【種別】
強度(レベル)

【初出】
一巻

【概要】
学園都市に7人しかいない最高レベルの能力者
学園都市の生徒180万人のうちの上位7名であり、言うなれば学園都市の最優秀生徒たち。
「一人で国家の軍隊と対等に戦える」と評されるほどの強大な力を持つ。
アストラル・バディでの描写によれば、超能力者の認定には統括理事会での承認が必要であるらしい。

能力の大小を基準とする強度(レベル)とは別に、超能力者内での順位が存在する。
この順位は純粋な出力だけでなく、能力研究の応用が生み出す利益、精密性、発展性等を基準に決定されており、
直接的な能力の強さのみに基づいているわけではない。
第七位が強大な戦闘能力を持っているにもかかわらずこの順位なのも、これが理由である。
しかしそれを加味しても第一位第二位は規格外の能力を持っており、事実戦闘では第三位以下とは比較にならない程の戦力差がある。

ショッピングセンターで能力実演が行われる際に学園都市が提供した内申書によると、
美琴以外の超能力者は『性格が破綻しすぎでとても能力実演なんかに招けない』らしい。
また、大覇星祭の選手宣誓を依頼することになった運営委員会の学生からは、
「隠しても隠しきれない人格破綻者の集まり」と呼ばれていた。
能力者として『自分だけの現実』を持つということ自体「まともな現実から切り離される=一種の精神異常者になる」ことだと言えるので、
超能力者に達するほど強固な『自分だけの現実』を持つ彼らが「人格破綻者」扱いされるのは、確かに無理のないことと言える。
ちなみに美琴は前者には『この子なら穏当』、後者には『安全牌』と評価されている。

尤も、美琴はあくまで「他の六人と比べたらまとも」という意味であり、
自動販売機を蹴って無料でジュースを手に入れたり、過度なスキンシップをする後輩に電撃をかましたり、男子高校生に向けて致死レベルの能力を使ったりと、
傍から見ればまともとは言いがたい一面もある。

ただし、ストーリー内では五人の超能力者が精神的に大きな成長を見せており、七人の内二人が元から『ヒーロー』の性質を持つ。
この事から現状は、科学サイドの最も力のある「ヒーロー」の集団とも言え、
統括理事長の口からも「本人がどれだけ否定しようが、彼らがこの街の自浄作用として働いている」と評価されている。
とはいえ、上条に言わせれば「正しい事に対してはとことんまで傲慢」という側面もあり、
自身が正しいと信じることを実行する際に周囲の迷惑や被害を度外視する傾向がある。
作中で挙げられた例は、『ハンドカフス』の実行を一人で決めてしまった第一位、
『実験』妨害のために破壊活動を行った第三位、『藍花悦』の貸し出しを上条に強制しようとした第六位の3名。

【メンバーと序列】
第一位:一方通行一方通行
第二位:垣根帝督未元物質
第三位:御坂美琴超電磁砲
第四位:麦野沈利原子崩し
第五位:食蜂操祈心理掌握
第六位:藍花悦(能力不明)
第七位:削板軍覇(解析不能)

他にもレベル5へとなりうる素質がある人物として、
が挙げられている。

【備考】
作者的裏設定においては、「白井黒子よりも見た目とインパクトが『派手で強い』」
ことが超能力者の条件の一つとなっているらしい。

順位は上述のように「能力研究の応用が生み出す利益」に基づいて決定されているが、
それとは別に上位3人はアレイスターのプランにおいても重要な役割を担っており、このことも順位の決定に影響しているのかもしれない。

【関連】
ファイブオーバー

最終更新:2021年03月16日 04:42