【種別】
人名

【初出】
十五巻

【CV】
林 大地

【解説】
暗部組織『メンバー』所属の青年。高校生。

学校では人当たりのいい好青年を演じているが、本性は腹黒く、他人を「駒」として見下している。
極めて自己中心的な性格で、人の信頼や繋がりといったものを蔑む。
自分の同僚も(暗部としては妥当だが)信用しておらず、
自らの手柄を横取りされないように単独行動することが多い。

担当は安全地帯から全体を眺め、サポートや指示を行う指揮官的役割。
情報を収集・分析して綿密な作戦を練るが、
不確定情報に惑わされたりと自身の分析力を過信している部分も見受けられる。

本人は無能力者であり戦闘技術もないため基本的に表立っては戦わないが、
有事の際は博士から貸与されたロボットを操縦する形で戦闘を行う。
また、人を目的に誘導するための話術にも長けている。

大覇星祭では何者かから「御坂美琴に遅効性の麻酔を打ち込む」よう依頼を受け、
バルーンハンターを利用し、蚊を模したロボットを使って任務を遂行した。
しかし実際に打ち込まれたのは美琴本人ではなく、偶発的なアクシデントによって入れ替わっていた妹の方であった。
競技にも勝利するが、馬場自身は勝敗にさして興味を持っていない様子である。
その後も妹達確保のため暗躍し、大能力者の婚后光子をナノデバイスを使った奇襲で撃破してみせたが、
泡浮万彬湾内絹保の二人を侮り、能力を見誤ったためロボットもナノデバイスも失い敗北。
敗北の屈辱から後先考えずにT:MTを起動し二人への復讐を図るが、美琴により瞬殺。
通信電波により自身の居場所も瞬時に特定され、システムを乗っ取られたために閉じ込められ、リタイアした。

10月9日の暗部抗争では『避暑地』に潜み、遠隔操作で四足歩行のロボット(T:GD)を操り博士のサポートを行っていた。
博士があっさり死に、査楽一方通行にやられ、『避暑地』から逃走しようとしたが、水攻めをされて閉じ込められてしまう。
ショチトルからも見捨てられたところで『避暑地』の回線のケーブルも切断され、
閉じ込められたことによる「助けは来るのか」、「食料や酸素は持つのか」
という想像からの精神的疲弊に苛まれ、戦線からリタイアした。
その後の動向は不明。

【余談】
体型や顔立ちが媒体によってかなり異なる。
原作では「やや小太り」と描写されていたが、漫画超電磁砲ではかなりのデブ体形となっている。
またアニメ『禁書目録Ⅲ』では細身のイケメンとなり、
アニメ『超電磁砲T』では太めではあるものの、どちらかというと筋肉質な体形で比較的イケメン気味に描かれている。
あまりに見違えていることから、ファンからは「アニメ出演のためライザップで鍛えた」とネタにされている。

「安全だと思っていた所に閉じ込められる」「水が原因で負ける」
など、超電磁砲ではこの先の行方を暗示するかのように十五巻へのオマージュが盛りこまれている。


最終更新:2020年04月01日 13:57