【種別】
人名

【初出】
SS2巻

【CV】
M・A・O

【解説】
砂皿緻密の同業者(つまり暗殺者)である女性。
ガッチリとした体格の砂皿よりも長身でしかも細いモデル体型。
加えてそれなりに整った顔立ちの美女のため、華がありすぎて身を隠す上で障害となり、
暗殺者には向いてないと砂皿には思われている。
砂皿の影響で狙撃銃も扱うため、業界ではスナイパーとして知られているが、得意分野は近接距離での高速戦。
元『警備員』であり対能力の技術を持っているため、能力者相手の戦闘も得意。

『警備員』時代から技量は圧倒的な物を持っていたようで、
元同僚の黄泉川愛穂からは、
「アクション映画に出てくるような極近接格闘射撃を、
 軽機関銃やセミオート狙撃銃など取り回しの難しい銃器でやらかしてしまう変人」
と評されている。
同様にゲテモノ兵器趣味も昔からのものだったようで、
作中では軽機関散弾銃、名称不明のガトリング銃(杭打ちで固定するタイプ)の二丁持ち、
運搬着(パワーリフター)』の部品からPDWをでっち上げるなど、
相対した敵・味方ともに呆れられたり驚愕されたりしている。

元々は学園都市の住人で、戦火に苦しむ人を直接何とかしたいという思いから海外に渡り、傭兵となる。
しかし、初陣となったコスタリカの戦場で部隊は壊滅、自身も絶体絶命の状況に陥ったが、
現地に居合わせた砂皿に命を救われる。
その後は砂皿に教えを請い、数々の技術を学び直すなど、ある意味で師弟のような関係となった。
独り立ちしたあとも関係は継続しており、
仕事の前にアジトらしき場所で討論を吹っかけたり、調達した武器を見せたりしている。
ちなみにステファニーは砂皿を「砂皿さん」と呼び、砂皿はステファニーを「貴様」呼ばわりしている。

ライフルによる狙撃を「無駄が多くて古臭い」と考えており、
ライフルによる狙撃で仕事を行う砂皿に正面からそれを言った後、
ミサイルランチャー(地対空)による暗殺を決行する。
が、ターゲットの生死が分からない始末の仕方をしてしまったため、結果的には大失敗。
依頼者から逆恨みをされかねない状況を作ってしまったが、
見かねた砂皿が無償で尻拭いをしてくれたため、事なきを得たようだ。
ちなみに彼女が受けた依頼の暗殺対象は
「出資してくれれば学園都市とは違う方式の超能力開発機関を稼働できる」
という宣伝文句で華僑系グループに詐欺を行った馬鹿ども、とのこと。

後に、10月9日の事件で重体となった砂皿が彼女の元に搬送されてきたことから、
学園都市、特に砂皿に直接危害を加えた絹旗最愛に対する報復を決意。
手始めに砂皿の身体に小細工を仕込んで一方通行暗殺の依頼をしてきたトマス=プラチナバーグを殺害。
軽機関散弾銃を用いて護衛を粉砕し、元『迎電部隊』を囮に使って絹旗を誘い出し、襲撃。
窒素装甲』をも削り取る軽機関散弾銃の火力と、
『警備員』の対能力者戦術を応用した対『窒素装甲』戦術で絹旗を追い詰めたが、
絹旗が『窒素装甲』を無力化しようとする相手への対策を持っていたことを見抜けず、隙を突かれ撃破された。

絹旗に敗北した後は学園都市に逮捕され拘留されていたようだが、
松定博士確保のため、補充要員として一時的に『警備員』に復帰。
同じく特例で別の学区から呼び出された黄泉川とチームを組み、第二三学区の松定の潜伏先へ突入した。
身柄の確保には成功したものの、松定は自らの奥歯に仕込んでいた冬眠剤『cp-191』を服用して意識を失った。

その後、恩赦を得たのか逃げ出したのかは不明だが、
第二学区の工業区域に転がり込み、『ドラゴンライダー』の量産配備試験機のテストに携っている。
同テストでアルバイトとしてテストドライバーを務める浜面仕上には『先生』と呼ばれているが、
正式に『警備員』に復帰したのかは判っていない。

試験機のテスト後、テレビオービットへの荷物搬送の依頼を受け、
浜面を伴ってダイヤノイドへ赴いたところ、サンジェルマンが引き起こした事件に巻き込まれることとなった。
荷物運搬を終えたために事件に関わらず撤収しよう、という態度を見せつつも、
ダイヤノイド内にいる滝壺理后達が気がかりな浜面に対して彼女たちとの合流を促すなど、
保護対象となる子供達に対しては気遣いができる一面も見せた。

サンジェルマンとの戦闘で浜面を助けて窮地に陥った所を麦野沈利達に救われる。
上記の通り『運搬着』が破壊されてしまったため、
その部品からPDW(携行式防衛火器)をでっちあげて戦闘に加わった。

その後ダイヤノイドの最下層に赴いた所でインデックスとオティヌスを発見し保護した模様。
上条と浜面と合流した後、二人の心を動かした加納神華の元に付き、サンジェルマンとの最終決戦を共に参加。
サンジェルマンのネットワークを破壊するためのサンプル入手とサンジェルマンの数減らしに回った。

その射撃技術は相変わらず健在であり、
原子崩し』を持つ麦野を抑えてシャンボールを最も撃墜している。
戦闘を見ていた麦野や絹旗からは、
麦野「チッ、美味しいトコはみんな大人が持っていきやがる!」
絹旗「つーかあれ、超なんなんですかね?ゼロ距離狙撃手?ジャンルが分からん!!」
と評された。


最終更新:2019年01月19日 00:54