【種別】
人名

【初出】
とある科学の超電磁砲第七話

【CV】
田中敦子

【解説】
水穂機構病院の院長が外部から招聘した、
大脳生理学専門チーム所属の女性。
専攻はAIM拡散力場だが、過去にはある実験のために教師をしていた事がある。
誕生日は8月9日。
整った容姿をしているが自身に自覚はなく、
性格面も科学者らしいと言うか、世間の一般常識に囚われない独特の思考を持っている。
病院内の冷房が壊れて暑いからと言う理由で周囲に男性が居るにもかかわらず突然下着姿になったり、
喫茶店で佐天が飲み物をこぼした際には、
「濡れたのはストッキングだけだから」
という理屈で突然店内でストッキングを脱ぎだすあたりにその一端が垣間見える。
上記のような行動から、一部の人間からは「残念美人」などとも称される。
また、ニンジンや虫が苦手だったりと、子供っぽい一面も。

幻想御手』事件の捜査に協力しているように見せたが、実は事件の黒幕。
暴走能力の法則解析用誘爆実験で傷つけてしまった子供達の恢復手段を探るために、
樹形図の設計者の使用申請を23回に渡り申し込むが全て却下され、
代替の演算装置を得るために『幻想御手』を作成した。
なお、この実験は木原幻生の主導で行われており、幻想御手のアイデアに繋がるヒントを木山に与えたのも彼であった。
犯人と突き止められた後は追手の警備員を脳波ネットワークを利用した多才能力で壊滅させ、
御坂美琴と交戦するが、ネットワークの暴走により『幻想猛獣』が現れた為に中断される。
美琴が『幻想猛獣』を撃退した後、抵抗する力を失ったため、警備員に拘束され連行された。
その際、『幻想御手』の発想元となった「美琴も無関係でない何か」の存在を仄めかし、
「君も私と同じ、限りなく絶望に近い運命を背負っているという事だ」
と言い残している。

アニメ版では学園都市都市伝説の一つ『脱ぎ女』とされており、
駅までの道を尋ね、相手が親切に説明してくれている最中に突然脱ぎ出したとか、
脱ぎ女に遭遇すると、遭遇した女性も脱ぎ女になり、元に戻すには頭にパンツをかぶる?
などの一部真実な噂が流れていた。
同じくアニメ四話では自分が車を駐車した駐車場が分からなくなり、
途方にくれていた所を上条当麻に声を掛けられた。
その際も、暑いからと言う理由で突然上着を脱いで涼んでおり、
更にその後、アイスを持った子供が転び、スカートにアイスが直撃した際にも躊躇無く脱ごうとしていた。
ちなみに作中で青色のランボルギーニ・ガヤルドに乗っており、運転技術も高いようである。

アニメ版では警備員に逮捕された後、カエル顔の医者の尽力で保釈されたと設定されており、
「乱雑開放(ポルターガイスト)」編ではキーパーソンとして再登場。
幻想御手では救えなかった子供達を今度こそ救うため、美琴たちと協力して事件に介入している。
これはあくまでアニメ版での設定であり、原作漫画の世界で彼女がどうなったかは明確に描かれていないが、
『超電磁砲』担当編集者の荻野氏は「アニメで起こったことは漫画でも起こったものとして描いている」としている。
また、原作漫画に木山が再登場しないのは作画担当の冬川氏の意向であるという。

最終更新:2023年08月09日 12:56