるのだった。

事態が収束した後、去鳴は危機が去ったことに安堵する上条に対して「御坂美琴はじきに大きく踏み外す」「壊れると言ってもいい」と伝えている。

上条から逃げるようにしてその場から立ち去った美琴は、役目を終えて剥がれていく兵器群を気にも留めず、
科学の街には似合わないような言葉を紡ぎながら「掴むべき手掛かり」「登るべき高み」「目指すべき頂上」がどこまでも広がっている事を実感するが、其処には助けたかった上条当麻の事すらも忘れ、ただ自分の新たな可能性と疑問しか眼中に無く、狂気的な言動や精神状態は戦闘狂一歩手前まで陥っていた。

その時、彼女の顔からはまるで何かの副作用のように、大量の鼻血が出ていた。

アレイスターにとって美琴はミサカネットワーク構築の素材のひとつでしかなく、
構築が完了した今となっては美琴本人に価値は無いと評価しており、それ以上に美琴とA.A.A.の接触をむしろ有害と考えている。

かくして木原唯一を打倒するために急を要したとは言え、結果的に「成長の方向性を決定的に違えて」しまったところで新約十五巻は幕を下ろす。
まだ見ぬ領域に手をかけるべく貪欲に成長を求める姿勢は、かつての一方通行雷神トールに通じる部分がある。


新約十六巻。大熱波のさなか、A.A.A.を操ってエレメントによりピンチに陥った上条を助けたり、常盤台中学を中心にエレメントの撃退に従事していた。
が、いかんせん使っている技術が技術なので身体に影響を及ぼしており、時折不意に鼻血が出るなどの副作用が出ている。
上条もこの事実に対して薄々感づいてはいるものの「美琴自身に魔術の心得が全く無いからどう説明して良いのかが分からない」というのが現状である。

新約十七巻。壊滅的打撃を負った学舎の園に物資を狙った暴徒が流れ込み、
彼らが略奪を正当化しているのを聞いたことなどにより、心的外傷と昏い復讐心を負ってしまう。
上条に保護された後A.A.A.の残骸にアクセスしたが、それによりアレイスターの呪詛を打ち込まれ、口から血を吐いて倒れてしまう。
痙攣していたが、必死に笑って上条に一般人の悪意の原因となった人物を倒してくる約束を守れと告げて、意識を失う。
その後、病院にて上条と会っているがその時には元気な姿を見せていた。

新約十八巻。犬猿の仲である食蜂操祈に協力を依頼しA.A.A.を調査する。
A.A.A.にアクセスして調査を進めていく段階で『神浄の討魔』という文字を見つけ、上条が窓のないビルへ乗り込んだ事を悟る。
上条を心配する食蜂操祈とタッグを組んで、A.A.A.を用いながら2人の合体技で窓のないビルの破壊を行った。
この時、食蜂操祈と協力することでA.A.A.による負担を軽減することに成功し、また食蜂操祈という新たな心の支えを得たことで、美琴自身の「成長の方向性を決定的に違えた」事の軌道修正が出来たようで、十五巻で見せていた狂気的な言動や精神は鳴りを潜めつつあった。

新約二十一巻。学園都市のブラックアウト後は南国のビーチに避難していたが、
上条に協力すべく、水着の上にレインコートを着た状態で食蜂とイギリスに来る。
相変わらず食蜂ともめていたが、上条が女騎士を侍らせているところを見つけてからは一気に息が合い、
「あいつロンドンに来てまで何してんのよお!!」
とバイクへと変わったA.A.A.に乗り、上条に向かっていった。
その後A.A.A.を使ってマッハ6で飛ぶところを父である御坂旅掛に目撃されている。
このとき、上条は美琴に対し『理解者』であるオティヌスやアレイスター、一方通行とも違った、心の拠り所としての信頼感を感じていた。かつて僧正から否定された際に上条が肯定をしていたかの如く証明させたことで美琴本人は理解していないものの、この事により美琴は報われたといえるかもしれない。


12月24日(創約一巻)。上条・インデックスとクリスマスパーティを楽しんでいたが、
一方通行の『手錠』に関する壮絶な騒動に巻き込まれ、上条と共闘した。

12月25日(創約二巻)では、上条がサンジェルマンウイルスに冒されタイムリミットが迫る中、
上条を救うため食蜂と共にアンナに立ち向かうものの、手も足も出ず惨敗し瀕死の重傷を負う。
魔術に手を出そうとするなど危うい様子を見せている。
最終的にカエル顔の医者の病院に搬送され、食蜂と相部屋になった。
同日夜(創約三巻)、オペレーション・ハンドカフスの最中に重傷を負った黒子も搬送されてきたため、
美琴・黒子・食蜂の3人が相部屋となっている。

【口調】

一人称は「私」、名前を直接呼ばない二人称は「アンタ」もしくは「あなた」。
固有の語尾や口調は基本的に無いが、怒ったときに口調が荒くなることがある。
(初期には「ちょっと」を「ちょろっと」と言うことがたまにあった)
ただし怒っている際の口調の変化については鎌池和馬作品ではよくあることなので、
総じて一般的な喋り方と考えていいだろう。

なお、話し方の大きな特徴として「上条当麻の名前を(美琴視点の地の文も含めて)絶対に口に出さない」というものがある。
そのため上条の名前が当てはまるところは、
「アンタ」「コイツ」「アイツ」「この男」「あの人」という二人称・三人称で代用されている。
一応、新約十八巻では上条のことを思い出しながら「かみじょうとうま」と発言しているが、
これは字面の違う『神浄の討魔』を読んだものなので例外と見るのが妥当か。

【余談】

本作品のタイトルにもなっているインデックスだが、実は美琴よりも登場が遅い。
インデックスは一巻のp.26、美琴はp.13が初登場である。

「このライトノベルがすごい!」の連続女性キャラクター部門において、2010~2014年度・2016~2019年度で合計9回第1位を獲得した実績を持つ。
元電撃文庫編集長の三木一馬氏は「電撃文庫のヒロイン」と称した。
鎌池氏はとある魔術の禁書目録ノ全テで禁書キャラの中で友達にしたい相手に選んだ。

ちなみに中国の動画サイトのbilibiliはの名前は彼女のあだ名の「ビリビリ」に由来する。

最終更新:2024年03月03日 17:01

*1 創約22巻リバース

*2 ただし幼少の時点で既に素養格付によりレベル5に到達するものと見込まれていた模様