ドラムブレーキの最大性動力はディスクブレーキとはそれ程変わらないといわれるが、
・ドラムよりフェードしづらい傾向にある
・急制動中のコントロール性に優れる
・ドレスアップ効果
というメリットがある。

作業に当っては、基本的なメガネ、レンチ類の他に、フロントタイヤを浮かせられるスタンドが必要。
その他特殊な工具などは不要だが、足回りなのでトルクレンチによるトルク管理をしっかりと行うこと。

現在エイプのフロントディスク化には複数の手段がある。
代表的な手法と難易度(価格/作業含め)は以下の通りだが、古いパーツを利用する場合は、それなりにメンテナンスする必要がある為、難易度は上昇する。
方法 難易度
Type-Dの足移植
XR100の足移植
武川/キタコのキット
NSR50/80/NS-1のフロント移植
中華製キット

XR100の足回りがオークションを中心に出回ってきたので、ディスク化の難易度は低下傾向にある。

Type-Dの足移植

フロントフォーク~タイヤ一式があれば、ディスク化はボルトオンで可能。最も簡易にディスク化が出来る。
必要なパーツは
タイヤ、ブレーキディスク、ディスクキャリパ一式、フロントフォーク(フォークケース部分だけでも可能)、アクセルホルダー等。
2009年7月時点でのオークション相場は一式で6~7万。
ダウンフェンダーキットは装着不可だが、ボトムケースにボルト穴がある為、NSR用のフェンダーが装着可能。

XR100の足移植

比較的玉数が揃ってきた感のあるXR100の足回り。
Type-Dと同様ディスク化はボルトオンで可能。
XR100のフロントフォークはType-Dに比較して全長が300mm長い点に注意。
全長を変えたくない場合はフロントフォークを分解し、ボトムケース以外を全てエイプ純正のものに換装すれば良い。
リアもあわせてXR100のものを移植すれば、全体の車高が高くなるが、フロントフォークの分解は必要ない。
XR100のサスペンションはエイプのものより強化されている為、乗り心地は変化する。
フォークケースにフェンダー用のボルト穴が無い為、ダウンフェンダー化は加工が必要。

武川/キタコのフロントディスク化キット

エイプのフォーク、ホイールをそのまま流用可能。
部分的に純正部品で代用可能な為、パーツを持っている場合、最も安価になる可能性がある。逆に既存パーツが無い場合、高価になりがち。
NSR後期、NS-1後期のディスクキャリパ(前期型は分厚い為、ホイールと接触する)が必要で、オークションで手に入れるにも、これらを見分ける必要がある。

NSR50/80/NS-1のフロント移植

NS-1のボトムケースを利用してディスク化を行う。
NSR50/80は、インナーチューブ径が30mmでボトムケースと共にディスク周り以外に互換性が無い。
必要な物は、
NSR/NS-1のボトムケース、メーターギア、メーターケーブル、ディスクキャリパ、NSR50、若しくは互換のホイール、タイヤ、等多岐に渡る。
メーターギアがそのままでは装着できない為、小加工が必要。
一式で揃える事が難しく、NSR/NS-1パーツの経年劣化が進んでいる為、中級者以上でないとパーツ集めが難しい。
現在ではXR100/Type-Dの足回り一式を探す方がパーツも新しく作業は容易である。

中華キット

ステムから丸ごとエイプ用として売っているディスク化キットが存在する。
実際の購入者のレポート等で、フォークオイルが殆ど入っていない、メーターギアがおかしいなど、購入後手間が掛かることが指摘されている。
ブレーキ周りのパーツである事を考えると、上級者の洒落で装着するレベルと考えた方が良いだろう。

参考資料

独自に計測した各機種のパーツデータ
機種 1 2 3 4 5
APE100 690 537 330 458 179
XR100 720 541 320 422 198
NS-1 680 508 310 430 199
単位mm

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